セットプレー3発4失点で東京対決を落とす。9/9 (土) JFL第20節 vs 東京武蔵野ユナイテッドFC|レビュー・監督コメント

セットプレー3発4失点で東京対決を落とす。9/9 (土) JFL第20節 vs 東京武蔵野ユナイテッドFC|レビュー・監督コメント

Match Result

クリアソン新宿0(0-2、0-2)4東京武蔵野ユナイテッドFC 

                                                     

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、鈴木翔登
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、岡本達也、池谷友喜
FW 佐野翼

Substitute

岩舘直、高橋滉也、樋口裕平、黄誠秀、齋藤和樹、赤井シャロッド裕貴、大﨑淳矢

54分:岡本達也→大﨑淳矢、池谷友喜→齋藤和樹
65分:須藤岳晟→黄誠秀、中山雄登→樋口裕平                                                                                                                                                  
77分:澤井直人→高橋滉也

Goal

32分:東京武蔵野ユナイテッドFC
41分:東京武蔵野ユナイテッドFC
51分:東京武蔵野ユナイテッドFC
60分:東京武蔵野ユナイテッドFC

Match Review

7月に行われた第17節に続き、「クリアソン夏祭り」と題して行われた今節。約1ヶ月半ぶりのホームゲームに会場には1,446人の観衆が集まり、多くのキッチンカーも立ち並びさながら夏祭りのような盛り上がりを見せた。

対戦相手は前期の対戦で勝利している東京武蔵野ユナイテッドFC。同じ東京をホームとするチーム同士のダービーマッチとなった。

まず主導権を握ったのはクリアソン。直近の2試合でも見られた序盤から積極的にゴールを狙う姿勢がこの試合でも見られた。5分には佐野の落としに岡本が反応しファーストシュートを放つと、11分、13分にもゴールの匂いを感じさせるような展開を作った。

しかし先制点を挙げたのは武蔵野。32分、CKを与えるとショートコーナーから上げられたクロスをニアサイドで合わせられ先手を打たれてしまう。

さらに41分には右サイドの角度のない位置でFKを与えると、低く強いボールをこれもニアサイドで合わせられ追加点を献上。

「普段から『セットプレーは流れに関係なくピンチになる』と話している中で、まさに自分たちがいい流れの時にセットプレーでやられて、そこから流れを握られてしまった」(高橋)。

なんとか立て直したい後半だったが、東京の地でクリアソンよりも長い歴史を持つ武蔵野の勢いは止まらない。

51分には中盤でボールを奪われるとカウンターから決定的な3点目を奪われてしまう。さらに60分には右サイドからのFKを直接決められ、勝負を決定づけるダメ押しとなる4点目を献上。

それでも1,500人近いの観衆の前でこのままでは終われない。選手交代を交え徐々に立て直すと、77分に投入された高橋を中心に好機を作り続ける。ゴールには結びつかなかったが、0-4というスコアの中でも感情をむき出しに戦う選手たちの姿を会場全体が後押ししていた。

「ボールを持った時の歓声は力や後押しになって、力を引き出してもらえた。それでもこんな試合をしてしまい、個人としてもチャンスを生かし切れず、多くの人に来てもらえた中で情けなさや申し訳なさがある」(高橋)。

次戦からはアウェイでの試合が続く。「立て直すというよりも割り切って、この試合を引きずらずにやられてしまったセットプレーは修正したい」(監督 成山)。

長いリーグ戦で結果を残すために必要なのは連続で勝ち点を落とさないこと。この敗戦を糧に、まずは次節で勝利をつかみたい。

(文=土屋秋喜(クリアソン インターン)

Comments

―試合を振り返っていかがですか。

振り返りたくないような試合ですが、まずは、今日も西が丘にたくさんの人が来てくださって、その人たちをガッカリさせてしまったこと、たくさんの人たちの前で選手たちに恥を書かせてしまうようなスコアになってしまったことに悔しさや辛さがたっぷり残っている試合になりました。

ただ内容を見ていても、前半の2失点はセットプレーですし、それまで守備もうまくはまっていて、自分たちが準備していたプレスも効いていました。

ただセットプレーを取られて守れなかったこと、1失点は仕方ないから切り替えて、自分たちのいい時間が来るまで耐えるということができなかった。自分たちの流れの中のプレーは良かったので評価したいので、試合中はセットプレーを切り離して考える必要もあったのかなと思います。

サッカーはセットプレーもひっくるめてのスポーツなので、セットプレーの与え方、点の取られ方はみんなで振り返って次につなげていきたいと思います。

―3点を与えてしまったセットプレーの守備ではどこに課題を感じていますか。

相手がしっかりと準備してきたなと思う部分は間違いなくあります。今回は3点取られてしまいましたが、一方で、これまでの試合では、セットプレーの守備をしのいで、勝ち点を取ってきた事実もあります。

どこが課題だったかはすぐにはわからないので、もう一度映像を見て、コーチや選手たちと一緒に確認しながら進めていきたいです。

―次戦に向けてはどのように立て直していきたいですか。

立て直すという表現がいいのかは分かりませんが、0-4で綺麗にやられてしまったので、立て直すというよりも割り切って、開き直って次の試合に向かいたいなと思います。

対戦相手も違いますし、今日の試合を引きずらなくてもいいと思いますが、ただ、やられてしまったセットプレーは修正する必要があります。

また、攻撃面でもどうやって1点を取りに行くかも確認しながら、1週間過ごしていかなくてはいけないと思います。

試合が終わってみんなには「自分たちが、優勝することを信じられなくなったら、周りの人は誰も信じられなくなる。だから、絶対に自分たちは最後の最後まで信じてやり続けるんだ」という話をしました。あとはそれを有言実行していくだけだと思います。

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