東京対決でも勝ち点を掴むことはできず。開幕4戦勝ちなしに|3/30 (土) JFL第4節 vs 横河武蔵野FC|レビュー、コメント

東京対決でも勝ち点を掴むことはできず。開幕4戦勝ちなしに|3/30 (土) JFL第4節 vs 横河武蔵野FC|レビュー、コメント

Match Result

横河武蔵野FC 2(2-0、0-0) 0クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 鈴木翔登、米原祐、相澤佑哉
MF 澤井直人、須藤岳晟、中山雄登、西山大輝、大﨑淳矢、今井聖士
FW 赤井シャロッド裕貴

Substitute

鶴田爽太郎、竹内諒太郎、黄誠秀、上野正騎、池谷友喜、小池純輝、佐野翼

HT:赤井シャロッド裕貴→佐野翼、西山大輝→上野正騎
62分:大﨑淳矢→小池純輝
79分:澤井直人→池谷友喜、須藤岳晟→黄誠秀

Goal

16分:横河武蔵野FC
34分:横河武蔵野FC

Match Review

開幕3戦未勝利、前節は試合の大半を数的優位で戦いながらゴールが奪えないなど調子が上がらないクリアソン。なんとか浮上のきっかけを掴みたい第4節は、武蔵野との東京ダービーとなった。

クリアソンは前節からスタメン3人を入れ替え。ボランチには前節メンバー外だった須藤が入り、左サイドには西山と大﨑をチョイス。フォーメーションは引き続き5-4-1となった。

試合序盤は横河武蔵野FCにペースを取られる展開。ボールを保持されながら押し込まれ、ゴール前に迫られる展開。ショートコーナーからも決定機を作られるが、GK浅沼を中心にギリギリのところで防ぐ。

しかし、16分スコアが動く。センターライン付近のFKから左に展開。ふわっとバイタルエリアに放り込まれたボールの処理がうまくいかず、拾った横河武蔵野FCの石原に振られたボレーシュートがゴール右隅に決まって失点。

何とか0-0を維持したい展開だったが我慢できなかった。続く34分にもコーナーキックから失点。0-2と厳しい展開になってしまった。

1点ずつ返していきたい後半、指揮官は頭から佐野と上野を投入。上野、今井が入る両サイドからの仕掛けでゴールを狙う姿勢を見せる。

しかし、ビルドアップのミスも重なり、なかなかゴール前を固める相手守備陣を崩せない。「後半はボールホルダーに対してアタックして奪いにいくことで前半よりはボールが握れた」(佐野)と攻勢を強める時間は長かったものの決定的な形は作れず。0-2のまま再終了のホイッスルを迎えた。

これで開幕4戦未勝利、その間無得点10失点と長いトンネルに入ってしまったクリアソン。それでも「準備してきたことをやるぞという段階にはきている」(米原)と戦術面では手応えもある。その上で課題となっているのが「相手にいい形で打たせないとか、危ないスペースを咄嗟の判断で埋めるとか、個人の部分。そこは守備だけじゃなく攻撃もそうで、それぞれが突き詰めていくべきだと思います」(米原)。

次戦は今季初の西が丘での開催となる栃木シティFC戦。浮上のきっかけをつかみたい一戦となる。「ある意味吹っ切れて、もっとシンプルにサッカーの本質であるゴールに向かうという点を最優先に考えることができれば変わると思う」(佐野)。まずは今季初ゴールを期待したい。

Comments

米原祐

――試合を振り返っていかがですか。
今のチームの状況だと、早い時間に失点するとどうしても悪い雰囲気になってしまうので、まずは失点しないことを意識して試合に入りました。ただ前半に失点してしまって、そこから立て直せずにさらに失点をしてしまったという試合でした。押し込まれるのはある程度仕方ないと考えていて、PA内の危ないエリアにさえ入られなければ守れると思っていたんですけど、それでも守りきれないところが弱さなのかなとおもます。

――1失点目までは危ないシーンが続きましたが、ピッチの中ではどのように感じていましたか。

映像を見ないとわからないところもありますけど、ゴール前の守備は普通の守備とは少し違って、相手にいい形で打たせないことや最後の局面で身体に当てることが重要だったりします。そこは戦術というよりも個人の力で、それぞれが突き詰めていくしかないと思います。守備も攻撃も同じで、個人が「今、ここがチャンスだから走らなきゃいけない」とか「ここが危ないから戻らなきゃいけない」とか、勝つチームはそういう判断ができるので、そこを突き詰めていかなくてはいけないと思います。

――チームとしての擦り合わせはできているから、個人の判断の部分を突き詰めようということですか

そうですね。準備してきたことをやるぞという段階にはいるので、それに相手がどう出るかによって自分たちがピッチの中で臨機応変に変えていく、そういう部分の質が大事だと思います。

佐野翼

――試合を振り返っていかがですか。

とにかくゴールに向かう姿勢を意識し、相手の背後に落とすようなボールが欲しくて、そのための動きや要求はしていました。それが相手のブロックを崩す第一歩になると思います。後半はボールホルダーにプレッシャーをかけて奪うことができて、前半よりもボールを握れたと思うんですが、相手がプレッシャーに困って出したボールを自分たちが奪えるかで流れが変わっていくと思うので、もっと一体感を持って動くという点を次節に向けてやっていきたいです。

――次戦に向けてはいかがですか。

これである意味吹っ切れて、みんながもっとシンプルにサッカーの本質であるゴールに向かうというところを最優先に考えることができれば変わっていくと思います。そこがクリアソンの強みを出せるポイントでもあると思いますし、泥臭く、綺麗にやらなずにできるチームだと思うので、そこをチーム内で共有してやっていくしかないと思います。

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