「当たり前の質を上げること」東洋大学体育会サッカー部神谷さん

第2回リレーブログ「学生スタッフ キャラバンpresented by Criacao」 を更新しました。

学生スタッフ キャラバン presented by Criacao

全国の学生スタッフがリレー形式で「学生スタッフが与える価値は何か」「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」という2つのテーマについて、自身の言葉で書いてもらいます。これは、弊社の理念である「スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい」を、体育会の現場から紐解いて頂きます。

第2回は、東洋大学体育会サッカー部 4年 マネジャー神谷 真由香さんです。

洋大学体育会サッカー部 4年 神谷 真由香(かみや まゆか)

高校2年の時、男子バレーボール部でマネジャーを始める。父の影響で小さい頃から親しみのあるサッカーに本気で向き合える環境でマネジャーをしたいと思い、東洋大サッカー部に入部。
役職
・マネジャー (学生スタッフ)
・Iリーグ(Bチーム)運営委員
・ホームページ運営担当
・会計 等

試合中にボトルを渡す(4年時)

「学生スタッフが与える価値は何か
「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」

「マスコットになるなら、要らないからな」

私のマネジャー活動は、この言葉から始まりました。高校2年生の時、私はマネジャーになる覚悟を決めました。友人である選手から誘いを受けたことがきっかけでした。高校に入って何もしていなかった自分に区切りをつけるチャンスだと思い、最初は周りに「マネジャーなんか向いてない」と反対されていたものの、「挑戦したい」という自分の意志を信じました。私なりの覚悟を顧問の先生に伝えに行った時、言われたのが「マスコットになるなら、要らないからな」という言葉でした。マネジャーが続かなかった部活だったので、私に、というよりは「マネジャー」に対する信頼度が低かったから出たのだと思います。

当時の私は、この言葉に対して「悔しい」という気持ちしかありませんでした。しかし、思い返せば「中途半端な覚悟では携われない」と、本気で部活と向き合うきっかけになった一言です。この体験から、高校、大学とマネジャーとして部に存在する価値を見出すために考え、行動してきました。そんな私が、「学生スタッフが与えるスポーツの価値」と「その価値をどう体現するのか」をテーマに書いていきます。言葉にすることがあまり得意ではなく、拙い文章ではありますが、ご覧いただければと思います。

 

私は、マネジャーとしてスポーツに携わると覚悟を決めてから今まで、何度も挫折しそうになりました。本当にマネジャーは必要なのか、無くても成り立つものではないか。その中でプレーヤーとマネジャーの壁を誰よりも気にしていたのは自分でした。どこかで結局はマネジャーという立場だから、と結論づけることも多かったと思います。しかし、私たちは学生スポーツという舞台にいます。プレーヤーもスタッフも学生ということに変わりない。そこに優劣はなく、本気で向き合っている学生スタッフたちも価値を届けられる存在です。では、学生スタッフが与えるスポーツの価値は何でしょうか?

マネジャーの仕事は、当たり前を当たり前として成り立たせることだと考えています。その当たり前の質を上げることが、私たち学生スタッフが与えるスポーツの価値だと私は考えます。その価値を体現するために、私自身が大切にしているマネジャーとしての信念が二つあります。

一つ目は、広い視野でチームのためを考え行動することです。マネジャーは選手のお世話係というイメージを持たれることが多いです。ただ選手のためと思った行動が、全てチームの為になるとは限らないと思っています。私たちが選手のためになんでもやる、ではなく、この行動は本当にチームのために繋がるのか、を考えなければなりません。特に私たちの部は今まで、自主性や主体性という言葉が程遠い組織でした。プロチームとの提携により経験と知識のある社会人スタッフが在籍しており、チーム目標やスローガンの決定などは社会人スタッフの方が考え、提示してくださっていました。ただその環境に甘えていた私たちは自ら考えることを怠っていたと思います。その日々を過ごす中で、ただのお世話係ではチームのために繋がらないと実感しました。

そして2つ目は、本気で向き合うことです。最初に記載したように私は、自分自身で学生スタッフという立場から選手と一線を引いていました。恐らくずっと1人でマネジャーを行ってきた環境だったから、大学に入ってからも同期のスタッフは出来なかったから、と環境を言い訳にして、私は皆にぶつかって失敗することから逃げていました。

そんな私に良いきっかけをくれたのが、Criacaoで他大学の選手や学生スタッフの皆さんと触れ合う機会をいただいたことです。今まで私にはなかった価値観や、新たに学ぶことばかりで沢山の刺激を受けました。

自分自身にも少しずつではありますが変化が加わり、本気で向き合ってぶつかる事も、今ではワクワクしています。チームに、仲間に、自分に向き合っているからこそ、譲れないものがお互いにあると実感することがとても楽しいです。

最終学年を迎え、学生スタッフとして残りの時間は限られてきています。この限られた時間の中で、私は東洋大サッカー部のために何ができるか、どう想いを引き継げるか、まだまだ沢山考え行動していきたいと思います。

私たちは発展途上のチームだからこそ、これから成長していける部分が沢山あります。学生スタッフが与えられる価値を最大限に引き出し、チームの力となります。

体育会部活に向き合ったクリアソン社員

最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。クリアソンにも体育会での活動に向き合ったメンバーがいます。そんなメンバーの想い、部活と就職活動についてなど、紹介した記事がありますので、気になる方はこちらも是非ご覧ください!!

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