Match Result
高知ユナイテッドSC １（1-0、0-0）0 クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、鈴木翔登
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、齋藤和樹、岡本達也
FW 佐野翼
Substitute
阿部雄太、千葉丈太郎、樋口裕平、森村昂太、上田康太、高橋滉也、原田亮
HT：岡本達也→森村昂太
58分：澤井直人→樋口裕平
75分：瀬川和樹→高橋滉也、須藤岳晟→上田康太、佐野翼→原田亮
Goal
11分：高知ユナイテッドSC
Match Review
第13節ではHonda FCに完敗を喫し、前節は試合のなかったクリアソン新宿。試合前の時点では4位で迎えた今節は、アウェイで高知ユナイテッドSCと対戦した。
先手を取ったのは、中盤でのリズムの良いパス交換でゴールに迫る高知。11分、左サイドからワンツーでバイタルエリアへ侵入すると、DFラインの裏へとスルーパスを送る。このパスに反応した相手FW小林心にゴール右隅へと流し込まれ、2試合連続で先制点を与えてしまう。
その後も主導権を握るのは高知。17分には左サイドでボールを運ばれると、DFラインの裏へとパスを送られる。GKとの一対一の局面となったが、ここは浅沼が足に当て追加点は許さない。35分にもカウンターから決定機を与えたが、ここも浅沼がギリギリでコースを変えしのぐ。
さらに40分にはゴール正面でFKを与えると、右ポストに直撃するシュートを放たれるなど前半は高知に多くの決定機を作られたが、浅沼の好セーブやポストに救われるシーンもあり最小失点で切り抜けた。
逆転への糸口を掴みたい後半はDFラインを高く保つなど修正を加え攻勢をかける。59分にはCKを獲得すると、相手が弾いたボールをミドルレンジの須藤が拾うと、ダイレクトでシュートを放つ。ゴールマウスを捉えた低い弾道のシュートは相手GKがキャッチするが、徐々に得点の匂いを感じさせた。
その後もボールを握りながらゴールへと迫り、時折訪れるカウンターからのピンチも浅沼のセーブでしのぎ得点を狙ったクリアソン。終盤には浅沼も高い位置をとりプレッシャーを強めるが、最後まで決定機を作ることはできず。0-1のまま試合終了のホイッスルを迎え、今季６敗目を喫した。
シーズンの折り返しとなる第15節終了時点で1位から12位までの勝ち点差が６と大混戦の様相を呈している今季のJFL。クリアソンは5位でシーズンの前半を終えたが、首位との勝ち点差はわずか２と１試合の結果で首位の座を奪うこともできる位置につけている。
次戦は１週間後、アウェイでのラインメール青森戦。３月の今季開幕戦ではホームでスコアレスドローに終わった相手だ。「もっと試合の中でメリハリをつけてやることが大事になる」（監督 成山）。連敗の悪い流れを断ち切り、首位争いに食らいついていきたい。
Comments
成山一郎
―試合を振り返っていかがですか。
勝ってみんなで首位に立とうと意気込んで臨んだ試合で、立ち上がりは良かったと思います。ただ失点してから相手が落ち着いて、うちは攻撃も守備も噛み合わず空回りしていたと思います。
システムを変えて修正もしましたが、前半の最初の良さを取り戻せず、相手も引きはじめて結局点を取れず、そのまま0-1で悔しさが残る一戦でした。こういう思い通りにいかない展開でも１点とって同点に持ち込みたかったなと思います。
―高知にはどのような印象がありましたか。
試合前は「積極的に蹴り込んでくるな」という印象があって、チームにも伝えて対策していました。始まってみると蹴り込むのとつなぐのを使い分けてきて、うまく戦われたなと思います。
―前半は失点シーン以降決定機を多く作られてしましました。
１点取られて「もっと頑張らないと」と前線からプレッシャーを強めましたが、暑さもあって運動量が少し落ちたところを突かれて攻め込まれて、前線の選手も守備で戻らなくてはいけなくなって体力を使わされて、奪って攻撃に転じてもまたすぐに取られてしまうような状況が続きました。
暑さもあってピリッと全体で統一された動きをすることができなくて、前線の選手も守備に戻らなきゃいけない、それが続いてしまったなと思います。
―後半は攻め込む場面もありましたが、ここ数試合流れの中から得点できていないのは一つの課題だと思います。
攻撃面はみんなの共通のイメージはできてきているので、その質を上げていくことと、そこに選手個人の特徴をプラスアルファの部分として出してもらう、そういうところは練習からやっていかなくてはいけないと思います。
―８月の中断までは残り3試合です。まずは次戦に向けてはいかがですか。
クリアソンは去年夏に弱くて、7月から５連敗もありました。もっと試合の中でもメリハリをつけてやることが大事になるというのを去年とこの試合で感じたので、新しい学びをまた次にぶつけていきたいと思います。
