● 試合結果
FC神楽しまね 2(1-0、1-1)1 Criacao Shinjuku
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● Match Review
ー 今日の試合を振り返ってください
率直に悔しい敗戦でした。自分たちが本来もっているであろう実力をピッチの上で表現できなかったことが、一番悔しいです。そういう意味で皆モヤモヤの残る敗戦だったかなと思っています。

ー 「試合が動いたな」と思う瞬間はどこでしたか?
良いシーンは間違いなく ゆうき(#32 石井)の得点です。それまでは、前半の失点から悪い時間帯が続いていました。自分たちの形ができないなというなかで、セットプレーでちゃんと得点を取って、1-1に戻したことでかなり状況がフラットになった感覚があります。「さぁ仕切り直しだ」というところに戻せたのはすごくチームにとって救いだったなと思っています。

また、セットプレーもまこさん(GKコーチ 大島)を中心に設計をして、みんな本気で取り組んでいることがピッチで表現できたのは、よかったなと思っています。
ー 良いシーンにつながったきっかけは?
一つは、ハーフタイムにそれぞれのポジションの選手がどう思っているのかを共有して、それを なりさん(監督 成山)がチームとしての戦い方として整理できたことです。
もう一つはハーフタイムにたけ(#8 須藤)がすごく熱い檄を飛ばしたことですね。「こんなもので終わっていいのか」「悔しすぎるだろ、これじゃ」「色々なところに目が向きがちだけど、俺たちがサッカーをやりに来ているんだろ」と、たけに言わせてしまった。キャプテンとして言ってくれたと思うんですけど、ああいうことを言わせている僕らもダメだったなと。
今回は、なりさんがポジティブな声かけだったので、たけが引き締めにいくというバランスが絶妙で。ここがひとつエンジンのかかった、ぴりっとしたひとつの大きな要因だったなと思っています。
ー 印象的だったプレーは?
だてさん(#41 岩館)のプレーですね。失点する少し前にとんでもない大ピンチがあって、それをだてさんが2連続でスーパーセーブをして防いだシーンです。「GKが、チームを一点もののプレーから守る瞬間が1度はある。それを止めるか止められないかがチームの勝敗に大きく寄与する」という話がよくミーティングのなかであります。それを体現したシーンだったなと。

1-1の局面でしっかり守ってくれたことで、まだいけるなと僕はベンチからみていて思いましたし、すごく救われた瞬間でした。そして、チームを勇気づけるプレーだったと思います。
また、サッカーでは ミスが2回続くと失点するという話があるなかで、逆にスーパープレーを2回やるってすごいなと。1回スーパープレーをしても失点することってあると思うのですが、同じ局面でそれを2回だせるのかと。凄みみたいなものを感じて、だてさんに感動した瞬間でした。
ー 先週はどのような1週間でしたか?
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サッカーのところでいうと自分はすごく良い準備ができたと思っています。特に水曜日に3つのチームにわかれて行った紅白戦では、普段試合に出られていないメンバーで構成されたチームが、意欲的に なおかつ 反骨心をもちながらプレーをして。チームとしての勢いを出し、質も伴って僕らが大事にしているサッカーの部分を体現して、紅白戦の勝利につながった。そこでチームとして、ひとつ引き締まったなと思った1日でした。
僕は怪我をしてからメンバー入りしていなかったので、復帰から2週間目で「ここが勝負」と思ってやりました。その中で結果も伴ったことは、すごく良い準備ができたなと思っていました。
一方で仕事は今ちょっと苦しい時期で(笑)。やっていることの抽象度が高かったり、いま何ができるのかわからないみたいな時間帯が続いたりしています。なので、立ち止まったときはいったん紙に整理したり、ひたすらに手を動かせるシンプルな作業をまずやってみたり。時にはふて寝することもありますが、そんな1週間でした(笑)。
とはいえ、仕事とサッカーの両立といったところはしっかりとやっていて、良い準備ができた1週間でしたし、実力がだせる準備はできていたと思っていました。
ー 来週はどんな1週間にしたいですか?
個人的には、武蔵野(東京武蔵野ユナイテッドFC)は気合いのはいっている相手です。同じ東京のチームでもありますし、前期に悔しい負け方もしています。相手の喜び方だったり、終わったあとに たけが涙ながらに悔しい現状を語ったミーティングだったりとか。ハイライト的に残っている試合です。3-0以上で勝って、前期と変わっているんだという所を自他ともに示したいなと思って、気合いをいれています。

一方で、現状はベンチスタートで、今節も10分程度のチャンスでした。やれることはやったけど、もっとやれることはあったと思っています。ファーストチョイスとして、または上手くいかないときの最初の選択肢として自分を選んでもらえない現状はありますし、何よりメンバーに入っていない選手でも調子を上げてきているメンバーもいます。なので、まずは練習で自分のパフォーマンスを示していきます。
本企画では、ピッチを離れた選手の姿にも迫ります…
ー 普段はどんな仕事をしていますか?
いわゆる「コンサルティングファーム」といわれる企業に勤めていて、そのなかでもスポーツビジネスのところを領域として行う部署に所属しています。
そこで、コンテンツホルダーと呼ばれる団体(クラブやリーグなど)に対して2025年や2028年に向けた中長期計画の策定やリーグ運営の支援、活性化するためのイベント企画運営をやっています。
ー 仕事での経験がクリアソンで、またはクリアソンでの経験が仕事で活きていると感じますか?
たくさんあるのですが、ひとつはチームワークです。よくなりさんがいう「態度」であったり、チームのマネジメント上の役割であったり。クリアソンに所属しているからというわけではないかもしれませんが、客観視しないとできない部分が、そこへの感度が高いサッカーチームにいることでビジネスにいきている瞬間があるなと思います。実際にも、期末の評価などにつながっています。
逆にビジネスからクリアソンでいうと、プロジェクトマネジメントの観点でもらったアドバイスがいきているなと。以前教えてもらった中でも勉強になったなと思っている考え方が、「エラーを人に帰属させないマネジメントをする」という話です。
プロジェクトを管理するなかで問題や課題がでてくると思うのですが、その課題を人に帰属させてしまうと別の人に担当を変えるという手法がでてきてしまいます。それも一つのやり方ですし、効果的な場面もあるとはおもうのですが、「どうしてそういう事象が起こったのか」というところに目を向けて仕組みのところに対してメスをいれることで、他の人が同様の事象に陥ることを防げるのではと。
事象を起こした人を見るのではなく、過程を見てマネジメントしないとうまく行かないという話を聞いて、サッカーと同じだなと。得失点に絡んだ選手にフォーカスするとその人自身を評価しがちなのですが、どうしてその人が得点を量産できたのかといった「プロセス」に目を向けるともっと学びがあるのではと。
また、本来解決したい問題が隠されているのではいう視点で試合を観ることが多くなって、抽象度をあげて一般化することでサッカーにも活きていく話だなと思います。
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