シュート17本放つも、0-1敗戦。10/22 (日) JFL第25節 vs 高知ユナイテッドSC|レビュー・監督コメント

シュート17本放つも、0-1敗戦。10/22 (日) JFL第25節 vs 高知ユナイテッドSC|レビュー・監督コメント

Match Result

クリアソン新宿0(0-0、0-1)1高知ユナイテッドSC

Member

Starting Lineup

GK 岩舘直
DF 米原祐、千葉丈太郎、鈴木翔登
MF 高橋滉也、中山雄登、須藤岳晟、瀬川和樹、池谷友喜、西山大輝
FW 赤井シャロッド裕貴

Substitute

阿部雄太、樋口裕平、渥美瑛亮、上田康太、森村昂太、斎藤和樹、佐野翼

61分:西山大輝→斎藤和樹
75分:高橋滉也→渥美瑛亮、瀬川和樹→樋口裕平
85分:赤井シャロッド裕貴→佐野翼、中山雄登→上田康太

Goal

79分:高知ユナイテッドSC

Match Review

アウェイでレイラック滋賀に敗れ、今季最長となる3連敗中のクリアソン。さらにここ3試合で無得点と攻撃面で不安を抱える中、今節はホームに高知ユナイテッドSCを迎えた。

連敗脱出へなんとか雰囲気を変えたいこの試合のスタメンは、前節から4人が入れ替わるフレッシュな陣容。GKにはここまで全試合でスタメンだった浅沼に変わり岩舘、前線にはJFL初スタメンとなる赤井や、初のシャドー起用となる西山が入った。

「いい準備ができていて、立ち上がりから内容も良かった」(監督 成山)と終始主導権を握ったのはクリアソン。

赤井、西山、池谷の3人の連携で攻撃を組み立て、10分には池谷と高橋の連携で右サイドを突破。折り返したボールに西山が合わせるも、GKのスーパーセーブに阻まれる。

その後も相手にほとんどチャンスを作らせず、得点の匂いを感じさせながら前半を終えた。

後半はさらに勢いを上げたクリアソン。最前線の赤井のポストプレーからチャンスを生み出し、後半だけで13本のシュートを放つなどゴールに迫り続けた。

しかし、ゴールネットを揺らし勝利を収めたのは高知。

「決めきれなかったことが勝敗を分けてしまった。思い切り打つことも大事ですけど、いかにゴール前で冷静になれるかが大事になる」(西山)。

少ないチャンスをモノにする力で右に出た高知が試合を制し、クリアソンの連敗は4に伸びた。

しかし指揮官も「全体的にはいい内容で手応えのある試合だった」と振り返るように、終始ゴールに迫り続けた今節。

第21節から360分に渡るノーゴールのトンネルは続くが、出口は見えてきた。

今季も残るは4試合。2位とのと勝ち点差は8と、まだJ3昇格への可能性は残されている。まずは二週間後の次戦、希望をつなぐ勝利を手にしたい。

Comments

監督 成山一郎

―試合を振り返っていかがですか。
勝てていないチーム状況で、順位的にも勝ち点的にも今日が勝負所だというのはわかっていました。一週間、いい準備ができて、立ち上がりから内容も良かったと思います。

守備は分析担当の吉澤コーチが対策を提示してくれて、それをもとにうまく対応できていたと思いますし、攻撃も決定機を何回も作れていました。ただ点を決め切ることができなかったというところだけが、悔やまれます。ただ、全体的には手応えのある試合になりました。

―ワントップに入った赤井選手は、ポストプレーに重きを置いているように見えました。どのような指示を与えていたのでしょうか。

JFLのここまでの戦いを見ると、ビルドアップがうまくいかないと、ゴール前まで持っていけなかったり、分厚い攻撃ができなかったりということがあったので、赤井にはシャドーに入った西山と池谷の3人でコンビネーションを作って、誰かが裏に出ていく、そういう3人がかりの攻撃を一週間かけて準備してました。

ただ、赤井はターゲットとしてわかりやすい分、周りの選手が公式戦で視野が狭くなっている中で、頼りがいのある的のような存在になりすぎてしまったかなとも思います。

西山大輝

―試合を振り返っていかがですか。
試合前に、チームで準備していたことをできたという部分は、及第点だった思います。とはいえ、あれだけ前半に押し込んでチャンスを作れて、後半も決めきれなかったことが勝敗を分けてしまいました。

チームの課題として「決め切る」というところがある中で、思い切り打つことも大事ですが、いかにゴール前で冷静になれるか。「心の余裕」じゃないですが、冷静になれるかという。高知はシュート4本で1点とって、自分たちは17本で0点。そういうところの差かなと思います。

―個人としては、シャドーでのプレーとなりましたがいかがでしたか。
ドリブルや、仕掛けるところは自分の特徴だと思っていて、今日は公式戦で初めてシャドーでのスタメンで、良さは出せたと思います。

ただ、もっと仕掛けて違いを作るところは結果として残さなくてはいけなかったと思います。手応えもつかめたので、そんなに悠長なことも言ってはいられないですが、次につなげていきます。

―次節に向けてはいかがですか。
DF陣は、後半までずっと0で守ってくれている中で、前線の選手が決めきれないことが自分たちの弱さだと思います。次の試合までは二週あくので、チームとしても個人としても点を取ることにフォーカスして準備していきたいと思います。

赤井シャロッド裕貴

―JFLでは初めてのスタメン出場でしたが、試合を振り返っていかがでしたか。
ずっとリーグ戦では出れていなかったので、春から積み上げてきたものをやっと発揮できると思って臨みましたが、甘くはありませんでした。

試合の中で、通用する部分もありましたけど、FWとして点を取るという結果が出せなかったので、まだまだ足りないと感じました。

ポストプレーのところでは、胸でおさめたり味方からの縦パスを受けたりという点では、練習でやっていた形を出せました。ただそこからゴールに向かって、相手PA内に侵入するという部分がまだまだ足りない。ポッポくん(佐野翼)はそこからシュートに持っていけるので、そこはもっとやっていかなくてはいけないなと思います。

―チームの中で、新たなオプションになれることは示すことができたと思います。これからの戦いに向けてはいかがですか。
今日くらいのチャンスがあった中で、ゴールが取れなかったという結果をひっくり返すことは難しいと思いますが、それでもそこに向かっていくのがクリアソンの選手としてすべきことだと思うので、もう一度スタメンで出れるように、練習から120%の力を出していきたいです。

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