Match Result
鈴鹿ポイントゲッターズ１（0-0、1-2）２クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、鈴木翔登
MF 澤井直人、西山大輝、中山雄登、瀬川和樹、齋藤和樹、大﨑淳矢
FW 佐野翼
Substitute
岩舘直、黄誠秀、高橋滉也、樋口裕平、池谷友喜、岡本達也、赤井シャロッド裕貴
59分：瀬川和樹→池谷友喜、澤井直人→高橋滉也、大﨑淳矢→樋口裕平
63分：須藤岳晟→黄誠秀
86分：佐野翼→赤井シャロッド裕貴
Goal
60分：鈴鹿ポイントゲッターズ
67分：池谷友喜
95分：池谷友喜
Match Review
ホームでのショッキングな大敗から１週間。第18節から３戦未勝利で、優勝戦線に食らいつくためには勝利が必須となった第21節は、アウェイでの鈴鹿ポイントゲッターズ戦。
前期の対戦では1-0で勝利を収めているが、攻撃陣には強力なタレントを揃え、前節は首位のHonda FCを下しているなど侮れない相手だ。
前半はボールを保持しながらゴールを狙うクリアソンと強烈な個を生かしながら縦に早い攻撃を仕掛ける鈴鹿という様相を呈したこの試合。試合が動いたのは60分、DFラインの背後を突かれ失点を許してしまう。
それでも「取られても大丈夫だと、みんな落ち着いていた」（監督 成山）。すぐに落ち着きを取り戻し、前半同様試合の主導権を握りながらゴールに迫る展開へと変わっていった。
59分には、この試合の主役となる池谷がピッチに入る。「前節は自分がスタメンで出ている中で0-4という大敗、早めに交代され、今日はサブ。正直悔しさはあったので、今日は限られた時間でも、出番が来たら必ず結果を出してやろうという思いがあった」（池谷）。
まずは67分、PA左角付近で斎藤が溜めを作ると、フリーでパスを受けた池谷が右足一閃。ゴール左上へと吸い込まれ同点へと追いつく。
その後、チャンスを作りながらもゴールが遠い展開が続いたが、後半アディショナルタイム。中盤の中山からのパスに反応しゴール前でボールを受けると、右足でファーサイドへと流し込み逆転。直後に試合終了のホイッスルが鳴り、劇的な逆転勝利を収めた。
劇的な逆転弾となった2ゴール目に池谷は「2021年のJFL入れ替え戦、FC刈谷戦を思い出した。スタジアムの雰囲気も似ていて、ボールを受けた位置も似ていて。なので打った瞬間入ると思いましたし、入った後は本当に良かったなと」（池谷）と振り返る。JFL昇格を決めたゴールを彷彿とさせる形で、チームの勝利を手繰り寄せた。
次節はアウェイでのブリオベッカ浦安戦。劇的勝利の勢いをそのままに、連勝街道へと突き進みたい試合だ。「簡単な試合は一つもないので、目の前の試合にすべてを出して、一つずつ勝っていきたい」（池谷）。JFLも残るは8試合。優勝、そしてJ３昇格へ、負けられない戦いが続く。
Comments
成山一郎
―試合を振り返っていかがですか。
前節はショックな負け方でしたが、0-4になっても誰も諦めずにやり続けていました。それもあって、今週はこれまで以上に毎日の練習に全力を尽くしてやれていたので、それが今日の試合につながったなと思います。
今日も先に１点取られてしまいましたが「取られても大丈夫だ」とみんな落ち着いていて、同点に追いついた時は「これで行けるぞ」というたくましい言葉も聞けました。13:00キックオフの暑い中での試合でしたけど、みんながたくましくて、かっこいい試合だったなと思います。
―相手は前線に強力な選手がいて苦戦しました。
いい選手いるのは知っていましたが想像以上で、こっちのプレーを上回ってくる迫力、馬力、スピードがありました。いい相手とやらせてもらったなというところです。もう一度みんなと反省して、DFラインの選手だけじゃなくてボール受けるコースの消し方とか、強烈な個を持った選手をどう止めていくかは、いい題材にさせていただきたいと思います。
―２ゴールを挙げた池谷選手にはどのような期待をしてピッチに送り出しましたか。
一つは、右サイドからの攻撃はうまくいっていたので、左サイドでゴール前に入っていってほしいということ。もう一つは、滉也（高橋）も途中出場だけどすごくいい選手なので、滉也と一緒に左サイドを突破して欲しいということを期待していました。
あとは、前から勢いを持ってプレスに行くとか、チームに勢いを与えるプレーとか、そういうところもです。
―次節もアウェーでの戦いとなりますがいかがですか。
まずは、もう一度 今日の試合をみんなで振り返って、東京に戻ってみんなと鍛え直して、１週間競争して、アウェイが続きますが自分たちが一緒にいる時間を大事にしながらやっていきたいです。まだまだ相手のことは分析し切れていないので、コーチ陣と一緒に分析を頑張りたいです。
