北嶋体制初陣は悔しい結果でスタート|3/10 (日) JFL第1節 vs 沖縄SV|ハイライト、レビュー、監督コメント

北嶋体制初陣は悔しい結果でスタート|3/10 (日) JFL第1節 vs 沖縄SV|ハイライト、レビュー、監督コメント

Match Result

クリアソン新宿0(0-2、0-2)4沖縄SV

Member

Starting Lineup

GK 岩舘直
DF 黄誠秀、鈴木翔登、相澤佑哉
MF 須藤岳晟、小島心都、石井圭太、池谷友喜、瀬川和樹
FW 小池純輝、佐野翼

Substitute

阿部雄太、米原祐、千葉丈太郎、澤井直人、西山大輝、今井聖士、赤井シャロッド裕貴

HT:須藤岳晟→澤井直人
58分:池谷友喜→西山大輝、佐野翼→赤井シャロッド裕貴
73分:小池純輝→今井聖士
84分:石井圭太→千葉丈太郎

Goal

33分:沖縄SV
36分:沖縄SV
72分:沖縄SV
82分:沖縄SV

Match Review

2024シーズンの開幕の日。会場の駒沢陸上競技場は快晴。残っていた冬の寒さは詰めかけた3,585人と1匹にかき消されていた。

両チームともに新監督を迎えて新たなチームへと生まれ変わり、最初の公式戦となる今節。クリアソンの北嶋、沖縄の小野木玲監督は市立船橋高時代にともに全国高校サッカー選手権制覇を成し遂げた旧友。

約30年ぶりに監督としてピッチ上で相間える一戦となったが、その明暗はくっきりと分かれた。

試合は序盤こそクリアソンが主導権を握ったものの、徐々に運動量で上回る沖縄がゴールへと迫る。沖縄は左サイドで数的優位を作り、右サイドで仕留めるという展開から何度かチャンスを作ると、33分には同じ展開からフリーでボールを受けた選手をPA内で倒してしまいPKを献上。

このPKを一度は岩舘がセーブするも、こぼれ球を押し込まれ先制点を与えた。

さらにその直後、左サイドのハーフライン付近でボールを失うと、中へと切り込んだ相手選手が距離のある位置からシュートを放つ。このボールを岩舘が触るが、こぼれ球を押し込まれ点差を2点に広げられ前半を終えた。

まずは1点を返したい後半は、右WBに入っていた須藤に代わり澤井を投入。「右サイドの守備の面で修正が遅れてしまったという反省がある」(監督 北嶋)と振り返る右サイドにテコ入れ。

前半からゴールへと迫っていた相澤、瀬川ら左サイドの連携からゴールを目指す。

後半開始早々から、CKの流れから小池がヘディングでゴールへ迫る形を作ると、さらに西山、赤井らを投入しさらに圧力を強めた。

しかし、またしてもスコアボードを動かしたのは沖縄。72分、CKのこぼれ球を押し込まれ、決定的な3点目を与えてしまった。さらに82分にも1点を追加され、最終スコアは0-4。北嶋体制の幕開けは、苦い経験となった。

それでも「試合の内容としてそこまで相手に圧倒されたという感覚はない」(北嶋)と振り返るように、左サイドからの攻撃や新加入選手の存在感など収穫も多かった。

次戦は1週間後のヴィアティン三重戦。アウェイでの戦いとなるが、勝点3を新宿へと持ち帰り、連勝への先駆けとしたい。

Comments

監督 北嶋秀朗

――試合を振り返っていかがですか。
0-4という形で、本当にたくさんの方が見にきてくれた中でのこのような結果はなかなか受け入れ難いです。

クリアソンとしてはこれで終わるわけにはいかないので、このまま怯まず前に向かっていこうと選手とも話しました。できた部分できなかった部分を、もう一回ちゃんと整理していきたいと思います。

――ここまでの点差がついた要因はどのように考えていますか。
試合の内容としてそこまで相手に圧倒されたという感覚はないです。ただ勝負のキモになるところ、たとえばセットプレーや、PKを与えてしまったシーン、簡単なミスなど、それはどうしても起こってしまうんですが、今日はそういうものが全部出たような試合でした。

だからこそサッカーって難しいし、少しのところで試合の表情が変わってしまうんだなというのは改めて感じました。

それが起きてしまうときは起きてしまうけど、それをどこまで細部を詰められるのかということなんだという話を選手たちにもしました。そこをモノにするのは、日々のトレーニングの成果だと思います。

試合結果カテゴリの最新記事