【スポーツを初めて観る人が本当に楽しめるか会議/サッカーチーム③検証編】

「リアルで体験すれば伝えられることが、オンラインでは薄まってしまう」※こちらは8月29日に抽出した進捗状況です。最終的なアクションは異なる場合もあります。

小林祐三選手、井筒陸也選手、籾木結花選手は、今回のプロジェクトを通して、自分たちにできること、やるべきことと同時に、日本のスポーツ界が直面しているある種の普遍的な課題を痛感したようです。

実行案①:

『Fリーグスーパープレー集の制作』

フットサルを楽しむ上での 新しい「見る角度」を提案すべく、異なる競技の第一線で戦うサッカー選手たちが、自らで定めたテーマに沿って「Fリーグスーパープレー集」をつくる。クリアソンのオウンドサイトでも配信しつつ、メディアコンタクトも行い、より広い層に「見るスポーツ」としてのフットサルの訴求をしていく。

実行案②:

『メディアを通じたフットサルの伝達』

そもそも2002 FIFAワールドカップ日韓大会以降「やるスポーツ」として勃興的に広まったフットサルは現在、(愛知県に)招致活動中のフットサルワールドカップの2020年大会を機に、改めて盛り上がる可能性が高い。そのフットサルにおけるトッププレーヤーが集うFリーグに注目していくべきことを、メディアニーズも見ながらコンタクトを行い、魅力を伝達していく。

総括(痛感した課題):

『リアルとオンラインの熱量の共有の違い』

今回のプロジェクトを通して、特に他のチームよりも、(小林祐三、井筒陸也、籾木結花の活動)拠点が分散しているサッカーチームとしては、オンライン上で熱量のある共有をしていくことの難しさを感じた。

あえてここに残しておきたいと思ったのは、この課題感は、スポーツを生で観戦するときと、何かのデバイスで視聴するときの差分に共通するものがあるからだ。

リアルで体験すれば伝えられることが、オンラインでは薄まってしまうという現象に対して、これからのスポーツ界は立ち向っていく必要がある。補完するためだけの便利な道具としてのネット観戦ではなく、多様化する「スポーツとの関わり方=スタイル」の一つとして、それを我々の手で確立し、売り出していくべきだ。


プロジェクトのメイン記事はこちら
・【フットサル×サッカー×ビジネス×大学生=???】
フットサル(Fリーグ)を媒介にしたスポーツの価値を再定義する実験&実践型プロジェクト

サッカーチームの記事はこちら
・【第1回(思い編)】
「フットサル選手のバックグラウンドは、必ず見る人の感性に何かを訴え掛けられる」

・【第2回(仮説&実践編)】
「サッカー、フットサルを様々な角度から比較して、フットサルの価値を掘り下げ、たくさんの『観てみたい!』をつくる」