「これをいいきっかけに一致団結を」　ボールを蹴って、パートナーと交流

関東リーグ1部の戦いを終えた３日後の10月13日、Criacao Shinjukuはパートナー交流会を実施しました。新宿区の落合中央公園で水曜日の夜に、と普段クラブの練習を行う場所と時間に、法人パートナーの方や個人パートナーなど計25名をお招きし、日頃の応援への感謝を伝えるとともに、選手・スタッフも一緒にボールを蹴りました。

開始前には、選手とパートナーが初優勝したリーグ戦について会話をする場面も。今シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、会場での観戦や交流の機会は非常に限られ、「久しぶりに、会えましたね」などの声も聞こえました。お互いを呼びやすいよう名札をつけており、初めて参加された方も選手から声を掛けられて、雰囲気になじんでいった様子でした。

練習メニューをグループで体験

選手とパートナーが混ざり合う形で、四つのグループをつくり、それぞれ黄色、ピンク、青、水色のビブスを着用しました。成山一郎監督もプレイヤーとして参加。仕切り役は、アナリスト兼コーチの吉澤幸村と選手の伊藤大介が務めました。

90分の内容は、クラブの練習メニューをアレンジして体験できるものでした。ウォーミングアップの中には、相手の名前を呼んでからボールを投げて渡すものもあり、少しずつグループの一体感がつくられていきます。ターンしてボールを受けるなど、徐々にサッカーの動きになり、サッカー経験者も、日頃運動する機会の少ない人も、選手から褒められたり、盛り上げられたりして、打ち解けた雰囲気になっていきました。

ドリブルシュートの体験をした後、クライマックスは８対８のグループ対抗戦でした。それぞれができる範囲でプレーし、パスを繋いでゴール。最後は、パートナー対選手の試合が行われ、パートナーチームもゴールを挙げました。共に汗を流した後、パートナー同士が親しくなって話す場面も見られました。

クリアソン新宿で恒例の感動大賞も選出

「サッカーを通じて、世の中に感動を創造し続ける存在でありたい」をミッションに掲げるクリアソン新宿は、試合や練習の度に「感動大賞」を選んでいます。この日も、グループごとに選手がパートナーから「感動大賞」を選びました。副キャプテンの須藤岳晟は、金吾堂製菓の碓田剛士社長と小学生の息子さんを「うちのエースでした。二人の絆に贈りたいです」と選出。碓田社長からは「今シーズンはYouTubeで見ることが多かったので、選手を久々に間近で見て、体、ももの太さ、肩幅などを改めて知ることができて、さすがだなと思いました(笑)。これからも突き進んでください」とのメッセージを頂きました。

選手を代表して、瀬川和樹が「僕としては、これは地決（全国地域サッカーチャンピオンズリーグ）の準備と位置付けていました。子供からボールを本気で奪うとか、スライディングでパートナーの方のシュートを止めるとか、あってはならないですがさせて頂きました」と笑いを誘い、「これからも厳しい戦いが続きますが、これをいいきっかけに一致団結して一緒に戦っていけばと思います」と締めくくりました。