Match Result

クリアソン新宿 2(0-1、2-1)2 Y.S.C.C.横浜

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 坂本修佑、澤井直人、米原祐、吉田将也
MF 島田譲、池谷友喜、中山雄登、村越健太
FW 佐野翼、中山仁斗

Substitute

岩舘直、鈴木翔登、瀬川和樹、高橋滉也、猪野毛日南太、前澤甲気、齊藤和樹

HT:佐野→前澤、池谷→猪野毛
54分:島田→鈴木
74分:中山(雄)→齊藤
83分:村越→高橋

Goal

34分:Y.S.C.C.横浜
55分:猪野毛日南太
76分:齊藤和樹
90+2分:Y.S.C.C.横浜

Match Review

ホーム 枚方、アウェイ 大分で勝利し、2連勝を飾ったクリアソン。今シーズン初の3連勝を目指す。

久しぶりのAFGフィールドでの開催。対するY.S.C.C.横浜はクリアソン新宿と勝ち点差6で15位。いわゆる "6ポイントマッチ"。

最初のチャンスはクリアソン。6分、島田が中央で奪って 池谷に展開。池谷は中山(仁)を越して佐野へ。シュートを放つが相手がブロック。

すぐにY.S.C.C.が反撃。8分、クロスに競り合って潰れたところをファーで待っていた選手がボレー。これがゴールに刺さるが、その前のところで米原がファールを受けた判定で得点は認められず。

15分には右サイドを吉田がうまく突破すると、中山(雄)のクロスに佐野が高い打点で合わせる。こぼれ球を中山(仁)が詰めるがゴールには至らず。序盤から決定機をつくる。

19分、相手の中央からのミドルシュートはキーパーの浅沼がファインセーブ。26分、浅沼のフィードから村越が抜け出し、最後は中山(雄)。しかしこれは相手のDFの身体に当たる。31分、中央から右に展開されて、近距離からシュートを受けるが、これは米原がブロック。一進一退の攻防が続く。

先手を打ったのはY.S.C.C.横浜。34分、ショートコーナーからシュート性のクロス。中山(仁)がクリアしきれず、そのままゴールへ吸い込まれてしまう。痛恨の失点。

終了間際の45分にも、ロングカウンターからキーパーと1対1の場面を作られる。完全に決定機だったがシュートは枠外で事なきを得る。嫌なムードのままハーフタイムを迎えた。

しかし、ハーフタイムの修正が功を奏する。佐野に替わって前澤、池谷に替わって猪野毛をピッチへ送り込むと、55分、浅沼のフィードをそらして村越が反応。走り込んできた猪野毛が同点ゴール。

57分には、相手キーパーがビルドアップで引っ掛けたボール、中山(仁)が粘って前澤へ。最後は再び猪野毛。しかしここはギリギリ左に外れる。

Y.S.C.C.もチャンスを作る。抜け出した選手を坂本が倒して、イエローカードの判定。そのFK、ファーで合わせられてあわやゴールだったが、前澤がかき出す。

勝ち点3がほしいクリアソンはFWに齊藤を投入。直後の76分、ここも村越が起点となって、走り込んだ澤井が折り返し、齊藤が頭で合わせて逆転ゴール。猪野毛に続き、交代からすぐにゴールを奪った。

82分にも、相手のGKの隙をついて、齊藤が詰めるが、わずかに枠の上。2-1のままゲームは推移していく。このまま終わるかと思われたが、90+2分、Y.S.C.C.意地を見せる。こちらも交代で入った選手が、クロスを折り返したボールを押し込んで、同点に。

クリアソンとしては勝ち点3が手のひらからこぼれ落ちる結果となった。しかし、最低限の勝ち点1を持ち帰ったことは大きい。AFGで2連続となるホームゲーム。切り替えて上位のHonda FCとの試合に備えたい。

Comments

監督 北嶋秀朗

ーまずは試合の振り返りをお願いします。

選手たちに言ったのは、一つは、ハーフタイムに相手の隙をみんなで共有して、点を取って、逆転して、残り2分まで試合をうまく進められたところをまず誇りに思うと。

もう一つは、レフェリーだったりに矢印を向けたりせずに、自分たちに問題があったとしないと成長できないと伝えました。攻撃では決定機が何本もあった。そっちで3点目、4点目が取れていれば問題はなかった。最後の失点シーンも、僕たちの約束で言えば、まずはクロス上げさせないことが大事だった。上げられても中は弾かないといけなかった。その前のプレーでボールを切ることもできました。残り2分のところで、そういうプレーをちゃんとするところに目を向けて、成長しようと話しました。

ー交代で出場した猪野毛、齊藤が直後に結果を出す、采配ズバリの展開でした。

後半になって、サイドのアタッキングパスのところで優位が取れるのは見えてきてたので、マエちゃん(前澤)とカズキ(齊藤)でいけるなと。ナリさん(ヘッドコーチ 成山)とかムサ(コーチ 斎田)とかと、タイミングを計っていました。ユウト(中山)も悪くなかったんですけど、フィジカリーな方がいいなと。選手たちが理解してプレーしてくれた結果だと思うし、特に2点目はクリアソンが今 一番 ほしい形のゴールでした。とても綺麗な美しいゴールを取ってくれたことも、すごい良かったなと思います。

前半、ビルドアップで少し攻めあぐねてたんですが、みんな難しく考えすぎなんじゃないかということを話しました。右のユウキ(池谷)のところは、相手のSBがあまりプレッシャーに来ていなかったし、来るとSBとCBの間が開いていました。その理屈があったので、そこにさっさとボールを入れちゃえばいいという判断で、より仕掛けられるイノを入れました。

あとは前線からのプレッシャーをもうちょっと強めたくて、強度を上げてプレッシャーかければチャンスになると思っていたので、マエちゃんを入れました。そこも、流れを良い方に変えてくれたなと思います。

#18 齊藤和樹

ー途中出場で意識していたことはなんですか?

同点のときに入ったんで、なんとか勝ち越しまで持っていこうと。チームとしてもチャンスを作れてる状態だったので、そこでなんとかって感じでした。最後に勝ち切れなかったのが悔しいです。

ー今シーズン初ゴールとなりましたが、ここまでどんなことを考えていましたか?

シーズンの始めのほうは、スタメンにも出させてもらって、チームも個人としても調子良かったですけど。そこからだんだんチームもちょっと不調になって、サッカーも変わって、自分もベンチからのスタートになりました。もちろん悔しいというか、そういう気持ちもあるんですけど、今できる役割に集中して、練習でもシュート練習を毎日して、チャンスが来たときに活かせるように準備をしていたつもりなので、今日やっと1本出たので「ここからまた」という気持ちです。

ーここ数試合は得点が取れるようになりましたが、チームが成長した点はどのあたりですか?

攻撃に厚みが出てきました。空いているところにどんどん人が入ってくる。相手もすごい嫌だと思う。ボールも動かせるようになっているから相手もだんだん疲弊してきて、スペースが空き飽きやすくなっている。FWをやっていても「ボールが来るな」「点が取れるな」という感覚があるので、そこが成長しているところかなと思います。