「スポーツビジネスジャパン コンファレンス2023」に代表の丸山が法人パートナーとともに登壇しました 

「スポーツビジネスジャパン コンファレンス2023」に代表の丸山が法人パートナーとともに登壇しました 

11月27日、東京・コングレスクエア羽田にて開催されました「スポーツビジネスジャパン コンファレンス2023」に代表の丸山和大が、地域パートナーであるKPMGコンサルティング株式会社の土屋光輝Social Value Creation ASSOCIATE PARTNERと、CPAエクセレントパートナーズ株式会社の国見健介代表取締役と登壇し、「サッカーを通じた社会価値創出の可能性」をテーマに議論しました。

 イベント全体のキーワードは「スポーツ× まちづくり」。最初に丸山が、経営理念、国立競技場での試合開催、新宿区との包括連携協定、J3クラブライセンス交付などクラブの概要についてスライドを用いながら説明。その後、進行役を兼ねる土屋氏から、国見氏と丸山に質問を投げかける形で進んでいきました。

 「なぜ、クリアソンとパートナーシップを結んでいるのか」との質問が投げ掛けられた国見氏は、自身はスポーツにあまり興味がなかったところから説明し、同社が公認会計士の育成スクールで、「アスリートの皆さんもお金の問題や税金の問題など、会計に関する知識が必要な場面も多い。また、弊社が運営をする会計を無料で学べるツールで、セカンドキャリアを支援することもできるのではないかという思いもあります」と話しました。続けて、「当社は2年前に新宿に(拠点を)構えました。サッカーを通じなければ出会わなかった人たちと混じりながら、新宿の街で何かできるんじゃないかと思っています」と加えました。

 「なぜ、選手は仕事をするのか」と聞かれた丸山は、「デュアルキャリアの問題はセンシティブだと業界にいる身としては感じています。難しさを抱えながらやっているチャレンジというのが前提」とした後、「練習や体のケア以外の時間に何をしていいのかわからないという時に、選手自身が率先してやりたいものがあれば、そういう機会を提供することで社会性を帯びる。ヒーローインタビューなどでマイクを向けられた時に出る発言が、顧客目線に立ってコメントできるような人間が増えていたりする。先の人生がどうなるか不安だというのではなくて、仮に引退したとしても、その先にいろいろな可能性がある」と答えました。

 「KPMGがなぜ支援するのか」について自ら語り出した土屋氏は、自身がスポーツビジネスアドバイザリーを社内に立ち上げたこと、新宿区内に本社登記をしていることからコミュニティーパートナーとなったことなどを説明。また、クリアソンの全体像が一目でわかる「価値創造ストーリーの策定」を行い、ロジカル説明できる形を整えたこと、同社の強みを活かし、クリアソンの持つ社会価値の定量化にも取り組んでいることを紹介しました。
 
 さらに、国見氏は、地域への関心が圧倒的に高まったことを挙げ、「街の見え方が変わった。一人ひとりの思いがある。街を盛り上げたい人も巻き込み、スポーツビジネスの新たな可能性があると当事者として思う」とのコメント。
 土屋氏からパートナー同士が交流できる機会が多いことを指摘されると、丸山はそれを受けて「サッカークラブのハブ機能は強いものがある。そういった方々が、スタジアムで勝った負けたで、喜んでいる、悔しがっている、ハイタッチしている姿をみると、スポーツは世界平和がつくれるんじゃないか、とささやかですが思う瞬間がある。こういう方を巻き込むことは、サッカーというチームスポーツの一つの価値なのかなと感じる」と話しました。

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