佐野翼の今季初ゴールで “新宿の日”に弾みをつけるウノゼロ勝利|6/2(日) JFL第10節 vs レイラック滋賀|レビュー、ハイライト、コメント

佐野翼の今季初ゴールで “新宿の日”に弾みをつけるウノゼロ勝利|6/2(日) JFL第10節 vs レイラック滋賀|レビュー、ハイライト、コメント

Match Result

レイラック滋賀 0(0-0、0-1)1 クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 千葉丈太郎、米原祐、相澤佑哉
MF 高橋滉也、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、今井聖士、池谷友喜
FW 佐野翼

Substitute

鶴田爽太郎、須藤岳晟、澤井直人、上野正騎、小池純輝、齋藤和樹、大﨑淳矢

67分:今井聖士→小池純輝、佐野翼→齋藤和樹
78分:高橋滉也→澤井直人、池谷友喜→大﨑淳矢

Goal

59分:佐野翼

Match Review

試合終了間際の失点で4試合ぶりの勝利を逃し、「勝つって本当に難しいと実感させられた」(監督 北嶋)前節から2週間。国立競技場での「新宿の日」を前に最後の試合となる第10節は、アウェーでレイラック滋賀との一戦となった。

試合前は風雨にさらされながらも、途中から日も差し気温が上がる難しいコンディション。

スタメンでは前節から2枚の変更。左サイドには開幕戦以来のスタメンとなる瀬川が入り、今井と池谷が2シャドーを組んだ。

前半は滋賀の攻撃を耐える場面が増えるクリアソン。2分に強烈なミドルシュートを浴びると、22分にもCKのこぼれ球からシュートを許し、立て続けにゴールを脅かされる。33分、36分にも決定機を作れられるが、浅沼の好セーブもあり先制点は与えず前半を終えた。

後半も開始直後に決定機を作られるが、徐々にプレスが機能しクリアソンペースに。

すると59分、CKのクリアボールを石井がダイレクトでクロスを上げ、ファーサイドで相澤が折り返す。このボールを米原が落とすと、最後は佐野がゴール左へと蹴り込んで先制点を奪った。

昨季は9ゴールを挙げ、エースとしての働きを見せた佐野。今季はここまで9試合ゴールなしと苦しい時間が続いたが、「クオリティも高く、みんなで戦って取れたゴールだと思う」(佐野)と、セットプレーからデザインされた二次攻撃で、ついに今季初得点を挙げた。

その後もクリアソンがペースを握る。試合終盤の時間帯でも、前節「ちょっとした勇気を持てなかったことが最後の失点につながってしまった」(監督 北嶋)という反省点にも修正が見られ、最後の最後まで前線から攻撃的な守備で相手にチャンスを作らせず。

1-0のまま試合終了のホイッスルを迎え、5試合ぶりに勝ち点3を手にした。

次戦は国立競技場での「新宿の日」。FCティアモ枚方との一戦となる。特別な一戦も「30試合のうちの1試合だと思って、何かが変わることはなく、今日のようにみんなで戦う」(瀬川)。

5試合ぶりの勝利の流れをそのままに、国立でも普段通りの戦いで勝利をおさめたい。

Comments

監督 北嶋秀朗

――試合を振り返っていかがですか
まずは滋賀のサッカーの盛り上がり、お客さんも、メディアの方もたくさんいて、レイラック滋賀さんが積み上げてきたものをすごく感じさせられる雰囲気でした。

すごく力のあるチームだということは選手たちも理解していて、そこに勝つための備えをしてきましたし、その多くを試合で出せたかなと思います。1-0で勝つことはできましたけど、迫力のある攻撃には最後までドキドキさせられて非常に脅威でした。なんとか勝ててよかったです。

――どういった点が試合を分けたとお考えですか
前節のヴェルスパ大分戦では、後半のアディショナルタイムに失点して引き分けに持ち込まれてしまったんですが、それは最後の時間帯で心が守備に持っていかれてしまったことが原因でした。

だから今日は「守備でもボールに攻撃し続ける」ということを選手たちと約束してピッチに送り出しました。それを90分間やり続けてくれたことが、勝利につながったと思います。

――試合に向けてはどんな準備をしてきましたか
自分たちの使いたいスペースを共有して、それに対して相手がどういうプレッシャーをかけてくるか、それに対してどう侵入していくのか、トレーニングを積んできました。前半、何度かそこからチャンスを作れましたが、決定打までは及ばなかったと思います。

もう一つこだわったのが、前線からのプレッシャーとロングボールを蹴られたあとのセカンドボールの回収です。そこも徹底してトレーニングを積みました。セカンドボールの拾い合いのところはうまくやってくれて、自分たちが回収できるシーンが多かったと思います。

佐野翼

――ついに今季初ゴールとなりました。
だいぶ長かったですけど、必ずどこかで取れるとは思っていました。それが今日、勝ちにつながるゴールになってよかったです。ゴールシーンはセットプレーからの二次攻撃で、ゴルゴ(石井)もクオリティの高いクロスを上げてくれて、佑哉(相澤)も頑張って競り合って、ヨネ(米原)がキープして、最後に自分が決めたというシーンでした。クオリティも高かったですし、みんなで戦って取れたゴールだと思います。

――得点を取れていない中でのシュートでしたが緊張はありましたか。
ヨネの落としのパスが思ってたのと違うところには来たんですけど、しっかりと面に当ててゴールに流し込むことを意識してシュートを打てたのでよかったです。

米原祐

――無失点での勝利となりましたがいかがですか。
全員でしっかりと体を張って、それを90分間やり続けることができたことが無失点につながりました。

――決定機を作られる場面も多くありましたが。
やるかやられるかの場面で、最後やられないということが大事です。決定機を何度作られようと、最後のところで跳ね返して、そこをネガティブに捉えすぎない。決定機を作られることは想定して、そこでなんとかするということを、GKを含めてやり続けることができたのがよかったかなと思います。

――次戦は国立競技場での一戦ですがいかがですか。
国立は特別な舞台ですし、そこに向けてチーム全員で、集客も含めて準備してきたというところはありますが、自分たちは一戦一戦、目の前の試合を戦うというところをブラさずにやっています。ただ「新宿の日」ということで、多くの方が、自分たちの戦う姿を楽しみにしてくれていると思うので、また一週間、しっかりと積み上げていきたいと思います。

瀬川和樹

――開幕戦以来のスタメン出場でしたがいかがでしたか。
自分らしさは出せましたけど、ちょっとしたミスが多いのでそこはしっかりと修正したいと思います。「戦う」というベースの部分は、これから先もやり続けながら、自分の戦う姿で、みんなも戦わせられるようにしていきたいと思ってます。

――次戦は国立競技場での一戦ですがいかがですか。
キタジさん(監督 北嶋)も言ってましたけど、30試合のうちの1試合だと思っています。国立という特別な舞台ではありますが、だからと言って何かを変えることなく、今日のようにみんなで戦う。1点を守り切るとか、そういう部分での勝負になると思うので、国立だからという話ではなくしっかりと戦っていきたいと思います。

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