Match Result
ヴィアティン三重4(2-0、2-0)0クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 岩舘直
DF 黄誠秀、鈴木翔登、相澤佑哉
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、池谷友喜、千葉丈太郎
FW 小池純輝、佐野翼
Substitute
浅沼優瑠、米原祐、渥美瑛亮、西山大輝、今井聖士、赤井シャロッド裕貴、大﨑淳矢
HT:黄誠秀→米原祐
64分:千葉丈太郎→今井聖士、小池純輝→赤井シャロッド裕貴
71分:池谷友喜→大﨑淳矢
80分:澤井直人→渥美瑛亮
Goal
21分:ヴィアティン三重
41分:ヴィアティン三重
59分:ヴィアティン三重
72分:ヴィアティン三重
Match Review
大敗の開幕戦から1週間。第2節はアウェイでのヴィアティン三重戦となった。会場のラピスタは試合前から雨が降り、ボールが滑りやすいコンディション。
クリアソンは前節からスタメン3人を入れ替え。両ウイングには澤井と千葉が入り、中盤には昨季チームで唯一全試合にスタメン出場した中山が名を連ねた。
注目が掛かったのは先制点をどちらが挙げるか。「決定機を先に決めてれば全く違う展開もあった」(監督 北嶋)と前節を振り返るように、先手を打ちリズムに乗れるかが鍵となった。
実際に先に決定機を迎えたのはクリアソン。「とにかくシュートを打っていこうと全体で意識していた」(赤井)と積極的な姿勢を見せると、7分、右サイドの組み立てから澤井がフリーで受けるとドリブルを開始。一人を交わし前に出ると、ファーサイドに鋭いクロスを送る。このボールを小池が倒れ込みながら合わせるも、相手GKに阻まれゴールとはならない。
その後も19分に中山の縦パスに反応した千葉が相手DFラインの裏へと抜け出すもシュートはミートせず。チャンスを作りながらも得点には結びつかない時間が続くと、21分、左サイドから崩され失点を喫してしまう。
それでも大崩れはせず、32分には池谷のミドルシュートが相手の手に当たり、判定はPK。同点に向け千載一遇のチャンスを得ると、このPKのキッカーは小池が担当。中央へと蹴り込んだが、右へ飛んだ相手GKが足でセーブし同点ゴールとはならない。
「得点のチャンスがある中で決めきれず失点してしまう、その勝負の際やキモを抑える弱さやが今のチームにはある」(北嶋)と振り返る通り、決めるとことを決めきれず、守るべきところと守りきれない、そんな勝負強さの欠如がチームを苦境に立たせてしまった。
41分にも失点し、前半を0-2で折り返す。
後半は黄を米原に代え、まずは守備面の安定からリズムを作りなんとか同点への活路を見出そうとする。しかし、59分にはCKから試合を決定づけられる3点目を献上すると、72分にもさらに失点。開幕戦と同じ0-4で試合終了のホイッスルを迎え、開幕連敗となった。
開幕2戦でノーゴール、8失点で最下位に立つ苦境に陥っているが、確かな前進も見られてる。「今日も先制するチャンスがあったり、PKも得ている。あと少し、1メートルのところで入らない、そのあと少しを選手と共に詰めていきたいと思う」(北嶋)。この試合でも54分にショートカウンターから石井がシュートを放ったシーンや、56分に自陣からボールをつなぎ、相手のプレスを掻い潜って敵陣深くまで侵入したシーンなど、あと一歩というシーンは多く見られた。
次戦は舞台をホームに戻してのラインメール青森戦。「あと少し」を練習から詰め切り、今季初勝利を届けたい。
Comments
監督 北嶋秀朗
―試合を振り返っていかがですか
先制するチャンスはありました。ゴールまであと1メートルのところまで迫っていたり、PKを得て同点になるチャンスがあったり。ゴールにはだいぶ近づけていると思います。そういったシーンをゴールに繋げるためには何が必要なのか、それをしっかりと探します。あとは軽率な失点が続いているので、そこもしっかりと改善しなきゃいけないと思います。
―開幕戦との違いはどんな点で感じていますか
開幕戦も0-4で負けて、2試合続けて0-4で負けることになってしまいましたが、HTに選手たちに話したのは、開幕戦とは全然違う展開なんだということです。勇敢にプレーできていましたし、相手のプレッシャーの外し方、そこからゴールに迫るルートも見えていて、開幕戦とは違う内容でした。ただその中で決めきれずに失点しまう、そのキワやキモを抑える弱さというのがチームには蔓延してる、そんなふうに感じます。
―この逆境を乗り越えるにはどんなことが必要だと思いますか
凡事徹底とはよく言いますけど、どれだけ一つのパスにこだわれるか、守備は最後のところを足や体に当てられるか、そこが大事だと思います。あとはゴール前の、あと1メートルのところでシュートが入らないなら、もう0.5メートル近づかなければいけない。そういったところを選手とともにやっていきたいと思います。
小池純輝
―試合を振り返ってかがですか
決めるか決めないかというところで試合の明暗が分かれてしまったと思うので、責任は感じています。前節と比べればチャンスもあって、そこを決め切ることができれば違う展開もあったと思います。
―攻撃陣としてさらに改善しなくてはいけないのはどんな点ですか
決め切るというところに尽きます。一つ決まると守備も攻撃もいい方向に回り出すと思うので。今日はPKがあった中でも決めきれなかった。そこをどうにかするのが最優先だと思います。
赤井シャロッド裕貴
―途中交代での出場で意識したことは何でしたか。
まずは点取らなくてはいけなと思っていました。それでもシュートを打てていないですし、前節も僕は1本しか打てなかった。FWで打てないなら試合に出てる意味ないじゃんって思われてもしょうがないと思います。もっとゴール前で脅威にならないと、チーム勝たせられないなと思います。
―攻撃陣としてどんな点に課題を感じ、どんな点を意識していましたか
とにかくシュートを打っていこうということは意識していました。イケくん(池谷)もシュート打っていった結果PKにつながった。シュートを打たなきゃ何も始まらない、打ったら何かあるかもしれないということは話していましたし、その部分はできていたと思います。実際にチャンスもあったので、あとは決め切るところだと思います。