Match Result
Honda FC 2(1-1、1-0)1 クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 鶴田爽太郎
DF 千葉丈太郎、米原祐、相澤佑哉
MF 高橋滉也、石井圭太、中山雄登、澤井直人、今井聖士、小池純輝
FW 佐野翼
Substitute
阿部雄太、竹内諒太郎、瀬川和樹、池谷友喜、西山大輝、赤井シャロッド裕貴、岡本達也
68分:佐野翼→赤井シャロッド裕貴
80分:小池純輝→池谷友喜、澤井直人→瀬川和樹
90分:高橋滉也→西山大輝、今井聖士→岡本達也
Goal
6分:Honda FC
17分:今井聖士
80分:Honda FC
Match Review
今季最多となる17本のシュートを放ちながら、あと一歩及ばなかったソニー仙台FC戦から1週間。ゴールデンウィーク後半の土曜日に行われた第8節は、アウェイでのHonda FCとの一戦。
昨季王者に今季2勝目を賭けて挑んだ。
スタメンでは前節から3枚を入れ替え。シャドーには前節JFL初ゴールを決めた今井が入り、ワントップは佐野がつとめた。
試合は序盤から動きのある展開に。6分、CKを与えると左サイドから入ったボールをクリアし切れず。こぼれ球を押し込まれ、早い時間に先制点を与えてしまう。
序盤から1点を追いかける展開となったが、「自分たちの準備してきたプレスのかけ方ができて、相手もいやがっていたと思う」(相澤)。最終ラインから丁寧にパスをつなぐ相手に対し、前線からの猛烈なプレスで自由を与えずに主導権を握る。
すると17分、相手のバックパスを佐野がカットすると、ゴール前へと走る今井にラストパス。冷静にゴール右へと流し込み、今井の2戦連続となるゴールですぐに追いついた。
その後もクリアソンペースで試合は進む。19分には澤井のアウトサイドで回転をかけた絶品のスルーパスに小池が抜け出し、GKと一対一の絶好機を迎える。左足で流し込んだシュートはGKの股を抜くも、ボール1個分枠の右へと逸れた。
さらに39分、小池が最前線でボールを奪うと、逆サイドの今井へとパス。ニアポスト側に強烈なシュートを放つもGKの好セーブに阻まれここも勝ち越し点とはならず。スコアは1-1のままだったが、先制点の場面以外ではシュートを許さず。主導権を握り続けて前半を終えた。
後半は一転、WBの背後を狙いサイドで深い位置へと侵入するHondaがペースを握る。
62分には千葉と高橋のギャップを突かれ抜け出しを許す。GKとの一対一の場面を作られるが、ファーサイドへと流し込んだシュートに鶴田が好反応を見せピンチを脱する。
その後も後半だけで5本のシュートを許すなど押し込まれる展開が続く。
なんとか耐え忍びカウンターから一刺しを狙うが、勝負を分けたのは80分の場面。後半唯一となる高橋のヘディングシュートを相手GKが難なくキャッチすると、Hondaのカウンターが発動。
ロングフィードで一気に自陣ゴール前までボールを運ばれると、最後はクロスを頭で合わせられ失点。昨季王者にカウンターからの劇的な決勝点を許し、1-2で試合終了のホイッスルを迎えた。
これで前節から連敗となったクリアソン。ここまで1勝2分5敗の15位となかなか浮上のきっかけを見出せていない。それでも今節は「攻撃面では、特に前半は今までで一番良かったと言えるくらいの距離感でできていたと思う」(佐野)と課題だった攻撃面ではここ数試合で大きな改善が見られる。
次節は2週間後、ホームでのヴェルスパ大分戦。6月7日の国立競技場での「新宿の日」前の最後のホームゲームとなる。国立での特別な一戦を前に、勝って勢いをつけたい。
Comments
佐野翼
――試合を振り返っていかがですか
攻撃面では、特に前半は今までで一番良いと言えるぐらいの距離感でできていたと思います。ただ、1点は奪えましたけど、もう2点くらい取れるビッグチャンスがあった中で取れなかった。そして後半の失点で負けてしまった。これだけ90分間を頑張っても、一つの失点で勝ち点0になってしまう。こういう試合で、もっと勝負強く、最低でも勝ち点1を取れるようになっていきたいです。
――前線の選手の連携面はいかがですか
センターラインの選手、ボランチの二人と聖士(今井)、直人(澤井)、そして純輝くん(小池)と自分の距離感はすごく良かった。裏を狙う選手も、足元で受けようとする選手も、しっかりと互い違いのようにポジションを取れていると思います。相手も出てこれなくて中途半端な守備になっていたと思うので、そこは続けていきたいです。
相澤佑哉
――試合を振り返っていかがですか
前半の早い時間にセットプレーから失点してしまいました。やはりセットプレーは試合の流れに関係ないプレーだと思うので、そこでやらせないことは大事だなと思いました。
ただそこからは自分たちの準備してきたプレスのかけ方ができて、相手もいやがっていたと思いますし実際に得点にもつながったので、やってきたことをちゃんと発揮できてる手応えを持って折り返せました。
後半はなかなかマイボールにならずに押し込まれる展開で、そこで耐えて自分たちのペースを持ってくることが大事だったんですが、カウンターからやられてしまうというところに今のスキがあると思います。
――個人としてのプレーはいかがでしたか
前半からマッチアップする相手にやられないことと、攻撃面では高い位置を取りすぎずにビルドアップに参加してサイドを解放することを意識していて、前半は特にやれていたと思います。
後半はミスもあって試合がオープンになる展開でしたけど、一つ、オーバーラップしてクロスを上げるという自分の得意とする形は出せたと思います。ただやはりDFとして失点しないというところにはこだわっていきたいです。