6/25(日) JFL第13節 vs Honda FC|マッチデープログラム掲載 中山雄登インタビュー番外編

6/25(日) JFL第13節 vs Honda FC|マッチデープログラム掲載 中山雄登インタビュー番外編

ホームゲームで配布する「マッチデープログラム」。そこに掲載されるインタビューの番外編を、試合前日にWebでお届け。

今節のHonda FC戦の表紙とインタビューを飾ったのは、今年加入した中山雄登。テクニックに目がいくプレースタイルとは裏腹に、人間的な鍛錬を重ねてきた彼のこれまでのキャリアとは。


―キャリアの原点、サンフレッチェ広島のアカデミーには中学時代から6年間在籍しましたが、振り返っていかがですか。

「広島県は関東のように選択肢が多くなくて、サンフレッチェはみんなが目指している存在で、夢でもありました。Jリーグのユースチームは高体連のチームに比べて『上手いだけ』と言われることがありますが、広島は高体連らしさがあるチームで、当時U-18の監督をしていた森山佳郎さんも『上手いだけだと思われたくない』という話をよく言ってました。技術的な面ももちろん教わりましたが、それ以上にメンタル面や戦う気持ちをすごく鍛えられた6年間だったなと思います」

―進学先に選んだ流通経済大にも、中野雄二監督という数々の名選手を育ててきた監督がいます。

「中野さんにもサッカーよりは、どちらかというと人間的な部分を教えてもらいました。印象に残っているのは『隣の家が火事になったとき、放っておくような人間になるのか』という話で『人のため、誰かのため』みたいなところはすごく学んで、今でも大事にしています」

―大学卒業後はロアッソ熊本に加入し6シーズンを過ごしました。熊本時代は振り返っていかがですか

「熊本はまず地域としてすごく好きです。人も温かいし、ご飯も美味しくて、自然もあって、熊本に行った選手は、みんな熊本のことを好きになると思います。サッカーの部分だと、特にサッカーを学ばせてもらったのは熊本時代だったなと思います。キタジさん(ヘッドコーチ 北嶋秀朗)がいたからなんですけど、もっと早く出会っておきたかったなと思います」

―クリアソンに加入して、印象的な選手はいますか。

「びっくりしたのはタケ(須藤岳晟)ですね。今まで見てきたキャプテンの中で誰よりも熱くて…これまであんな人はいませんでした。タケはJリーグを経験していませんが、だからこそ一緒に昇格したいと思うし、チームを思いで仲間を大切にする彼と、本当に出会えてよかったと思います。タケにはいろんなことで怒られてばっかりなんですが『タケにもっと早く出会っておきたかった』って言うと『手遅れだ』って笑われます(笑)」

―株式会社Criacaoの一員としてビジネスにも挑戦されていますが、ビジネスの難しさを感じることはありますか。

「人前で話すことが苦手なので、もっと学んでおけばよかったなとは思います。他にも難しさはいろいろな場面で感じていて、特に今僕がやっているパートナー営業はすごく難しい。自分たちは時としてモノ以上に価値がある…付加価値のようなものを売っていて、その価値をどう高めていけるか、そこを頑張って考えていかなくてはと思います。まずは相手をちゃんと見て、どんなことが価値になるのかを考えるということですね。そんなことを最近は感じています」

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