Match Result
クリアソン新宿 2（0-1、2-0）1 ブリオベッカ浦安
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 千葉丈太郎、須藤岳晟、鈴木翔登
MF 澤井直人、中山雄登、上田康太、瀬川和樹、池谷友喜、大﨑淳矢
FW 佐野翼
Substitute
阿部雄太、樋口裕平、西山大輝、森村昂太、高橋滉也、齊藤和樹、赤井シャロッド裕貴
HT：大﨑淳矢→森村昂太、池谷友喜→齊藤和樹
82分：澤井直人→高橋滉也
84分：佐野翼→赤井シャロッド裕貴
90＋2分：中山雄登→西山大輝
Goal
36分：ブリオベッカ浦安
55分：佐野翼
70分：佐野翼
マッチレビュー （written by 土屋秋喜）
レイラック滋賀、ソニー仙台FCに連敗を喫し、順位を11位まで落としたクリアソン新宿。昇格組のブリオベッカ浦安を聖地・国立競技場で迎え撃った今節では、前節からスタメンを2人変更。CBには新加入の鈴木が入り、シャドーには大﨑が今季初めてスタメンに名を連ねた。
試合序盤はクリアソンペースで進む。7分には左サイドで抜け出した瀬川のクロスに、中央の佐野がダイレクトで合わせる。ここは枠外へと飛んだが、その後もクリアソンがサイドからの攻撃を中心に主導権を握る。
しかし36分、相手CKを一度は弾くも、セカンドボールを拾われクロスを上げられるとそのこぼれ球を押し込まれ失点。「平均身長が低いことは自覚していたので、一つ目のところではやらせなかったが、その分スペースが空いてしまった」（監督 成山）。3戦連続で前半30分台に先制を許し、1点ビハインドで試合を折り返す。
迎えた後半は、大﨑と池谷に代えて森村と齋藤を投入。49分には千葉のロングボールを瀬川がPA内で落とし、最後は森村がボレーシュート。ここもゴールとはならなかったが、交代で入った2人を中心に流れを呼び戻す。その後も主導権を握り続けると迎えた55分、森村が中盤でボールを奪うと、上田から前線の瀬川にパス。最後はスルーパスに抜け出した佐野が華麗に流し込み試合を振り出しに戻す。
逆転に向けさらに攻勢を強めると、70分にはゴール正面でFKを獲得。上田のキックはポストに嫌われるが、跳ね返りを佐野が頭で押し込む。「練習中の感覚の良さみたいなことが、今日の試合でも出たんじゃないかと思う」（監督 成山）。ストライカーの嗅覚を感じさせるゴールで逆転に成功する。その後は浦安の反撃に遭うが、身体を張った守備と浅沼のセーブで最後までゴールを守り切り、2-1で第2節以来の勝利を収めた。
次戦はアウェイでのミネベアミツミFCとの一戦となる。新宿の地での勝利の勢いそのままに、連勝街道へと突入したい。
監督コメント
ー試合を振り返っていかがですか
まずは、今年も国立で試合をさせてもらえたことに選手共々感謝しています。2連敗で今日を迎えていましたが、国立の雰囲気に助けてもらいながら力を発揮できて、今日の会場全体に心から感謝しています。浦安は中々結果が出ていませんでしたが、確実に点は取っていたチームだったので、特にセットプレーでは強烈な高さを持っており注意していました。ただ、さすがの迫力のある攻撃を繰り出され、先に点は取られてしまいました。それでもクリアソンはスタメンもベンチメンバーも含めて今週はケガ人が復帰しい良い競争ができていたので、交代の選手も含めて役割分担しながら、90分間上手くデザインができたんじゃないかと思います。
ーHTでの2枚代えにはどのような意図がありましたか。
森村も前節までスタメンで、斎藤も前節途中出場で状態が良いのはわかっていたので、コロナ禍で交代枠が増えてHTは交代回数にカウントされないということもありバトンをつなぐじゃないですけど、そういうのを考えながら準備しておこうということで事前にコーチ陣とも話し合いながら準備してきたことでした。選手の実力に大きな差はないので、最初はチームをまとめる役割の選手にゲームを進めてもらって、途中から同じ実力を持ってる人たちで馬力出していこうと、そういう狙いで試合前から準備してきたことが上手く発揮できたと思います。
ー2得点を挙げた佐野選手はどのように評価していますか。
一番はシュートが上手な選手なので、今日の相手は４バックだったのでCB間に立ってもらって、とにかくゴールに近いところでプレーしてシュートを打ってもらえるようにチームの配置も考えて１週間練習していました。あとはシュート練習を今週は増やしました。失点数は去年より減っているんですが、2節以降なかなか得点が取れていなかったので、シュート練習を繰り返す中で、彼は練習でもゴールを量産していたので、その感覚の良さみたいなことが今日の試合でも出たんじゃないかと思います。
