「戦力になるチームスタッフで在りたい」千葉大学体育会男子ラクロス部 立花さん

第4回リレーブログ「学生スタッフキャラバン presented by Criacao」 を更新しました。

学生スタッフ キャラバン presented by Criacao

全国の学生スタッフがリレー形式で「学生スタッフが与える価値は何か」「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」という2つのテーマについて、自身の言葉で書いてもらいます。これは、弊社の理念である「スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい」を、体育会の現場から紐解いて頂きます。

第4回は、千葉大学体育会男子ラクロス部 3年 立花萌夏(たちばな もえか)さんです。

千葉大学体育会男子ラクロス部 3年 立花萌夏(たちばな もえか)

千葉大学に入学し、新歓で男子ラクロス部の当時3年生のチームスタッフ(以下:TS)の方の、部に懸ける想いを聞き、その熱さに強く惹かれ、この部活で4年間やり切りたいと思った。そして、2021年シーズンから幹部となり、TSリーダーを務めている。

役職
・TSリーダー
・幹部(チーム運営について考えるトップの組織。主将、ポジションリーダーを含め6名)

「学生スタッフが与える価値は何か」
「自分自身は、その価値をどのように体現するのか」

こんにちは!千葉大学男子ラクロス部でTSリーダーをしています、3年生の立花萌夏です。今回「学生スタッフが与える価値は何か」「自分自身はその価値をどのように体現するのか」というテーマにおける私の考えを綴らせていただきます。拙い文章ではありますが、ぜひ最後まで読んでいただけるとありがたいです。

 

私は、高校までバレーボール部で、プレーヤーの立場でした。自分自身、運動することが得意だったこともあり、高校の部活に入部する時、絶対にプレーしたいという想いがありましたし、マネジャーは自分の性格には合っていない、向いていないと思っていました。高校までの私の考えは、「マネジャーはいなくても練習できる、でも、いてくれたらプレーに集中できる」くらいで、感謝はしていたけど、マネジャーはプレーヤーの下で支える存在というようにしか思っていなかったです。

 

そんな私が、なぜTSをここまで続けてくることができたのか。

一つ目の大きなキッカケとなったのは、1年生の時の入れ替え戦でした。当時は、ただ練習に行き、とにかく仕事をこなすことに精一杯で、続けている理由が分かっていませんでした。さらに、私がこれまでプレーヤーとして部活に熱く、勝利にこだわってきた熱量をこの仲間に還元したい、という想いも見失っており、正直、腐っていたようにも思います。「入れ替え戦が終わったら、この部活を辞めよう。ここにいる意味なんてない」と思っていました。

そして、結果は入れ替え戦で敗れ、二部リーグに降格してしまいました。腐っていたはずなのに、ベンチに入っていたわけでもないのに、悔しい想いになりました。それは、コイントスで二部に降格が決定し、崩れ落ちていく上級生の姿を見たからです。当時は一部リーグのレベルの高さもよく分かっておらず、上級生の一部リーグに対する想いなんてまったく理解できていませんでした。そんな状況でありながら、二部リーグに降格したチームを辞めようとしている自分が情けなく、悔しい想いになりました。そして、この瞬間に「どんなにきつくても、悩んでも、頑張り抜こう。この自分の姿を仲間に見せよう」と決意しました。チームが一部リーグに返り咲くために、TSとしてチームに何かを還元できるように全力で頑張り始めました。

その二部リーグへの降格が決定した瞬間から、ずっと変わらず掲げていることは「戦力になるTSで在りたい」ということです。「こうすればいいのに」「なんで、もっとどん欲に勝つことにこだわり、熱くならないんだろう」などと感じたら、伝えると決めています。加えて、このように気づけたからこそ、能動的に部活にのめり込んでいる自分がいます。

二つ目のキッカケは、「TSは千葉大の男ラクにおいて六つ目のポジションだ」という言葉を聞いた時です。

【※ラクロスのポジションは、アタッカー(AT)、ミッドフィルダー(MF)、ディフェンダー(DF)、ゴーリー(G)、フェイスオファー(FO)の五つ】

私の中にあったマネジャーというものの存在価値が大きく変わりました。マネジャーは、フィールド上で戦うことはできません。でもプレーヤーが技術を磨いたり、フィジカルを鍛えたりするのと同じように、マネジャー、トレーナー、アナライジングスタッフなど様々な専門性を持ち、練習内外問わず何をしたらプレーヤーにとってより良いものになるのか、自分自身がレベルアップしたスタッフになるためには何をするべきかなどと常に考え行動しています。私だけでなくTS全員が、プレーヤーに負けないくらい、ラクロスのことを考えていると言い切れます。私も「このチームを強くした」と思われる存在になりたいと思います。これらが、部活を続けてこられた原動力であり、そして「TSが千葉大学男子ラクロス部に与える価値」なのだとも思います。

 

では、「戦力になるTS」という価値をどのように体現するかというと、これは私一人では成り立たなくて組織の力が必要になります。現在、ラクロスの理解を深めながら、個々の専門性をレベルアップすることが求められています。なので、TSの成長が必要不可欠です。例えば、「ルールを深く理解して、審判ができるようになったら、試合に近い基準でプレーヤーが練習できる」、「こういうデータを取ったら、プレーヤーの課題解決や戦術のヒントになる」、「プレーヤーの身体の使い方を見て指摘ができるようになれば、プレーの改善につながる」というように、知識や視点をTSが身に付ける必要があります。そして日々の活動を通して気づきを増やし、学んで実力に変え、「戦力になるTS」に自分自身がなることはもちろん、組織全体でそうなりたいと思います。

 

最後になりましたが、私は正直なところプレーできず、もどかしい想いもあります。でも、根本にある想いはもうブレません。絶対に一部に昇格したい。一部に昇格させる。今シーズン勝って終わった時に、「TSが勝利の要因の一つであった」とみんなが感じられるような組織にします。

体育会部活に向き合ったクリアソン社員

最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。クリアソンにも体育会での活動に向き合ったメンバーがいます。そんなメンバーの想い、部活と就職活動についてなど、紹介した記事がありますので、気になる方はこちらも是非ご覧ください!!

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