関東サッカーリーグ1部 後期第8節
Criacao Shinjuku vs 栃木シティフットボールクラブ
第8節 試合レビュー担当 伊藤 克尚（#4）
●試合結果
Criacao Shinjuku 1（0-1、1-1）2 栃木シティフットボールクラブ
●得点（アシスト）
31分 栃木シティフットボールクラブ
55分 栃木シティフットボールクラブ
61分 #55 高橋 亜聡（#6 黄 誠秀）
シーズンが始まって、開幕から3連敗。しかし、そこから怒涛の4連勝。このままの勢いで残り2試合も勝ち、地域チャンピオンズリーグへの出場権を手繰り寄せたい。
今節の相手、栃木シティフットボールクラブは、前節1位に浮上し、未だリーグ戦無敗。現在リーグ最多得点を記録しており、攻守においてもバランスの取れたチーム。相手攻撃陣を抑え、なんとか先制点を奪えるか。
試合が始まると序盤から横の幅を上手く使いながら、サイドからのクロスや、広がった相手に対してクサビを入れ、積極的に攻撃を行うCriacao Shinjuku。栃木シティも決定機を作らせない固い守りと、攻撃時にはスピードと勢いでゴールまで迫りくる、両者譲らずの展開。
後ろが中心に声をかけ続け、守備では井筒（#3）、米原（#15）を中心に、攻撃では伊藤大（#16）、須藤（#8）を中心にやることを統一。しかし、相手のゴール前まで押し込むものの、あと一歩が届かない。
悪くない展開ではあったものの、前半31分に自陣でのパスミスを相手に奪われ、右サイドへ展開される。そのままドリブルで突破されクロスから失点。惜しい展開だっただけに悔やまれたが、下を向いている暇はない。
Criacao Shinjukuボールで試合再開。残り15分 攻撃に徹するも、失点前よりも単調な攻撃が続き0-1のまま前半は終了。
ハーフタイムには成山監督から攻撃、守備において修正を加えられ、よりギアを上げて後半に臨むために、後半頭から原田（#9）に替えて、黄（#6）、伊勢（#11）に替えて岡野（#27）を投入。
3バックから従来の4バックに戻して、後半入りから再度勢いを持っていきたい。
円陣では「いける！絶対取り返すぞ！」と全員が強い想いを持ち、ピッチに向かった。
後半に入っても両者譲らずの展開。Criacao Shinjukuもゴール前まで行くも最後のラストパスの精度を欠き、相手ゴールを中々割れない。
拮抗していたが後半10分、自陣左サイドをドリブルで攻略され、ワンツーをそのままミドルシュート。これが決まりスコアは0-2。
しかし、2点差になっても決して諦めない。まず1点を取れば必ず逆転できることを信じて、ピッチの選手たちは走り続け、ベンチの選手たちも声をかけ続ける。
失点をしてから6分後、井筒から黄へのロングボール。これを黄が胸で収めて、最後は高橋亜（#55）に横パス。高橋亜がこれを落ち着いて決め、1-2。流れは完全にCriacao Shinjuku。これならいける。絶対に逆転できる。ジョイフル本田つくばFC戦が脳裏に浮かぶ。
相手キックオフで再開し、さらにギアを上げて守備では前線からプレス、攻撃では前に人数かけて攻め込むも中々ゴールを破ることができない。後半32分には高橋亜に替えて渥美（#40）、37分には千葉（#25）に替えて剣持（#22）を続けて投入。
フレッシュな選手でさらに攻撃に厚みをかける。しかし、1点は遠く追加点を奪えないまま試合終了。1-2で敗戦。地域チャンピオンズリーグの出場権は無くなってしまった。
目標は達成できなかったが、チームが終わったわけではない。最終節、Criacao Shinjukuのサッカーで必ず勝利し、多くの方の期待に応えたい。
●レビュー担当選手コメント
背番号4番 伊藤 克尚です。
いつもCriacao Shinjukuを応援していただき、誠にありがとうございます。
今節で地域チャンピオンズリーグへの出場権は無くなり、次のステージに行くチャンスは来年に持ち越されました。
結果だけを見れば、現状順位の上位4チームに敗戦したことがやはり大きかった部分ではあります。負けはすべて1点差。内容的に、紙一重の部分も多くありましたが、その1点の差、試合中の細かな勝負の1回の差の積み重ねが敗戦につながっています。
キャプテンの井筒も、変えないといけない部分もあるが、変えずに信じてやることの方が、今シーズン闘ってきた中でたくさんあったと言いました。
負けたことは真摯に受け止め、ラスト1試合、変化よりもも自分たちが信じる道で、進化していきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします！
