7月3日 (日) JFL 第14節
● 試合結果
ヴィアティン三重 0（0-0、0-0）0 Criacao Shinjuku
● 得点
なし
● メンバー
GK 41 岩舘 直
DF 32 石井 優輝、15 米原 祐、2 瀬川 和樹
MF 6 森村 昂太、10 上田 康太、34 堀田 稜、17 池谷 友喜、20 樋口 裕平
FW 13高橋滉也、35 澤井 直人
＜サブ＞
1 阿部 雄太、29 小屋原 尚希、8 須藤 岳晟、23 西山 大輝、40 渥美 瑛亮、31 大﨑 淳矢、28 岩田 寛生
● 交代
HT 高橋→岩田
61分 樋口→渥美
69分 森村→須藤
84分 上田→西山、池谷→大﨑
● マッチレビュー（文＝ #22 剣持 雅俊）
前節はホームで悔しい引き分けとなった。JFLのカテゴリーで最後まで闘えるチームになるために、フィジカルを上げる時間も平日練習に取り入れた。すぐに結果が出るものではないかもしれないが、継続することがシーズンの最後で違いとなるよう積み上げていく。
「ビジネスパーソンとして働きながらサッカーをやること」そのこと自体に意味があるのではなく、どちらも全力で取り組み、かつ結果を出すからプロセスに価値が生まれる。
暑く、辛くなってきたときにこそ 仲間のため、チームのために何ができるのか、当事者意識の難しさと向き合う1週間となった。
JFL第14節は、ヴィアティン三重とのアウェーゲーム。前日とは打って変わった雨模様。ピッチには水たまりが見え、陣地の取り合いが予想される。
クリアソン新宿はFWの13 高橋を先頭に方向を限定させ、17 池谷、20 樋口がアタックをかけることで、相手に良い態勢でボールを蹴らせない。
限定されたボールは32 石井、15 米原、2 瀬川を中心に跳ね返していく。両チーム、奪ったボールはリスクを抑え 相手のDFの背後にボールを落としていく展開。
前半7分、35 澤井が自陣から大きく前線にボールを送り、自身とともにチームを押し上げる。ヴィアティン三重は後ろ向きとなり、小さくなったクリアを10 上田が拾い、駆け上がっていた澤井の裏のスペースへ。右サイドからDFとGKの間に鋭いクロスを上げ、高橋もタイミング良く入るがミートできず。
ヴィアティン三重も右サイドを突破しマイナスへのクロス。こちらもシュートはミートせず。水たまりでボールが止まったり、伸びていったり、何が起きるか分からないピッチコンディション。
「目の前のボールにしっかりと当てる」「仲間がミスをするかもしれないからその準備をする」両チームの全選手が集中力を研ぎ澄ましていき、お互いに良いところを潰し合う前半となった。
スコアは0-0のままハーフタイムへ。ここで雷のため、試合が中断。通常のハーフタイムから更に35分遅れての後半キックオフとなる。
ピッチ状態は前半以上に水たまりが多数発生。後半開始とともにクリアソン新宿は選手の交代。前線から追いかけ回した高橋に変わり、28 岩田を投入。後半16分には、樋口に替わり40 渥美。後半24分、6 森村に替わり8 須藤がピッチに。クリアソン新宿は、サイドの奥までは押し込むがそこからヴィアティン三重の固い守備にはじかれる。
ここまで1試合平均1.7点以上を誇る強力なアタッカー陣を要するヴィアティン三重は、そのクリアを前線が体を張り、個で崩そうとする展開が続く。後半39分、池谷に替わり31 大﨑、上田に替わり23 西山を投入。「勝ちにいく」というメッセージがピッチに送られる。
「何度でも前へ」を体現する選手たち。前線に人数をかけて押し込んでいく。左サイドから瀬川が繋ぎ、34 堀田へ。堀田のクロスを相手キーパーがパンチングをして逃げる。
ヴィアティン三重は、そのボールを拾い大きく左サイドの裏へ。米原が落ち着いて外へ切るが、素早いリスタート。放り込まれたクロスが少し短くなるが走り込んできてバックヘッド。41 岩舘の頭を越えていくボール。あわや失点かと思われたがポストにはじかれ、石井がクリアをしてピンチを凌ぐ。
その後 両チームとも決定機は作れず、そのまま試合はタイムアップ。後半はクリアソン新宿のシュートは、1本。今季初のクリーンシートだったが、雨の影響でぬかるんだピッチを攻略することができず、ドローとなった。
● レビュー担当の選手が語る “試合のウラガワ”（文＝ #22 剣持 雅俊）
ヴィアティン三重との試合の応援、ありがとうございました！勝利を届けることができず悔しいですが、チームとして確実に積み上がってきています。
クリアソン新宿でプレーを始めて13年目となりました。こんなにも多くの方の心を揺れ動かすことができる可能性にワクワクを感じ得ずにはいられません…
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