このたび、Criacao Shinjukuに所属しております江幡駿が、2022シーズン限りで引退することとなりましたので、お知らせいたします。
江幡 駿（えばた はやお）
ポジション
DF
出身／生年月日
茨城県／1992年2月28日（30歳）
身長／体重
171cm／65kg
経歴
友部SSS→友部中学校→水戸桜ノ牧高校→中央大学体同連フースバルクラブ→Criacao Shinjuku
出場記録
関東サッカーリーグ2部：5試合
関東サッカーリーグ1部：0試合
日本フットボールリーグ（JFL）：0試合
コメント
みなさま、日頃より大変お世話になっております。またクリアソン新宿を応援いただきありがとうございます。
この度、私、江幡駿は2022シーズンをもちまして現役を引退する決断をいたしました。1試合でも多く試合に出場し、仕事とサッカーを両立しながら活躍する姿をみなさまにお見せしたかったのですが、ここ数年怪我が続き、思うようにプレーできない日々を送る中で、自分自身に限界を感じたためこの決断に至りました。
クリアソンには、20歳だった2012年から関わって10年。私の20代をすべてを、このクラブでのサッカーに注ぎ込んできました。
ここ最近は「国立競技場で試合を実施」「観客動員数がJFL過去最多」「Jリーガーの加入」など、華々しいエピソードが多々あります。でも少し昔話をすると、僕がはじめて参加したときは、土曜日の練習に10人集まればいいほうで、練習場所もなかなか確保ができず各地を転々としていました。平日は仕事だけをして練習はなく集まるは土日のみの、いわゆる草サッカーチームでした。
平日は仕事を一所懸命やって成果を出し、土日はサッカーに真剣に向き合う。自分たちで練習メニューや戦術を考える。練習も試合は絶対に手を抜かない。勝利のために全員が真剣に議論し、プレーする。当時まだ学生だった私は、そんな先輩方の姿に憧れを持ち加入を決めました。
ただ現実はもちろん甘くはなく、新卒で入社してからは仕事との両立に苦戦し、精神的にも辛い日々を送っていたことを今でも鮮明に覚えています。
ただそんな状況でも、先輩方が異動や家庭環境の変化などでサッカーを続けたくてもやむなく辞めていく姿をずっと見てきて、自分は、続けられる限りは決して自分からはこのチームを離れず、この人たちの想いを背負ってクリアソン新宿で闘い続けたい。そんな一心で10年間やってきました。
「このクラブでなぜサッカーをするのか？」と聞かれたとき、いつもこのように答えています。「仕事にも全力で向き合いつつ、自分のようにサークル出身でも、過去の経歴や年齢に関係なく上のカテゴリーで活躍できることを体現したいからです！」と。
私は選抜に入ったこともなく、Jリーグのアカデミーで育ったわけでもありません。それどころか、今までのサッカー人生の中で監督がいたのは、高校時代しかありませんでした。
でも「上手くなりたい」「活躍したい」という志があれば、どんなバックグラウンドでも上を目指すことができる。そんなことを体現したいと思って、クリアソン新宿でサッカーをしてきました。
10年間この想いでやってきて、実際に誰かに何か影響を与えられたかはわかりません。ただ私としては後悔なくやりきれたと感じております。
長くなりましたが、ここまでサッカーを続けさせてくれた代表の丸山はじめチームメイト、スタッフそして何よりいつもクリアソン新宿を応援してくださっていたみなさまには、心から感謝申し上げたいと思います。
これからはいちクリアソンファミリーとして、クラブを最前線で応援していきます。今後も引き続き、クリアソン新宿をどうぞよろしくお願いいたします。
江幡 駿
