このたび、Criacao Shinjukuに所属しております堀田稜が、2022シーズン限りで退団することとなりましたので、お知らせいたします。
堀田 稜（ほりた りょう）
ポジション
MF
出身／生年月日
埼玉県／1994年2月8日（28歳）
身長／体重
174cm／65kg
経歴
浦和大牧サッカー少年団→浦和レッズU15→浦和レッズU18→早稲田大学ア式蹴球部→東京海上フットボールクラブ → Criacao Shinjuku
出場記録
日本フットボールリーグ（JFL）：30試合 2ゴール
コメント
みなさま、いつもクリアソン新宿を温かく応援し、一緒に戦っていただきありがとうございます。#34 堀田稜です。
JFL初年度、非常に苦しいシーズンを経験することとなりましたが、みなさまの支えで何とか残留することができ「多くの学びがあった」とポジティブに捉えられている現状に安堵しています。
そんな中で、このようなご報告をすることとなり大変心苦しいのですが、私は今シーズンをもってクリアソン新宿を退団することとなりました。
今年の2月8日「ビジネスとサッカーの両面で『真の豊かさを創造し続ける』というクリアソンの理念に共感し、それにチャレンジする」という想いとともにみなさまに加入のご報告をしてから、あっという間の1年でした。
6年間、土日だけの活動で東京都1部リーグを戦い、昨年は8月以降前所属チームの活動が停止していた中で、チームに合流した当初の私は控えめに言って「悲惨な状態」でした。
練習参加期間中にも、一昨年の関東リーグや地域CLのハイライトを見ながら「これから加入する自分が、この歴史と献身を新加入選手として背負える実力と覚悟があるのか」ということを自問し続けていました。そんな私をクリアソン新宿は温かく受け容れ、そして引き上げてくれました。
平日はフルタイムで働き、夜には激しいトレーニングで切磋琢磨し、遠征の途上ではノートPCを開いて作業…。同じ志を持ち、当たり前に取り組んでいる仲間がいるから常に自分を奮い立たせることができました。
そしてこの1年のキャリアは、クリアソンのみなさん以外にも、家族、職場の皆さん、本当に多くの方々の絶大な支えがあって何とか成り立っていたものでした。クリアソンでの経験はすべてが「想像以上」でした。本当に感謝してもしきれません。
7年前、私はプロサッカー選手になるという夢に区切りをつけ、一般企業に就職する道を選びました。そのときには「サッカーを卒業する」という想いでいたのですが、往生際が悪く、やっぱりサッカーが好きで、仕事とサッカーの両立の日々がスタートしました。
続ければ続けるほどに、このチャレンジが自分の可能性を拡げていくことを実感し、その一方で結果を出さなければただの自己満足に終わるというプレッシャーがやみつきになるような、そんなキャリアを歩んできました。
そして、ありがたい縁に恵まれて、クリアソンに辿り着きました。僕なんかよりももっと高いレベルで仕事とサッカーの両立を体現し、継続し続けている仲間に出会うことができました。
そんなクリアソンを凄まじい熱量でサポートし、一緒に戦ってくださるみなさまに出会うことができました。私にとって、間違いなく一生の財産です。
本当はもっとクリアソンと一緒に戦い、苦楽をともにし、次のステージへのチャレンジを続けていきたいと強く願っていました。こうして出会った最高の仲間たちと、今シーズンの雪辱を果たすべく戦いたいと。
ただ、私のキャリアは私の意思だけではなく、本当に多くの方々の深い理解と支えのうえに成り立ってきた中で、来シーズンもそれを継続することが難しくなってしまいました。
突き詰めれば私自身の実力不足に尽きるものであり、本当に情けなく、不甲斐なく、申し訳なく思っています。この決断をポジティブなものにしていくためには、未来をより良いものにしていくほかありません。
私には就職時に決めた目標があります。サッカーで実現できなかったことを、ビジネスの世界で実現する。世界で通用するビジネスパーソンになる。
この目標に向けて邁進しながら、どこかでまたクリアソンにしっかりと恩返しができる日を夢見ています。
最後になりますが、改めてこれまで支えてくださったみなさまに心より感謝の意をお伝えさせていただきます。本当に、本当にありがとうございました。クリアソン新宿、そして、関わるみなさまの今後益々のご発展を祈念しています。
堀田 稜
