7/23 (日) JFL第17節 vs 沖縄SV|レビュー・ハイライト・監督コメント

7/23 (日) JFL第17節 vs 沖縄SV|レビュー・ハイライト・監督コメント

Match Result

クリアソン新宿 1(0-0、1-0)0 沖縄SV

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 黄誠秀、鈴木翔登、米原祐
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、齋藤和樹、岡本達也
FW 佐野翼

Substitute

阿部雄太、千葉丈太郎、上田康太、西山大輝、高橋滉也、樋口裕平、池谷友喜

57分:岡本達也→池谷友喜
74分:澤井直人→樋口裕平、黄誠秀→千葉丈太郎
81分:中山雄登→高橋滉也、瀬川和樹→上田康太

Goal

83分:齋藤和樹

Match Review

クリアソン新宿にとって初めての有料・ナイトゲーム。第2節では2-1の勝利を収めている沖縄SVを迎えた今節。

「クリアソン夏祭り」と題して行われた試合には、1,992人の観衆が集まり、4試合ぶりの勝利を目指す選手たちの背中を押した。

両者無得点で進んだ試合。チャンスを作り続けるクリアソンに最高の盛り上がりを見せていた西が丘にはゴールへの期待感が溢れていた。そんな雰囲気が歓喜へと変わったのは、83分のことだった。

自陣で石井がボールを奪うと、鈴木が縦に鋭いパスを送る。池谷の落としを上田がフリーで受けると、左右に首を振りながらゴール方向へとドリブルを開始。

敵陣でボールを運ぶと、相手CBとWBの間へと走り込む齋藤へとスルーパスを送る。強さ、コース、タイミングともに完璧なパスを収めると、冷静にゴール左へと流し込み、待望の先制点を奪った。

アシストを挙げた上田康太は「早めに、簡単に外に出すという考えもよぎったけど、いい動きをしてくれていた近いところ(齋藤)に出す方がチャンスになりそうだと思って出した」と振り返るこのシーン。

左サイドでは佐野と池谷、右サイドでは樋口と齋藤と4つのパスコースがあったが、「得点につながるプレーは常々したいと思っている」と話す通り、ゴールへと近い齋藤を選んだことが得点へとつながった。

4試合ぶりの勝利を挙げ、順位を2つ上げ3位となったクリアソン。次節は1週間後、8月の中断期間前最後の試合となる、ホームでのFCティアモ枚方戦だ。

前半戦、第8節での対戦では瀬川の2ゴールもあり4-2で勝利を収めた相手だが「前半はかなり苦しんで、瀬川の個人技で勝てたギリギリな試合だった」(成山一郎)と油断はできない相手だ。

優勝争いの佳境となる中断明けの9月をいい形で迎えるためにも、なんとしても勝っておきたい一戦となる。

Comments

監督 成山一郎

―試合を振り返っていかがですか。

分析の段階では、相手は中盤の距離を縮めながらうまく戦ってくるとなっていたので、自分たちもプレスのかけ方などでプランを持って入りました。

ただ、試合ではピッチを広く使われて、自分たちの予想を上回る「速さ」や「うまさ」でかいくぐられました。スピードや勢いに乗られて逆に自分たちは勢いを削がれた、そんな前半を過ごしてしまいました。

ハーフタイムで北嶋コーチが「まずは守備の高さを合わせよう」という指示を出し、みんなでコンパクトさを保ったことで守備が落ち着きました。

攻撃面のビルドアップもなかなかうまくいってなかったので、ボランチをなるべく3バックに近づけて安定させました。そうすると、前が5対5という形になるので「自分が1対1になったら絶対仕掛けよう。疲れてもベンチメンバーがいるから、繰り返しやっていこう」とハーフタイムで話しました。最後の方はうまくいったなと思います。

いつも前半が苦労するのですが、今日もまた同じように苦労してしまったので、そこをもう少し早く修正する力をつけたいなという反省と、一方で勝てた手応えと、両方が残った試合でした。

―前線の人数を保ちながらビルドアップを行いたいというという狙いはあったかと思いますが、ビルドアップの際、岡本達也が降りてくるシーンが見られました。

クリアソンは両WBが強みですが、今日はそこが蓋をされていて、さらにパスの出所の3バックにもしっかりとプレッシャーをかけられていました。

結局、逃げるような形で長いボールを使ってしまっていたので、ビルドアップで枚数を増やして、せめて起点になる選手はフリーになってどこでも蹴れる状態を作れば、相手も的を絞りにくくなるという狙いもありました。

                                                                                                                                                                                                                    

―後半、最終ラインの鈴木翔登と米原祐の立ち位置を入れ替えましたが、その意図はどのような点にありましたか。

2試合前くらいまでは、中央に米原、左に鈴木という形でした。米原が空中戦が強くて守備がしっかりしている、鈴木は守備もできますが、ビルドアップの面で優れているという特徴があります。

ボランチを3バックに近づけると、相手の3トップがプレスにきた時、3バックの外側がビルドアップの起点になるので、ビルドアップの面で優れている鈴木を左にしました。

逆に、鈴木が相手の11番との競り合いで負けてるシーンがあったので、そこは高さに優れる米原がいいんじゃないかという判断で変えました。

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