6/17 (土) JFL第12節 vs ヴェルスパ大分|ハイライト・レビュー・コメント

6/17 (土) JFL第12節 vs ヴェルスパ大分|ハイライト・レビュー・コメント

Match Result

ヴェルスパ大分 0(0-1、0-0)1クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、鈴木翔登
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、齋藤和樹、岡本達也
FW 佐野翼

Substitute

阿部雄太、竹内諒太郎、樋口裕平、森村昂太、上田康太、高橋滉也、伊勢太一

57分:澤井直人→樋口裕平、岡本達也→森村昂太
77分:中山雄登→上田康太、瀬川和樹→高橋滉也
85分:佐野翼→伊勢太一

Goal

5分:佐野翼

Match Review

〝西が丘3連戦〟を3戦連続の完封勝利と最高の形で終え首位に立って迎えた第12節は、アウェイでのヴェルスパ大分戦。

「前節で首位に立って、みんなで『どう油断せずに戦うか』だけを確認しながら進めてきた1週間だった」(監督 成山)。

順位表の一番上に名を連ね追われる立場になった中で、どんな戦いを見せられるかに注目が集まる一戦となった。

そんな試合にクリアソンは最高の入りを見せる。まずはキックオフ直後、スローインから瀬川が左サイドを突破しシュートを放つ。枠の左へと外れたが、立ち上がりから積極的な姿勢を示す。

すると5分、相手GKのキックが齋藤に当たりゴール前へとボールが転がったところを、素早い反応を見せた佐野が左足で蹴り込む。得点ランキングでトップに立つ佐野の3試合ぶり、今季7点目となるゴールで先制点を奪った。

その後は一進一退の攻防が展開される。14分には自陣からのロングボールに反応した相手MFの山﨑一帆が、ワンタッチで飛び出していたGK浅沼の頭を越えるループシュートでゴールを狙う。ここはゴール前で弾んだボールが枠の上へと外れ難を逃れた。

その後も細かいパスを繋ぎながらチャンスを作る大分に対し、クリアソンも縦に早い攻撃で追加点を狙う展開が続く。24分、39分には佐野に決定機が訪れるが決めきれず、1-0で前半を終えた。

両者に決定機が訪れた前半からは一転して、後半はギアを上げた大分がボールを握りチャンスを作る展開となる。

立て続けに決定機を作られたが「交代で出た選手も求められているプレーをしてくれたし、ベンチに下がった選手も声を張り続けてくれて、押し込まれる中でも誰も集中を切らさずに守ってくれた」(監督 成山)。

試合終了間際にはFKを頭で合わせられ、この日最大のピンチを迎えるが、浅沼が右手一本でかき出し、こぼれ球も米原がヘディングで跳ね返す。

最後まで危ない場面が続いたが集中力を切らさずに守り抜き、4試合連続のウノゼロ勝利で連勝を5に伸ばした。

同時間に行われた試合では2位のソニー仙台FC、3位のレイラック滋賀がともに勝ち点を落とし、2位との勝ち点差は3へと広がった。

次戦はホームでのHonda FC戦。「1-0での勝利が続く中でも、自分たちの時間をどれだけ増やせるかが引き続きテーマになる」(監督 成山)。課題となるのはいかに試合の主導権を握ることができるか。苦しみながらも1点を守り抜いての勝利という試合が続くが、さらに相手を圧倒する展開に期待がかかる。

Comments

監督 成山一郎

―試合を振り返っていかがですか。

前節で首位に立って、みんなで「どう油断せずに戦うか」だけを確認しながら進めてきた1週間でした。立ち上がりで先制点を奪えたのはクリアソンらしさが出ていて良かったなと思います。

ただそこから、相手の狙いはわかっている中で、前半は一進一退でしたが、後半は相手がギアを上げてきて、クリアソンが振り回される場面が多かったなと思います。

―ヴェルスパ大分にはどのような印象がありましたか。

ヴェルスパは、先週の天皇杯で大分トリニータを相手に4-2-3-1のフォーメーションで良い試合をしていました。JFLの前節Honda FC戦は5-2-3だったので、どちらで来ても良いように準備していました。

結果的に今日は4-2-3-1で来ました。両サイドでウイングが張っていて、さらにSBも外側のレーンに立っていたので、どうしてもクリアソンはウイングバックが1人でそこに対応するということになります。昨年は振り回されていましたが、今年はDFラインがうまくスライドして守れました。

ただ、相手もそれを逆手に取ってきたり、状況に応じてうまくプレーしてきました。クリアソンはずらされても、蹴ってくる選手にもう一歩詰めて狙いにくくするなどHTで確認しましたが、後半はそれが続かなかったかなと思います。

―早い時間に点を取ると、試合の運びが難しくなることもありますが、今日はいかがでしたか。

途中から押されて危ない場面が来ても、やはり「クリアソンの試合だな」という感じがしました。こういう展開でも勝ってきましたし、交代で出た選手も求められているプレーをしてくれて、ベンチに下がった選手も声を張り続けてくれて、押し込まれる中でも誰も集中を切らさずに守ってくれたから、あとはもう「やり切るだけだ」という思っていました。

―次節のHonda FC戦に向けてはいかがですか。

Honda FCもクオリティの高いチームです。監督が変わりましたが、去年の強かった感じに戻りつつあって、同サイドに人が集まって細かいパスを繋ぎながら隙を見て裏へという形は変わらないと思います。

そこに付き合う、振り回される時間もあると思いますが、しっかりとやり過ごせる力はあると思います。あとは1-0での勝利が続く中でも、自分たちの時間をどれだけ増やせるかが引き続きテーマになるので、今日と同じような苦しい展開にならないようにしたいと思います。

試合結果カテゴリの最新記事