4/29 (土) JFL第7節 vs FCマルヤス岡崎|マッチレビュー

4/29 (土) JFL第7節 vs FCマルヤス岡崎|マッチレビュー

Match Result

クリアソン新宿 1(0-1、1-1)2 FCマルヤス岡崎

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 小屋原尚希、鈴木翔登、須藤岳晟
MF 澤井直人、中山雄登、上田康太、瀬川和樹、齊藤和樹、大﨑淳矢
FW 佐野翼

Substitute

阿部雄太 、千葉丈太郎、西山大輝、高橋滉也、森村昂太、池谷友喜、赤井シャロッド裕貴

HT:上田康太→西山大輝、大﨑淳矢→池谷友喜
69分:小屋原尚希→千葉丈太郎
75分:中山雄登→森村昂太
79分:齊藤和樹→赤井シャロッド裕貴

GOAL

2分:FCマルヤス岡崎
50分:齊藤和樹
67分:FCマルヤス岡崎

Match Review

東京都トーナメント準決勝・法政大戦での劇的な勝利から1週間。戦いの場をJFLに戻したクリアソン新宿は、国立競技場でのブリオベッカ浦安戦以降初となるホームゲームにFCマルヤス岡崎を迎えた。

クリアソンは前節から1人メンバーを変更。CBの千葉に代わって小屋原がスタメンに入った。対する岡崎は4−4−2のフォーメーション。攻撃時にはボランチが最終ラインまで下がり試合を組み立て、新宿のハイプレスをかいくぐった。

試合は序盤からスコアが動く。開始直後、PA外正面からのミドルシュートを浅沼が前に弾くと、こぼれ球を相手MF塩谷に押し込まれ失点。「最初の失点で相手に勢いが出てしまったし、こっちは逆に意気消沈してしまった」(監督 成山)。JFLでは5試合連続で先制点を奪われ、相手に主導権を与えてしまった。その後は風上の利を生かして攻める岡崎に対し、クリアソンはサイドから起点を作る展開が続く。

13分には左サイドの瀬川のクロスを中央の佐野が胸で収めるもここはシュートには繋がらず。36分には、中山の浮き玉のパスを瀬川がダイレクトで折り返すと、ゴール前で瀬川が頭で合わせるも右へと逸れここもゴールネットを揺らすことはできず、1点ビハインドのまま前半を終えた。

「ハーフタイムにキタジさん(ヘッドコーチ 北嶋)が『プレーするのを怖がるな、責任を持ってちゃんとプレーしないと』と鼓舞してくれたから、それにみんなが答えたというのは大いにあった」(監督 成山)。

2枚の交代カードを切った後半、同点の瞬間はすぐに訪れた。50分、自陣でのミスから相手にシュートを許すも、浅沼のセーブでピンチを脱すると、そのクリアボールを瀬川が左サイドで収めそのまま駆け上がると、中央の齋藤へとパス。一度は相手DFが触れるも頭で押し込み、試合を振り出しに戻した。

勝ち越しに向けさらに攻勢を強めると、55分には齋藤、65分には佐野にそれぞれ決定機が訪れるが決められず。「自分たちに勢いがあるときに2点目を取れなかった」(監督 成山)。

勝ち越し点を奪えずにいると67分、相手のDFラインの裏を狙ったスルーパスを小屋原がカットするも、こぼれ球に相手のFW前田が追いつく。浅沼と1対1の状況となると、冷静に交わしてゴールへと流し込まれ失点。一瞬のスキを突かれ勝ち越しを許した。

その後は試合終了までゴールを狙ったが立て続けに訪れたチャンスをモノにすることはできず、1-2で試合終了のホイッスルを迎え、今季4敗目を喫した。

1週間後に控える次戦は、再び天皇杯への出場権を懸けた東京都トーナメントの決勝となる。「(東京都トーナメントでは)JFLの試合に出場していないメンバ―で勝ち進んでいる。一方でJFLはうまくいってなくて、もう一度チームを復活させるというのを大事にしたい試合」(監督 成山)。

大学サッカー界を代表する明治大との一戦だが、勝利しクラブ史上初の天皇杯出場を決めることができれば、再びチームは勢いを取り戻せるだろう。

監督コメント

ー1-2という結果は振り返っていかがですか。

東京都トーナメントを終えて、チーム全体でいい流れを作れていたので、そのままの勢いで勝ちたかった。ただ、最初の失点で相手に勢いが出てしまって、こっちは逆に意気消沈してしまいました。それにどんな意味があるのか。相手も今シーズン決して良い状態ではなくて、そういう中での1失点目、それからの “おっかなびっくり” の流れ、それが何を意味しているのかというのが悶々と整理できずにいます。

ー前節のミネベアミツミFC戦の反省点として点を取られた中でと戦い方という点があったと思いますが、今節はいかがでしたか。

うまくいっているかと聞かれたらうまくいってなくて、みんなも整理がつかないまま「やられちゃってどうする」みたいなままで進んでしまいました。指針のようなものが必要だったのかなと思います。

ーハーフタイムには2枚替えもありましたが、後半に向けてはどのような指示を出しましたか。

ハーフタイムにキタジさんも「プレーするのを怖がるな、責任を持ってちゃんとプレーしないと」と鼓舞してくれて、それにみんなが答えたっていうのは大いにあったと思います。2枚替えの意図は、2人は、東京都トーナメントでも良いエネルギーを見せてくれて、どっちがスタメンでもおかしくない状態だったので。

ー次戦は明治大との東京都トーナメント決勝です。勝てば天皇杯への出場が決まりますがいかがですか。

JFLの試合に出場していないメンバ―で勝ち進んでいる。一方でJFLはうまくいってなくて、もう一度チームを復活させるというのを大事にしたい試合です。一つのチームの二つの顔みたいになってどっちが本当の顔かわからなくなる。今日はみんなで負けたし、東京都サッカートーナメントはみんなの勝ちだと言えるように、もう一度一つに合体させて、東京都サッカートーナメント、その先のリーグも「みんなでしっかりいくぞ」と、そういう風に持っていきたいと思います。

インターン 土屋秋喜

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