Match Result
FCマルヤス岡崎1(0-1、0-0)0クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 米原祐、千葉丈太郎、鈴木翔登
MF 高橋滉也、上田康太、石井圭太、瀬川和樹、中山雄登、池谷友喜
FW 赤井シャロッド裕貴
Substitute
岩舘直、黄誠秀、森村昂太、須藤岳晟、澤井直人、樋口裕平、佐野翼
68分:赤井シャロッド裕貴→佐野翼
79分:池谷友喜→森村昂太、石井圭太→澤井直人
82分:千葉丈太郎→黄誠秀、高橋滉也→樋口裕平
Goal
69分:FCマルヤス岡崎
Match Review
4連敗、その間ノーゴールと苦しい時間が続くクリアソン。試合のなかった第26節を挟み2週間、今節はアウェイでFCマルヤス岡崎と対戦。
スタメンは前節から3人が入れ替わる陣容。GKには浅沼が入り、中盤では上田と石井が復帰した。
「狙い通りにサイドを使って相手にとって嫌な攻撃ができていた」(上田)と、前節同様に立ち上がりから流れをつかんだのはクリアソン。
4バックの相手に対し、高橋、瀬川の両ウイングバックがタッチライン際でボールを受け、攻撃の起点となる。さらに最前線では2試合連続でのスタメン出場となった赤井がターゲットとなり、両サイドからのクロスと赤井のポストプレーからチャンスを作った。
9分には右サイドでの組み立てからPA内で赤井が相手を背負いボールをキープすると、ゴール右の池谷へとラストパス。池谷は右足のアウトサイドに当て弧を描くシュートを放ったが、ここは枠の外へ外れる。
その後も両サイドを中心に多くのチャンスを迎えたが決めきれず、スコアレスで前半を終えた。
しかし、後半は戦い方を変えた岡崎の前に苦戦。「両サイドとロッド(赤井)でチャンスを作れていることに味を占めてしまい、慣れてきた相手に対して次の一手を打つのに時間がかかってしまった」(監督 成山)と後手を踏む展開に。
守備陣も適切な距離感を保ちながら0に抑える時間が続いたが、69分には相手にカウンターから見事な連携で中央を崩され失点。
後半はシュート1本とチャンスを作れず、0-1のまま試合終了のホイッスルを迎えた。
今節の結果を受けて、3位以下でのシーズン終了が確定したクリアソン。目標としていたJ3昇格は阻まれたが「残り3試合も、この状況で自分たちのできる一番心のこもった戦いを続けるしかない」(監督 成山)。
来季へとつなげるためにも、残る3試合で感じている手応えを結果で示してシーズンを終えたい。
Comments
監督 成山一郎
―試合を振り返っていかがですか。
相手が4バックで、相手のSBの外側にウイングバックを当てるような戦術を練っていました。それが紅白戦でも上手くいっていたし、そのプレーがチームに勢いをもたらせた。
みんなで準備してきたことがピッチでも表現できて、いい手応えの中で試合がはじめられたなと思います。
もう一つ、最近 良いのがロッド(赤井シャロッド裕貴)で、自分たちとしても頼りになるし、何より相手が嫌がっている。
そういった意味でも、ロッドは”まと”になり続けてくれました。守備でもFKを取ってくれたり、決定機を池谷に作ってくれたり。
ロッドやウイングバックにたくさんボールが入ったことが、前向きに勢いを与えて、いいゲームにできたなと思います。
ー得点に至らなかった原因は
ただそこに味を占めてしまって、一辺倒になってしまった。慣れてきて警戒した相手に次の手を打つ、その選択に時間がかかってしまったなと思います。
ボランチでつないでシャドーに当てるという中央からの攻めかたも、みんなやれていたので、状況とともに使い分けることができれば、より自分たちの攻撃を続けられたなと思います。
一定の手応えとともに、次への課題もあったなというところです。
ー今後に向けては
守備は、試合後にショウト(鈴木)やゴルゴ(石井)に聞いても、みんなが集中していていい距離感を保っていたと。ただ、攻撃に出ていった後のカウンターで、相手にナイスゴールを決められてしまったというところでした。
失点の場面は、うまくいってない時の流れみたいなものがあるかもしれないけど、それでもみんなでやってることを信じて、残り3試合も、この状況の中で自分たちができる一番心のこもった戦いを続けるしかないと思います。
#10 上田康太
―久しぶりのスタメン出場となりました
チームをなんとか勝たせたかった、流れを変えたかったんですけど、悔しいです。蹴らせてもらったフリーキックも、形にすることができませんでした。
―試合展開はどうでしたか。
狙い通りにサイドを使って、相手にとって嫌な攻撃ができていました。
でも、そこから最後の「どうゴールまでいくか」が、あまり相手にとって脅威になりきれていなかったなと思います。
サイドを取った後、シンプルにクロスを上げても、中と合わなかったり、相手GKの守備範囲が広かったりでチャンスにならなかった。
であれば、やり直してサイドを変えるか、変えるフリをしてその途中で真ん中から攻めるか、そうしたバリエーションを持っておきたかったです。