「仲が深まった」「めっちゃ笑った」 クラーク国際記念高校で、オンライン体育祭

5月24日(月)、通信制高校(単位制)のクラーク国際記念高校東京キャンパスの全校生徒約400名にオンライン体育祭を実施しました。午前の部は、2、3年生が参加、午後の部は1年生が参加し、それぞれ2時間50分、様々なプログラムで盛り上がりました。緊急事態宣言による急な対応で、約3週間の準備期間しかありませんでしたが、生徒たちは学びと楽しみを感じてくれたようでした。実施までの流れや当日の様子をお伝えします。


「緊急事態宣言で体育祭ができなくなりました」

当初、外部施設で通常に近い形の体育祭が予定されていた中、学校側から「緊急事態宣言で体育祭ができなくなった。代わりに何かできることはないか」と、体育祭当日の3週間ほど前に急きょ依頼がありました。中止ではなく、感染対策を十分に注意しながらオンラインで体育祭が実現できないか、当社内において検討を始めました。

「そもそも体育祭って、どんな意義があるのか」「オンラインでも思い出に残る日にしたい」「楽しいだけじゃなくて、学びのあるものにしよう」。先生方のご意向を確認しながら、約2週間、ミーティングを重ね、アイデアを出しました。その中で、オンライン体育祭の狙いは、体育祭ならではのスポーツを通じて一体感や挑戦心を育むことに加え、コロナ禍で減ってしまった運動機会をつくることと、生徒同士のコミュニケーションを増やすこととしました。さらに、生徒たちの気持ちを想像すると、同高東京キャンパスは、新型コロナウイルスの影響により昨年の体育祭が中止になったため、クラスの絆や思い出づくりも大切なポイントになると考えました。

感染防止策や当日のオペレーションも踏まえて、3部構成のオンライン体育祭の企画が出来上がりました。

当日は、密を避けるために、分散登校にして、午前の部、午後の部に分けて実施。生徒たちは複数の教室にわかれ、スクリーンを通じて各教室とつながります。登校できなかった生徒たちも自宅からオンラインで参加しました。クリアソンからは竹田、舘野、黄がキャンパスを訪れて、木村はオンラインで加わりました。

普段話さない人と話せた」「団結力が高まった」

第1部は、黄誠秀(キャリア事業部/Criacao Shinjuku)によるスポーツクイズ大会を行いました。クイズ大会は、キャンパス長の「ただ楽しいだけでなく、学びの要素がある会にしたい」という意向を受けたこと、また、場を和ませるアイスブレイクの一環として個人戦で実施しました。難易度を変えながらスポーツにまつわるクイズを15問程度出題し、生徒の皆さんも楽しんでいた様子でした。

第2部ではブラインドサッカーの要素を取り出し、オンラインで謎解きを行う「チームブラサカ」に挑戦。木村朝妃(アスリート事業部)がオンラインで担当しました。チームブラサカは、4~6人1組でコミュニケーションを取りながら、力を合わせて謎解きにチャレンジします。

自分だけが持っている情報をチームの仲間にどうやって伝えるか、集まった情報をどのように整理するかなど、よりよいコミュニケーションを取ることが勝利のカギになります。ボールや人への接触を避けながらも、ブラインドサッカーが重視するコミュニケーションの大切さを学べます。真剣に問題を考える姿の中に、活発な会話や笑い声も聞こえ、体育祭ならではの盛り上がりが伺えました。

生徒からは「友だちと協力して問題を解いて、仲が深まりました!」「普段は話さない人と話すことができた」といった声がありました。

 

「久々に体を動かせた」「クラスで一体感を感じられた」

第3部は、舘野哲也(アスリート事業部/Criacao Running Club)による陸上対決を実施しました。耐久対決、回数対決、リレー対決を含む全8種目を実施し、感染防止に十分に注意しながら、皆で汗を流しました。耐久対決は、片足バランスやプランク(うつ伏せの状態で肘を床について、肘と足で体全体を支える)などの体幹を使う競技。回数対決はタオルやいすを使った競技に挑戦し、回数で勝敗を決めました。リレー対決はクラス対抗戦で、筋トレやジャンケンを使った2種目を実践。マスク越しの応援の声も飛び交い、クラスやチームで力を合わせながら、優勝を目指しました。

最後に、個人表彰を行い、表彰者にはサプライズで舘野と黄のサイン色紙を贈呈しました。

昨年は開催を断念した体育祭。
今年は「仲が深まった」「めっちゃ笑った」「悔しかった」の感想が寄せられました。

参加された生徒、全員よりサプライズで御礼のメッセージを頂戴しました。一部、ご紹介いたします。

また、クラーク記念国際高等学校の先生方が素敵な動画を作って下さいました。当日の様子や、生徒の皆様のイキイキとした表情を見ることができます。是非、ご覧ください。


クラーク記念国際高等学校とは、今後 弊社サッカークラブであるCriacao Shinjukuとの連携や、クラーク記念国際高等学校スポーツコースとキャリア事業部の連携等、スポーツを活用した豊かさの創造にむけ共に取り組みを進めてまいります。