Match Result
クリアソン新宿 ０（0-2、0-1）３ Honda FC
Highlights
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、鈴木翔登
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、齋藤和樹、岡本達也
FW 佐野翼
Substitute
阿部雄太、黄誠秀、樋口裕平、森村昂太、西山大輝、高橋滉也、伊勢太一
58分：岡本達也→森村昂太、澤井直人→樋口裕平
76分：瀬川和樹→高橋滉也、中山雄登→西山大輝
90分：齋藤和樹→伊勢太一
Goal
12分：Honda FC
36分：Honda FC
89分：Honda FC
Match Review
前節、アウェイでヴェルスパ大分を下し、第８節からの連勝を５まで伸ばしたクリアソン新宿。首位の座を保ち迎えた今節は、ホームのAGFフィールドでHonda FCと対戦した。
スターティングメンバーに名を連ねたのは前節と同じ11人。フォーメーションも3-4-2-1で、５連勝の勢いそのままに試合に臨んだ。
先にチャンスを作ったのはクリアソン。８分、ゴール右の絶好の位置でFKを獲得すると、須藤がずらしたボールに、瀬川が左足を振り抜く。
ここは壁に当たり先制点とはならなかったが、クリアソンの武器となっているセットプレーでバリエーションを見せ、得点の匂いを感じさせた。
しかし、先手を取ったのはHonda FC。12分、左サイドからのCKから低いボールを送ると、ニアサイドでコースを変え、最後はファーで押し込まれた。
クリアソン指揮官も「あれを守るのは難しい、素晴らしいCKだったと思う」と舌を巻く形で、６試合ぶりに先制を許した。
その後は反撃へと出るもなかなか決定機を作れず。36分には華麗なファーストタッチでDFラインの裏へと抜け出した相手FWをPA内で倒してしまいPKを献上。これをゴール左下へと沈められ、２点のリードを許し前半を終えた。
「自分たちが逆転する自信がなきゃやれることはないから、自分たちを信じるんだ」（監督 成山）と、逆転に向け気持ちを引き締め直して迎えた後半。まずは1点を返すべく序盤からクリアソンが攻勢を強める。
両サイドからの攻撃を中心に7本のシュートを放ち、まずは一点をという姿勢を見せたが、Honda FCの集中した守備の前にスコアを動かせずに時間が過ぎていく。
すると89分、自陣でFKを与えると細かいパスを繋がれ最後はゴール正面からのミドルシュートを右隅へと沈められ勝負あり。0-3の完敗を喫し、連勝は５で止まった。
「メリハリを持って、守るところは守って、カウンターも鋭くて、スキがあればセットプレーからも狙ってくる。勝負のポイントを抑えられた」（監督 成山）と、JFL最多9回の優勝誇るHonda FCの強さを見せつけられたこの試合。
２位との勝ち点差は１まで縮まり、次節試合のないクリアソンにとっては厳しい敗戦となった。それでもシーズンはまだ半分以上が残っている。Honda FCのような試合巧者になることができるかがシーズン後半のカギを握るだろう。
（文＝土屋秋喜）
Comments
監督 成山一郎
―試合を振り返っていかがですか。
Honda FCの勝負へのこだわりを勉強させてもらった試合になりました。自分たちはここまで相手に試合を支配させることが多くて、今日も同じような展開になるかと思いましたが、メリハリを持って、守るところは守ってカウンターも鋭くて、スキがあればセットプレーからも狙ってくる。勝負のポイントを抑えられた、上手な戦いをされたと思います。
―どのようなゲームプランを持って試合に臨みましたか。
全体のところはいつも通りです。いつも通り、入りからしっかりと集中して、その中で相手がしてくることを見て…というプランでした。ただ、大きなところで普段から変えるところはありませんでした。
―早い時間での失点が、その後の試合展開に大きく影響を与えたと思います。
すごく質の高いセットプレーで、あれをやられたら守るのは難しい、素晴らしいCKだったと思います。
―0-2での折り返しとなりましたが、後半に向けてHTにはどのようなことを伝えましたか。
北嶋（秀朗）コーチが戦術的な部分に加えて「自分たちが逆転する自信がなきゃやれることはないから、自分たちを信じるんだ」とも言ってくれました。細かいところでは、相手がクリアソンに対してすごく研究と対策をしていて、試合中も細かい修正を繰り返していたので、そこをどう上回っていくかという話はしました。
―次節は試合がないため次戦は２週間後となります。
２週間空きますが１週間ずつ、今日の反省と、引き続き積み上げるべきことをみんなで話して、まずは今週末の練習試合をしっかりやって、次のリーグ戦に向かっていきたいと思います。
