Criacao 相手の想いに打ち勝てず。リベンジマッチは黒星

Criacao 相手の想いに打ち勝てず。リベンジマッチは黒星

9月22日に行われました関東リーグ後期第9節はCriacao Shinjukuが0-2で黒星を喫しました。
この結果をもち今季のリーグ戦の全日程が終了し、【14勝1分3敗、勝ち点43】今季のリーグ戦を首位で終えることとなりました。
応援ありがとうございました。

Criacaoの次戦は【市原PENALTYカップ 10月27日(日)13:30キックオフ】です。こちらも応援よろしくお願いいたします!

■試合結果
Criacao Shinjuku 0(0-1、0-1)2 東邦チタニウム

■得点者
45+2分 東邦チタニウム
58分 東邦チタニウム

CriacaoShinjuku スタメン

後期最終節はすでに優勝を決めているCriacaoと、この試合に勝てば他チームの結果次第で2位浮上の可能性を残す東邦チタニウムの対戦。
Criacaoは優勝が決まっているだけに、結果に満足せずに自分たちの理想を追求できるかという”あり方”が試される試合となった。
逆に東チタは何が何でも結果が欲しいという状況。この試合への思い入れは自然と強いものになると予想されていた。その相手の気迫を受けながら、あり方を追求できるか。
最終節にふさわしい難問が、Criacaoの目の前に立ちはだかる。

雨と予報されていた駒沢の空は打って変わって日差しが強く照りつける。夏の名残を感じさせる気候の中、Criacaoボールでキックオフ。

試合序盤は、両チームともに前線への長いボールを中心に攻撃を組み立てる。しかし、Criacaoの前に東チタの長身のDFコンビが立ちはだかる。ヘディングを得意とする原田にほぼ競り勝つという強さを試合序盤から見せつけられる。その弾いたボールを東チタの選手に拾われ、攻撃を繰り返されるという展開。なかなか相手のゴール前に近づくことができない。

東邦チタニウムのセンターバックと競り合う#9原田

前半15分、Criacaoにピンチが続く。自陣でのファールが重なり、東チタの得意とするセットプレーがCriacaoゴールを脅かす。選手の高さを活かしたボールを配給し続けるが、なんとか外へとかきだす。必死のクリアが何本か続いたが、集中して最後の最後はやらせない。

前半20分頃から、Criacaoの攻撃が徐々に形になり始める。この日はサイドハーフで先発した大和田と高橋(亜)が、積極的に相手サイドバックの背後を狙って駆け上がる。井筒をはじめとするDFラインはキックの精度が高く、この時間帯から徐々に相手陣地にボールが供給されるようになった。

果敢に仕掛ける#55高橋亜

井筒から大和田、黄から高橋(亜)といった縦のパスがうまく繋がり始める。受け取った両サイドがドリブルで駆け上がり、中央の原田へクロスを上げるが惜しくも合わず。そういった形が徐々に出てきた矢先、均衡を破ったのは一部昇格に燃える東チタだった。

縦突破からチャンスを演出した#77大和田

前半終了間際のアディショナルタイム、自陣右サイドからのフリーキックを、DFラインの背後に流し込まれファーサイドで待っていた選手に詰められ失点。Criacaoにとっては痛い失点となる。序盤からセットプレーで得点の匂いを漂わせていた東チタが、Criacaoの壁を破りにかかる。
得点後のキックオフと同時に、前半終了のホイッスル。

痛恨の失点に落ち込むことなく、同点ゴールを狙う姿勢が問われる後半。東チタのキックオフにて、後半開始。
最初に見せ場を作ったのはCriacao。黄のロングフィードに抜け出した、高橋(亜)が右サイドを駆け上がり、中央に勢いよく走り込む原田にラストパス。しかし、惜しくも原田の前をボールが通り逆サイドに流れていく。東チタの前線のプレッシャーが弱くなってきたこの時間帯、サイドを中心とした攻撃の形が前半より多く見え始める。

後半最初の見せ場を作った#55高橋亜

「いいぞCriacao」という声が聞こえてきそうな雰囲気の中で、ゴールを奪ったのは東チタ。
後半13分、CriacaoのDFラインでのパスミスをカットした東チタが右サイドからカウンターを仕掛ける。右サイドを勢いよくパスとドリブルで崩し、中央の選手へラストパスを送り込むと、ボールを中に待っていた選手がうまくゴールへ流し込み、2-0。
自分たちのミスから生まれた失点にCriacaoの声が止まる。東チタの一部昇格への執念が、大きな追加点を呼び寄せた。

失点直後の後半15分、逆にCriacaoにビッグチャンスが訪れる。右サイドからのコーナーキックのこぼれ球に現在アシストランキング首位を走る岡本が、アウトサイドで技ありシュートを放つ。しかし、バーに阻まれ惜しくも追撃のチャンスを逃した。これには、観客席からも思わずため息がもれる。

コーナーキックからのシュートもバーに嫌われた#50岡本

さらに攻撃に厚みを出すため、剣持と石川の二人を投入するCriacao。この交代を機にCriacaoイレブンは猛攻を始める。
後半27分、積極的にスペースへボールを呼び込む剣持のもとへ井筒のロングフィード。俊足の剣持が相手DFを引き離し、そのまま左足でシュートを打つが、キーパーに阻まれ左にそれる。剣持の勢いのある抜け出しがチームに勢いをもたらす。
また石川が入ったことにより、徐々にボールを持つ時間帯が増え、チャンスの数も増えてくる。

攻撃を活性化させた#22剣持と#10石川

後半29分には、金と上村を同時投入。試合終盤に追い込みをかけたいところ。まずは同点弾が欲しい。その後も東チタの粘り強い守備にゴールが遠かったが、後半40分にビッグチャンス。
FWにポジションチェンジした高橋(滉)が右サイドに抜け出しボールを受けると中央の石川にパス。受けた石川は、柔らかいタッチで足元へ置き逆サイドへ展開。そこに待っていたのはフリーで待ち構える剣持。迷いなくダイレクトでシュートを放つも、相手のスーパーセーブにより、ノーゴール。

試合終盤にGKと1vs1の場面を迎えた#10石川

その後立て続けに、ビッグチャンスを迎えるが、ものにすることができない。
というよりは、立て続けに執念で防いだ東チタという表現の方が好ましい。
東チタイレブンのハードワークには昇格への想いが上積みされていた。体を張ったプレーにはベンチ全員で鼓舞する東チタの姿は、まさに一致団結という言葉がふさわしい。

ビッグチャンスを逃したその後も、サイド攻撃を中心にクロスをゴール前に供給し続けるが、集中した東チタの守備にあと一歩のところで阻まれる展開。そして、力及ばずタイムアップ。
試合終了の笛が駒沢の空に鳴り響き、0-2でリーグ戦を締めくくった。

ワンチャンスをものにした東チタは、他チームの結果により一部昇格への入れ替え戦の切符を手にすることとなった。他チームの情報を聞き入れた東チタイレブンはお祭りのような熱気に包まれ喜びをあらわにした。
相手が優勝チームであれ、全員の目標に向かってハードワークし続ける東チタイレブンの姿勢は、観客席にいる人の心を確実に掴んだことだろう。そして、サッカーとはこういうものだということを、Criacaoイレブンの胸に教訓として刻み込んだ。

試合終了後の挨拶

岡本が試合後のミーティングにて、『宿題をもらった』という表現を口にした。
今節が進化のための学びを得る機会となったことは間違いない。
この試合から何を得て、何を想い、どう成長していくかがCriacaoにとって重要なこととなる。いやCriacaoというよりは、ひとりのプレーヤーとして。それが合わさってCriacaoの強さとなっていくだろう。
今季の市原カップ、また来季のリーグ戦にむけて、まだまだ強くなることができる。有終の美を飾ることはできなかったが、大きなものを得た一戦となった。

今節をもちまして、今シーズンの関東2部リーグの全日程を終了しました。
暑い日も、雨の日も、応援に駆けつけてくださった皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。この優勝という結果は、応援してくださった皆さまのおかげです。感謝しながら来季もぜひとも一丸となり、私たちと闘っていただければと思います。

ホームゲームの試合を盛り上げてくれたe-kidsのメンバーと選手たち

まだまだCriacaoは発展途上のチームですが、理念の実現のため、そしてJFL昇格のため精進してまいりますので、ぜひまた会場に足を運んでいただけたらと思います。

チームは3週間ほどのオフをはさみ、市原PENALTYカップに挑みます。

 
また、現在Procriarがリーグ戦を闘っている最中であり、前節の敗戦をうけ、厳しい局面ではありますが全員が目標に向かって必死でもがいている最中です。
ぜひともProcriarへの熱い応援もよろしくお願いいたします!

今節も応援もありがとうございました。
引き続き、Criacao Shinjukuをよろしくお願いいたします。

優勝を祝して全員で集合写真

 
▼次の試合予定
《Criacao Shinjuku》
2019年度 第12回KSL市原PENALTYカップ
予選リーグ Aブロック
vs ジョイフル本田つくば
10月27日(日) 13:30 @市原 八幡球技場

《Criacao Shinjuku Procriar》
第53回東京都社会人サッカーリーグ2部 2ブロック
第13節 vs 第一生命サッカー部
10月6日(日) 10:00 @非公開

▼instagram
https://www.instagram.com/criacao2005/

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