6ポイントゲームをラストワンプレーで落とす。10/1 (土) JFL第23節 vs ソニー仙台FC|レビュー・監督コメント

6ポイントゲームをラストワンプレーで落とす。10/1 (土) JFL第23節 vs ソニー仙台FC|レビュー・監督コメント

Match Result

クリアソン新宿0(0-0、0-0)1ソニー仙台FC

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 米原祐、鈴木翔登、黄誠秀
MF 高橋滉也、中山雄登、須藤岳晟、瀬川和樹、池谷友喜、大﨑淳矢
FW 佐野翼

Substitute

岩舘直、千葉丈太郎、澤井直人、樋口裕平、西山大輝、斎藤和樹、赤井シャロッド裕貴

70分:高橋滉也→樋口裕平、大﨑淳矢→斎藤和樹
80分:瀬川和樹→澤井直人、池谷友喜→赤井シャロッド裕貴
86分:須藤岳晟→西山大輝

Goal

90+5分:ソニー仙台FC

Match Review

J3クラブライセンス交付後初の公式戦となった第23節。ホームに迎えたのは消化試合数が1試合少ないながら2位を走るソニー仙台FC。試合前での勝ち点差は1、今季残るは7試合。勝てば順位が入れ替わるこの試合は、J3昇格への命運を握る一戦となった。

3バックの一角としての出場が続いていた須藤を本職のボランチに据えたいつも通りの5-4-1。対する仙台は4-1-2-3で、ピッチの幅を使いながら細かいパスをつなぎ攻撃を組み立てた。

試合開始直後に相手のバックパスを奪った佐野に決定機が訪れるが決めきれず。以降は仙台がペースを握った。リズムの良いパスワークでプレスを回避されゴール前へ侵入を許すシーンが続いたが、鈴木、米原、黄の3バックが安定した対応を見せ、決定的なチャンスは与えなかった。

前半の飲水タイム後はクリアソンが徐々にペースを取り戻すと、この日先発に抜擢された高橋を中心にチャンスを作る。

31分には高橋からのクロスをファーサイドで受けた瀬川が惜しいシュートを放つと、35分にも高橋のクロスに佐野がボレーで合わせる。このシュートも枠の上に外れゴールネットを揺らすことはできなかったが、ゴールへの匂いを感じさせながら前半を終えた。

後半もクリアソンがゴールに迫る時間が続く。しかし「前に出ていこうという姿勢が最後まで続かなかったことや、交代で入った選手がフィットしなかったことには悔いが残る」(監督 成山)と徐々に運動量が落ちると、仙台がボールを握る時間が続いた。

それでも80分以降はカウンターから惜しいシーンを作るが、試合終了間際に仙台の波状攻撃を受けると、ラストプレーで耐えきれず。劇的な決勝点を許し、そのまま試合終了のホイッスルを迎えた。

J3昇格への天王山とも言える一戦を落とし、順位は暫定5位に転落。J3昇格という目標は、また一つ遠ざかってしまった。それでもまだ可能性が潰えたわけではない。残る6試合には、勝ち点差11の首位・Honda FCとの直接対決も残っている。

まずは次節のアウェイ・レイラック滋賀戦。敗戦のショックを引きづらずに立ち直り、まずは1勝を狙いたい。

Comments

―試合を振り返っていかがですか。

勝ったら順位が入れ替わるという一戦で、この1週間チームみんなで準備していましたし、今日もみんな気合入っていて、数多くの決定機を作れたんじゃないかなと思います。ただソニーもさすがで、力のあるチームだったので、最後は競り負けてしまったなというのが振り返って感じるところです。

前半は、久しぶりにスタメンで出場した選手やポジションが変わった選手がいて慣れるのに時間がかかってしまいましたが、前半の給水タイム以降は自分たちの力を発揮できるようになりました。

HTには北嶋(秀朗)コーチ中心にやり方を合わせて、もう一回前に出ていこうというところだったんですが、ただ、それが最後まで続かなかったり、交代選手がフィットしなかったりとかそこに悔いは残ります。けれど、最後の最後まで誰も諦めずに戦った結果なので、すごく悔しいですが切り替えて次につなげていきたいと思います。

―攻撃面は振り返っていかがでしたか。

前半の前半はうまくいきませんが、前半の終わり頃は池谷や大崎のところで前を向けていて、そのまま相手の4バックに対して5人で攻める、それを優先したかったですが、味方との距離が遠かったり、そこから先の迫力が足りなかったりで、なかなかつながっていきませんでした。

後半はいい距離感ができて、左右に振ることもできていましたけど、もう一つ最後を崩すところ、最終ラインを突破してシュートエリアに入っていくところで、回数を増やしたいなとは思います。ビルドアップというよりはその先のところが気になっています。

―今日は須藤選手をボランチで起用しましたがその意図は何でしたか。

選手のケガやコンディションなどが影響していて、今は石井がケガしてをしていて、代わりとしては西山や須藤を練習では試していました。前節は米原が体調不良だったので須藤を3バックに戻していましたが、今節は米原が復帰してきたので、そのメンバーの中でどんな組み合わせがいいのかをコーチ陣と相談しながら決めていました。

―次節に向けてはいかがですか。

勝つことも負けることも経験してきていますが、ただ今日は近い順位で勝てば順位が上がるという試合だったので、選手たちもショックは受けていると思います。去年も今年も何回もこういうことは味わってきているので、またもう一回前を向いていつも通りの1週間の練習をして、またたくましくなっていられるように努力していきたいと思います。

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