国立開催の一戦。歴代JFL最多入場者数更新も 勝利することはできず|6/7(金) JFL第11節 vs FCティアモ枚方|レビュー、ハイライト、コメント

国立開催の一戦。歴代JFL最多入場者数更新も 勝利することはできず|6/7(金) JFL第11節 vs FCティアモ枚方|レビュー、ハイライト、コメント

Match Result

クリアソン新宿 1(0-2、1-2)4 FCティアモ枚方

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 千葉丈太郎、米原祐、相澤佑哉
MF 高橋滉也、中山雄登、石井圭太、瀬川和樹、池谷友喜、今井聖士
FW 佐野翼

Substitute

鶴田爽太郎、須藤岳晟、上野正騎、黄誠秀、小池純輝、齋藤和樹、大﨑淳矢

38分:瀬川和樹→上野正騎
56分:佐野翼→齋藤和樹、池谷友喜→小池純輝、相澤佑哉→黄誠秀
76分:高橋滉也→大﨑淳矢

Goal

28分:FCティアモ枚方
39分:FCティアモ枚方
51分:FCティアモ枚方
55分:FCティアモ枚方
86分:齋藤和樹

Match Review

3度目の新宿の日。今年は「SHINJUKU NIGHT FOOTBALL」と題し、金曜ナイターでの開催となった。

聖地・国立競技場に迎えたのは現在JFLで2位と好調のFCティアモ枚方。クリアソンの北嶋秀朗監督、枚方の二川孝広監督、大黒将志ヘッドコーチら往年のJリーグを彩った名選手たちが指導者として再会するという瞬間にも多くの注目が集まった。

試合は序盤から枚方ペース。「良さを出すためのチャレンジではなく、失敗しないためのプレー選択が多くなってしまった」(千葉)と枚方のプレッシャーを剥がせず、押し込まれる展開に。

浅沼の好セーブもあり、飲水タイムごろまでは凌いでいたものの、試合を動かされたのは28分。最終ラインでパスをつないでいた中で米原のコントロールが大きくなった一瞬のスキを突かれボールを失うと、そのままゴールに流し込まれ先制を許してしまう。

その後も立て直せずにいると、32分には千葉がPA内で相手選手を倒してしまい、PKを献上。ただこのPKはクロスバーに弾き返され九死に一生を得る。

これを反撃へとつなげたいクリアソンは34分、浅沼からのロングボールが敵陣でこぼれたところを佐野が拾い、遠目から果敢に狙う。ここは枠の右へと外れるが、昨季の国立での一戦で2ゴールを挙げヒーローとなった佐野が反撃への勢いをつける。

しかし39分、CKからのクリアボールを拾われシュートを許すと、浅沼が2度のセーブを見せながら跳ね返しきれず。こぼれ球を押し込まれ2点目を許す。このまま前半が終了し、2点のビハインドで後半へと向かった。

「攻撃面で、いつもとは違った立ち位置を提示したがそれがうまくいかなかった」(監督 北嶋秀朗)。前線から激しいプレッシャーをかける枚方に対して普段とは違った攻撃のアプローチをしながら前半ではリズムを作れなかった反省から、後半は高橋の立ち位置を高めに設定するなど普段通りのシステムに戻す。

しかし枚方の勢いは止まらず。6分に左サイドからのクロスを相澤がクリアしようとしたボールがそのままゴールへと向かってしまい、決定的な3点目を奪われてしまう。

さらにその4分後にも左サイドのクロスから得点を許し、点差は4点に。

ここで佐野、池谷、相澤に代えて齋藤、小池、黄を投入。すると左サイドで黄や上野、今井が時間を作り優位に立つと、一気に右サイドの小池へと展開する形が増え、一気にクリアソンがペースを握る。

すると86分、右サイドでボールを受けた小池が一人をかわし前を向くと、右足でクロスを上げる。このボールを齋藤か頭で合わせ1点を返す。さらにその2分後にも齋藤に決定機が訪れるなど一気にクリアソンの反撃ムードに。

しかし3点差の壁は大きく。1-4のまま試合終了のホイッスルを迎えた。

一昨年に記録したJFL史上最多となる16,218人の観客動員数の記録を更新する、16,480人が詰めかけたこの試合。

国立競技場、金曜のナイターゲームと特別な舞台での一戦は完敗で幕を閉じた。「ピッチでこの大きな借りを少しずつでも返せるようにやっていきたい」(千葉)。16,480人への恩は、次節からの勝利で返したい。

Comments

監督 北嶋秀朗

――試合を振り返っていかがですか
新宿の日にたくさんの方が国立競技場に来てくれて、16,000人を超えるJFL史上最多の記録を作ったということでその大きなパワーを感じながら戦いました。しかし結果的にみなさんをがっかりさせてしまうような試合になってしまったことに申し訳なさを感じています。

試合としては、守備面ではある程度狙っていたことができました。そこからショートカウンターで点を取りたいと考えていて、それが出せたシーンもあったと思います。

攻撃面でいつもと違った立ち位置を選手たちに提示したのですが、それが上手くいきませんでした。その原因は自分にあると選手たちにも伝えましたし、自分自身もこの失敗を身体に刻んで、次に進んでいきたいと思っています。

――後半の3枚替えからゲームが変わったような印象があります
後半から攻撃での立ち位置をいつもと同じ形に戻しました。そこからボールが回るようになりましたし、単純にソンス(黄誠秀)がボールを持って前進できる選手で、そこから前に進めたとも思います。

そうしてボールが最終ラインで落ち着き始めて、狙いたいスペースをみんなが理解して動きだしたことと、齊藤や小池のところでボールが収まって突破できたことが攻撃面の立て直しにつながったと思います。

――試合の中での対応力を磨くことが大切だとお考えですか
前半は立ち位置をいじったことで、選手たちの見える景色も変わったと思いますし、16,000人もの方の中でプレーするプレッシャーもあったと思います。それを考えると選手たちを責めることはできないですし、そういった決断を自分が下したことに選手たちに対する申し訳なさを感じています。

なので試合の中でそういった対応を自分で見つけるよりも、後半のような形で選手たちに明確に提示をして、そこから生まれるスペースを選手たちが見つけて使うべきだと思っています。 

千葉丈太郎

――試合を振り返っていかがですか
受け入れ難い結果ではありますが、最後になんとか1点取って意地を見せることができたのは良かったと思います。DFとして4失点はやってはいけない試合なので、その反省は大きいです。

――3失点はミスが絡んでの失点でした。その原因はどのような点にあると考えていますか
サッカーはミスのスポーツなのでミスが起きてしまうことはしかたないと思っています。

ただ今日はみんなの良さを出すためにチャレンジをするよりも失敗しないためのプレー選択が多く、普段なら一つ横パスを入れてから下げるようなところをいきなりボールを下げて、相手のプレッシャーの矢印を折れずに、いつもよりもプレッシャーを感じながらプレーすることになってしまっていたと思います。

その結果ミスが増えて自分たちのサッカーができなくなってしまって、守備のリズムが作れなかったことが4失点につながってしまったと思います。

――一方で後半途中からはゲームの雰囲気をガラリと変えることができました
ソンスくん(黄)は時間が作れるし、正騎(上野)や聖士(今井)に時間とスペースを与える選手なので、左サイドで余裕ができて右に展開して勢いを出すという形が作れたと思います。

また4失点してある意味で開き直れる部分もあって、HTで確認したことを一つずつ丁寧にやりながら、全員の絵がそろいはじめてからはうまくいくようになったと思います。

――16,480人もの方が見てくださる中での試合でしたがいかがでしたか
これだけの人が来てくれたことは本当にありがたいですし、本当に多くの人が関わってこれだけの人が来てくれて、一人の選手としてすごく幸せな空間でサッカーをさせてもらえたと思います。その感謝は大きいです。

とはいえ自分たちはサッカー選手で、ピッチでの借りはピッチでしか返せないと思います。16,480人の期待を今日は返せなかったので、これからまた練習を積んで、ピッチでこの大きな借りを少しずつでも返せるようにやっていきたいと思います。

齋藤和樹

――ピッチに入るまではどのように戦況を見つめ、ピッチに立った時にはどのようなプレーをしようと考えていましたか。
いまいち前線でボールが収まらずに前にパワーを出せていないと思っていたので、自分がピッチに立ったときにはボールを失わない、”ため”を作ってまわりを押し上げて、分厚い攻撃につなげるということを意識していました。

一緒にピッチに入った純輝くん(小池)も、自分で仕掛けてチームを押し上げてくれて、そこから前へのパワーを出せたと思います。

――ゴールシーンやその後のシーンでも身を投げ出すような気持ちが感じられました
やるかやられるかの試合、自分はどちらかといえばそういったがむしゃらなプレーは嫌いじゃないですし、前へのパワーを出せたと思います。

――16480人もの方が集まってくれた中で、最後に一矢報いた1点には大きな意味があったと思います。
自分は社員でもあるので集客の面でも力を入れました。自分が担当しているパートナーの方々も多く応援に来てくれたり、今日の朝「チケットを追加したい」と仰っていただけたり、そういった方になんとか喜んでほしいと思っていました。

結果は申し訳ないものでしたが、最後に一矢報いることができたのは良かったと思います。これだけ多くの方に応援していただけることは当たり前ではないですし、サッカーをしている以上、勝って恩返しをすることは一番大事だと思います。勝利という部分にもっと固執して頑張っていきたいです。

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