このたび、Criacao Shinjukuに所属しております樋口裕平が、2023シーズン限りで退団することとなりましたので、お知らせいたします。
樋口 裕平(ひぐち・ゆうへい)
ポジション
MF
出身/生年月日
新潟県/2000年7月20日(23歳)
身長/体重
176cm/65kg
経歴
学校法人石川高等学校→Criacao Shinjuku Procriar→Criacao Shinjuku
出場記録
JFL 41試合0得点(※11/15時点)
関東サッカーリーグ1部 29試合3得点
コメント
日頃よりクリアソン新宿を応援し、支えてくださっている皆様、本当にありがとうございます。
今シーズン限りでクリアソン新宿を退団することを決断しました。この決断に至った大きく二つあります。
一つ目は、大学卒業のタイミングで、クリアソンを離れることを2年ほど前から決めていたことです。学生という守られた環境から、社会人になる大きな変化のタイミングです。
クリアソンの選手は平日フルタイムで仕事を行い、夕方からサッカーの練習、土日は全国を飛び回って試合をしています。大学生の立場でありながら、チームメイトの仕事、サッカーに対する取り組みや熱量は心の底から尊敬できものがありました。
しかし私自身、仕事とサッカーの両方を全力で行えるほど器用ではないと感じていて、どちらかに一方に全力を注ぎたいという気持ちが強かったことが理由の一つです。
二つ目は、クリアソンを逃げの選択肢として使いたくないという気持ちがあったからです。プロサッカー選手になる夢をもち、クリアソンにもこの気持ちは伝えさせてもらい、シーズン中にも関わらず他のクラブの練習にも参加させてもらいました。
もし仮にプロになれなかった時、継続したくても仕事の関係で退団せざるを得なかった選手、覚悟を持って来季も継続を決めた選手に対して「プロがダメならクリアソンに残る」という考えは甘く、自分自身が納得できなかったためです。
正しい選択なのかは分かりませんが、今までも大きな意思決定は自分自身でしてきました。自分の決断に対して全力で向き合い、後悔のない選択だったと思えるようにします。
思い返してみると、私とクリアソンとの出会いは、社会人チームをインターネットを探していたなか、都2部に所属するCriacao Shinjuku Procriarというクラブ知り、ホームページのお問い合わせ欄に連絡したことがきっかけです。
何の縁も繋がりもない所から始まり、今、JFLでプレーできていることは、当初は全く想像できない未来でした。Procriarには半年という短い期間ではありましたが、シーズン途中にあたたかく迎え入れてくれた当時のメンバーには大変感謝しています。本当にありがとうございました。
クリアソンで過ごした4年半、本当に濃い時間を過ごさせてもらいました。特に2021年のJFL昇格は僕の人生で最も最高な瞬間でした。クリアソンの大切にしている繋がりを、ピッチだけでなくスタンドの方々とも感じることができました。
ただ試合に勝つのではなく、自分たちの掲げる理念をピッチ内外で体現していく事で、より大きな感動が生まれたのだと思います。
素晴らしいスタッフ、チームメイト、社員の方々、ファンの皆さんに出会えたことが僕にとって大きな財産です。来年、プロサッカー選手なれるのか、社会人として働いているのか、プレイヤーを引退しているのか、まだ何も決まっていません。どんな結果になっても自分で決めた道を信じて突き進んでいきます。
また、何の経歴もない私を応援してくださった方々、20番のユニホーム会場で見かけた時、声をかけてくれる方々には本当にパワーを与えてもらいました。応援してくれる方々のためにも結果という形で恩返ししたかったのですが、それができなかったことが僕の唯一の後悔です。
この素晴らしいクラブで過ごせたことを誇りに思い、私自身、努力していきたいと思います。これからのクリアソン新宿の活躍を心の底から応援しています。
改めて、今までクリアソン新宿を応援し、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
樋口裕平