Match Result
レイラック滋賀 2(1-0、1-0)0 クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 米原祐、鈴木翔登、黄誠秀
MF 高橋滉也、中山雄登、須藤岳晟、瀬川和樹、池谷友喜、大﨑淳矢
FW 佐野翼
Substitute
岩舘直、千葉丈太郎、澤井直人、渥美瑛亮、森村昂太、斎藤和樹、原田亮
28分:大﨑淳矢→斎藤和樹
69分:池谷友喜→森村昂太、須藤岳晟→渥美瑛亮
75分:瀬川和樹→澤井直人、佐野翼→原田亮
Goal
34分:レイラック滋賀
52分:レイラック滋賀
Match Review
ソニー仙台との大一番に敗れ、2位との勝ち点差は4の5位へと転落しJ3昇格へ厳しい立場に立たされたクリアソン。
今節は勝ち点差1で6位のレイラック滋賀との6ポイントマッチとなった。第3節の対戦では0-1で辛酸を舐めさせられた相手に対し、クリアソンのスタメンには前節と同じ11人が並んだ。
強い風が吹き付ける中で始まった試合は序盤、風上に陣取るクリアソンが主導権を握る。26分には左サイドでボールを受けた大﨑のクロスに佐野がダイビングヘッドで合わせるが、ここは相手GKのスーパーセーブに阻まれる。
直後に大崎が負傷交代を強いられるアクシデントもあったが、足元でパスをつなぎながら主導権を握った。
しかし先制点を挙げたのは滋賀。34分、相手ゴール前でのFKのこぼれ球を拾われると、カウンターを仕掛けられる。ゴール左から放たれたミドルシュートはポストに当たるが、こぼれ球を詰められ失点。5試合連続で先制を許した。
それでも「今までやってきたことを信じて、前半はやり方を変えずにやり切れた」(監督 成山)と流れは渡さない。前半アディショナルタイムには2試合連続でスタメン出場を果たした高橋が右サイドから仕掛けてシュートを放つ。
ここは枠の上へと外れたが、直後には中山からの縦パスを受けた池谷の落としを佐野が右足でシュート。ここも相手GKの鋭い反応の前にゴールネットを揺らすことはできなかったが、得点の匂いを感じさせながら前半を終えた。
逆転を狙う後半も積極的に仕掛けるクリアソン。47分には瀬川、48分には中山のパスから惜しいシーンが生まれるなど、得点はすぐそこだと感じさせる展開が続いた。
しかし、またしてもスコアボードを動かしたのは滋賀。自陣でボールを奪われると、ゴール前の混戦から相手に左足を振り抜かれる。ボールは浅沼が一歩も動けない絶妙なコースへと飛び、リードを2点に広げられた。
まずは1点を返したいクリアソンは69分に森村と渥美を投入。ケガでの離脱が続き、昨季最終節以来の出場となった渥美は「ボールを受けて滉也(高橋)、セグ(瀬川)の背後へのパスを狙っていこうと指示を受けていた」と振り返るように、しっかりとチャンスを作りゴールを狙った。
しかし前線からのプレッシャーを強める滋賀に対しなかなかチャンスを作れず。終了間際には黄が決定機阻止でレッドカードをもらうなど終始後手を踏む展開が続きそのままホイッスル。J3昇格へ是が非でも勝利が欲しい一戦を0-2で落とした。
この敗戦で残るは5試合、2位との勝ち点差は7とさらに突き放されたクリアソン。攻撃面でも3試合連続でノーゴールと厳しい状況が続く。それでも「信じて打ち続けることが必要」(監督 成山)。今節も相手ゴールへ迫る時間はあっただけに、求められることはこの姿勢を貫くことだろう。
次節はホームでの高知ユナイテッド戦。2週間の猶予があるため、激しい練習からもう一度自信を取り戻したいところだ。
土屋秋喜(クリアソン新宿 インターン)
Comment
監督 成山一郎
―試合を振り返っていかがですか。
前節のソニー仙台戦に続いて手応えのある前半でした。セットプレーから先制点を奪われてしまいましたが、それでも今までやってきたことを信じて、やり方は変えずに前半はやり切って、チャンスもありました。点が取れていたらなとは思います。
―3試合連続でノーゴールとなりましたが、点を取るには何が必要ですか。
信じる気持ち、打ち続けることが必要だと思います。ポッポ(佐野)もすごい打っていってたし、ただ、ポッポが一番点を取っているからと言ってポッポに頼り続けるのではなく、シャドーやウイングバックもそうですし、セットプレーからとか、みんなで点を取らなきゃいけないなと思います。
#7 渥美瑛亮
―今季初出場となりましたがいかがでしたか。
10ヶ月ぶりですかね、去年の最終節、ヴェルスパ大分戦以来でしたが、シンプルに楽しもうと思って試合に入りました。
ミスが何度か続きましたが、それでもやり続けようと決めていました。その中で自分の武器であるキックや、ボールを受けるということを考えていました。ただ、自分に対しての物足りなさを感じたゲームだったので、今日は一日へこんで、また来週からやっていこうと思っています。
―ピッチに入る際には、どんな指示を受けていましたか。
基本的にはボールを受けて、滉也、セグの背後を狙っていこうという指示を受けていました。その中で滉也にも一つ、背後へのパスでチャンスを作れたのはよかったと思います。
―今季は残り5試合ですが、どのように戦っていきたいですか。
5試合を見るというよりも、まずは目の前の試合を全力で戦うことしかできないなと思っています。その中で「周囲からの期待に応えなきゃ」みたいなプレッシャーもありますが、まずは「自分がどうしたいのか」その気持ちを持ち続けながらプレーしなければいけません。背負うものは背負いつつ、自分の意思をしっかり出してやっていきたいと思います。