学生が考える、部活と企業のwin-winとは

こんにちは。株式会社Criacao広報です。
いきなりですが、皆さんが企業の立場だったら、どちらの部活とスポンサーを締結したいでしょうか？

Ａ大学▲▲部：「○○な目的があり、スポンサー獲得を目指しております。私たちのメリットは○○なので、スポンサーになりませんか」

Ｂ大学▲▲部：「○○な目的があり、スポンサー獲得を目指しております。私たちとスポンサーを締結することで、企業側にとって○○なメリットがあり、私たちにも○○なメリットがあります。なので、スポンサーを締結しましょう」

株式会社Criacao広報が企業側の立場なら、Ｂ大学とスポンサーを締結したいと思います。なぜB大学なのか。それは、企業側のメリットを提示できているからです。スポンサーとなることは、企業側にとって一定のコストが発生します。でも、そのコストを上回るものがあるから、企業はスポンサー契約を締結します。いわゆるWin-Winの関係です。

とはいえ、いきなり体育会学生が企業側に納得してもらうような部活の価値を考えることは難しくもあります。自分たちの価値は何か、それはどう伝えればいいのか、資料をどう作成するのか、などスポンサー活動をする上で考えるべき視点は沢山あります。きっと、普段の部活では考えることの少ない部分だと思います。

だからこそ、われわれが体育会部活のスポンサー獲得の活動を支援しようと、新企画「Criacao PITCH」を立ち上げました。

Criacao PITCHとは？

ビジネス界と体育会をつなぐ場、これが「Criacao PITCH」です。体育会学生が企業に、自らの「部活の価値」をプレゼンし、スポンサー獲得を目指します。

第2回Criacao PITCH

11月18日(木)、第2回Criacao PITCHをオンラインで開催しました。はじめに、参加した企業から企業紹介があり、その後スポンサー獲得を目指している部活よりプレゼンをします。プレゼン後は、企業の担当者様より学生へ質問がありました。

部活の代表者は、自チームの紹介、スポンサー獲得の目的、どんな価値を創造するのか、など、自分たちで作成した資料を見せながら、プレゼンをしていきます。

そもそもスポンサー獲得を目指す部活には、どのような目的があるのでしょうか。

部活動を継続していくための資金が不足している「資金難の状況」は多くの部活に共通している課題感でした。現状は、運営費として学生から部費を徴収しており何とか運営しているものの、今後も資金難が続くと部員の負担が増え部活を続けられない学生も出てくる可能性があるということです。またスポーツ推薦のない部活は強豪校に勝つための環境整備という目的もありました。部活によって、様々な目的がありスポンサー獲得を目指していることが分かります。

ただ、自分たちがスポンサー活動をする目的を伝えるだけでは、企業側にはメリットが生まれません。そして、この企業側のメリットを考えることが、学生にとって普段活動をしているだけでは考えられない視点になります。

そんな企業側にとってのメリットを、学生はどこに見出したのでしょうか。

一部メリットを紹介すると、「企業側の労働力となること」「今後就職活動をする学生と接点を持てる」ということです。そして、このメリットを実現する方法として提案があったのが、インターンシップです。これは学生にとっても、ただ労働力となるだけでなく、実際にインターンとして働くことで仕事へのイメージが持つことができ、卒業後の進路選択につながることになります。一般的に広告効果を一番の価値とすることが多いスポンサー営業ですが、インターンという提案は学生らしいものでした。

また、学生によるプレゼンを振り返ると、様々な感情が学生から伝わってきました。企業の方に聞いていただく状況に不安や緊張、自分たちの考える価値を聞いてもらいたいという熱量が画面越しからも分かりました。

学生からのプレゼン後は企業の担当者様より、質問やコメントをいただきました。

参加企業様からのコメント

「部活と企業がスポンサー関係になることで、お互い前進する可能性を感じました」
「スポンサー活動をしていると、社会人を目の前にして委縮するかもしれないけれど、負けないように頑張って下さい。お互いのwin-winを忘れずに」
「素晴らしい資料作成ありがとうございます。どの部活も、自分の部活のために貢献しようという真っ直ぐな想いが伝わりました」

今後もCriacao PITCHは定期的に開催していきます。ご興味ある体育会部活の方がいましたら、以下よりご連絡下さい。