6/11 (日) JFL第11節 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ|ハイライト・レビュー・コメント

6/11 (日) JFL第11節 vs 鈴鹿ポイントゲッターズ|ハイライト・レビュー・コメント

Match Result

クリアソン新宿 1(0-0、1-0)0 鈴鹿ポイントゲッターズ

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 須藤岳晟、米原祐、鈴木翔登
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、瀬川和樹、齋藤和樹、岡本達也
FW 佐野翼

Substitute

阿部雄太、樋口裕平、千葉丈太郎、森村昴太、西山大輝、高橋滉也、赤井シャロッド裕貴

63分:澤井直人→樋口裕平、岡本達也→森村昴太
85分:佐野翼→赤井シャロッド裕貴、瀬川和樹→高橋滉也
90+2分:中山雄登→西山大輝

Goal

53分:オウンゴール

Match Review

2試合連続でのクリーンシートで3連勝を果たし、2位へと順位を上げるなど勢いに乗るクリアソン新宿。〝西が丘3連戦〟最後の試合となる第11節は、ホームに鈴鹿ポイントゲッターズを迎えた。

「相手の狙いに振り回されず、仲間との距離を大事にしながら連動するプレスは、いくつかパターンを用意していた」(監督 成山)。前半はポジションを流動的に変えながら、細かいパスをつなぎチャンスを伺う鈴鹿に対して守備がはまり、高い位置でボールを奪う機会も多く見られた。

攻撃面ではフリーキックでサインプレーを見せるなどチャンスは作るがシュートまで持ち込めず。前半を終えてクリアソンのシュート数は1。鈴鹿も2本のみと、お互いに攻めあぐねる時間が続いた。

迎えた後半、均衡を破るべく先に仕掛けたのは鈴鹿だった。47分、中盤の混戦から左サイドへと展開しボールを運ぶと、ゴール前へ低いクロスを入れこぼれ球をシュート。ここは浅沼のセーブで難を逃れるが、そのCKからもシュートシーン作られる。

さらに51分、中盤でボールを拾うと、ワンタッチで前線へとつなぎ三宅海斗が最終ラインの裏へと抜け出す。この試合最大のピンチだったがここも浅沼が立ちはだかる。股下を狙ったシュートに鋭い反応を見せゴールを死守した。

鈴鹿が立て続けにチャンスを作り一気にペースを掴んだが、先にスコアを動かしたのはクリアソン。

53分、左サイドからのCKを獲得すると、こぼれ球を石井が頭でPA内へと送る。このボールを米原が競り合うと、こぼれ球がクリアしようとした鈴鹿のプレーがそのままゴールへ。

「(米原は)得点こそまだないが、セットプレーではターゲットになって相手をひきつけている」(監督 成山)。オウンゴールという形だったが、ここ数試合、持ち前の高さでセットプレーから好機を作っていた米原が絡み、4試合連続でセットプレーから得点を奪った。

その後はさらに攻勢を強める鈴鹿と、カウンターからチャンスを狙うクリアソンという構図に。度々ゴールへと迫られるが、ホームの声援も後押しし、最後までゴールは割らせず。3試合連続のウノゼロ勝利で連勝を4に伸ばした。

この勝利でJFL2年目にして初めて首位に立ったクリアソン。追う立場から追われる立場へと変わるが「『優勝するんだ』とやってきた努力を、ブレずに続けられるかが試されていく」(監督 成山)と油断はない。

次節はアウェーでのヴェルスパ大分戦。北嶋秀朗ヘッドコーチや鈴木翔登など、九州にゆかりのある選手が多いクリアソンにとっては特別な一戦となる。「九州でプレーできるのは僕以外の選手も気合が入るし、楽しみだと思う」(鈴木)。アウェイの地でもクリアソンらしく戦い、首位の座を確固たるものにしたい。

Comments

監督 成山一郎

―試合を振り返っていかがですか。

鈴鹿がビルドアップで特徴的な立ち位置を取っていたので、練習からキタジさん(ヘッドコーチ 北嶋)と守備の確認をしていて、それが前半はうまくいって無失点で折り返せました。

後半は相手に質で上回れる部分が出てきて、危ない場面もありましたが、それでも耐えるところは耐えて、セットプレーから点が取れました。ベンチとスタンドとみんなでつながりながら、最後まで無失点で嬉しい勝利になりました。

―米原選手は攻守で存在感を示していましたがいかがですか。

真ん中しめて外からクロス上げられても、守備の要として米原がいるから、少しのことじゃやられないと全体の自信になってると思います。高さや人への強さだけではなくて、隣の選手へのカバーリングも秀逸で、そういうところでは彼にすごく助けてもらってると思います。

攻撃のところでは得点はまだないですが、セットプレーでターゲットになりますし、相手を引きつけてくれています。作戦を立てる側のコーチ陣も、米原がいるから立てられる作戦もあるし、そういう意味では攻守両面で目立ってるなと思います。

―西が丘での3連戦を3連勝という最高の結果で終えることができました。応援してくださる方々の声援はいかがでしたか。

今日だけに限らずクリアソンは自分たちだけでサッカーやってると思っていないので、ピッチとスタンドで境目はありますが、それを感じないくらいみなさんと一緒に戦えているなと、選手たちも言っています。それのおかげで苦しい時のあと一歩が出ていると思います。

一緒に戦えている、一緒に勝てているので、日頃の恩返しを次の試合でも見せていきたいと思います。

#39 鈴木翔登

―3戦連続でのクリーンシートとなりましたが、DFとして守備面はいかがですか。

まず前線の選手がプレッシャーをかけるところでハードワークしてくれていて、そこに後ろもついていって、全体でボールを奪うところに力を注げているのが1つの要因だと思っています。前の選手が迷わないような声掛けや、ボールを奪うためにエネルギーを発揮できるようなオーガナイズをできているのも要因だと思います。

―セットプレーでもターゲットになっていて、得点も奪えています。

デザインされた形をトレーニングしているので自分たちの自信にもなってますし、みんなでアイデアを共有しながらやっていることがうまくいっています。キッカーとのコミュニケーションだけではなくて、全体との共有がスムーズにいってるのも良いところかなと思います。

―次節は大分との一戦です。意気込みはいかがですか。

ホームでみなさんと一緒に戦えないのは残念ですが、自分は熊本にいたのもあって、九州で試合ができるので見に来て下さる方もいると思います。その中で新宿にいる方や関東で応援してくださる方々に勝ち点3を届けるために頑張りたいと思います。

クリアソンは熊本にゆかりのある選手がたくさんプレーしていて、九州でプレーできるというのは僕以外の選手も気合入ると思いますし楽しみだと思うので、ぜひプレーを見にきて応援していただきたいです。

熊本の時とは違う空気感がクリアソンにはありますし、元気にやってるんだなということをプレーに乗せて伝えられたらと思うので、ぜひ会場で応援していただきたいです。

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