Match Result
クリアソン新宿 0(0-2、0-0)2 Honda FC
Member
Starting Lineup
GK 浅沼優瑠
DF 坂本修佑、澤井直人、米原祐、吉田将也
MF 小島心都、中山雄登、今井聖士、村越健太
FW 佐野翼、前澤甲気
Substitute
中島佳太郎、相澤佑哉、鈴木翔登、高橋滉也、猪野毛日南太、齊藤和樹、岡本達也
HT:今井→猪野毛、小島→齊藤
69分:佐野→鈴木
82分:前澤→岡本、中山(雄)→相澤佑哉
Goal
4分:Honda FC
22分:Honda FC
Match Review
前節ホームで先制を許したものの、途中交代の猪野毛と齊藤のゴールで逆転。試合はそのまま終わるかと思われたが、最後の最後で追いつかれての痛み分けとなった。
ホーム2連戦となる今節は2位につけるHonda FCとの対戦。前半戦では惜しいシーンを作るも0-0のドロー。勝てる手応えを感じただけに、ホームでは勝ち点3を手にしたいところ。
池谷、島田、中山(仁)が欠場。今井、小島、前澤が替わって名を連ねた。

試合は早い時間に動く。4分、やや不運な形でキーパーと1対1を作られる。これをHondaにしっかりと決められて先制を許してしまう。いきなりリードを許す展開。
9分、クリアソンに最初のチャンス。村越が相手から奪ってサイドを突破、ゴール前の佐野へとつなぎ、最後は今井。しかし枠を捉えられず。
10分、今度はHondaにチャンス。中央を突破されてシュート。これは浅沼がファインセーブ。
14分、中盤からうまく抜け出して再び村越へ。右足でシュートを放つが、これはキーパー正面。村越を起点に時折ゴールに迫るものの、Hondaにペースを握られる難しい展開。

すると22分、中央に入れた浮き玉のボールを拾われるとカウンターから少ない人数のコンビネーションで崩されて追加点。前半で0-2、さらに苦しい状況に追い込まれる。
38分にも、CKを折り返してシュートを打たれるが、浅沼がセーブ。41分には、今度はFKからフリーで合わせられるが、ここは浅沼の正面。
良いところを見せられないままハーフタイム。後半の頭から小島に替えて齊藤、今井に替えて猪野毛がピッチに立つ。

後半も、立ち上がりからHondaがチャンスを作って押し込む。しかし、クリアソンも攻勢に出る。60分、相手のパスを齊藤がカットすると、猪野毛と佐野でワンツーから村越に展開。村越は迷わず右足で打つが、これも決まらず。
69分、佐野に替えて鈴木。鈴木がアンカーとして前線にボールを供給。クリアソンがペースを握る時間が増えるが、決定機を作るには至らない。

Hondaは時間を使いながら、隙を見せるとクリアソンのゴールを脅かす試合巧者のコントロール。75分には、スルーパスで深い位置を取られると、落としたところにいた選手が放ったシュートはバーに助けられる。
クリアソンは77分、猪野毛がハンドで獲得したFK、中山(雄)が蹴ったボールは素晴らしいところに飛ぶが、わずかに合わず。

82分には岡本、相澤を送り込むがスコアを動かすことはできず。そのままタイプアップ。優勝争いの最中にいるHondaに、実力の差を見せられる形となった。次節はアウェイでのミネベアミツミFC戦。上を向いて進んでいくしかない。

Comments
監督 北嶋秀朗

ー今日の試合に臨むにあたって、選手たちにはどのような言葉をかけましたか?
選手たちには「チャンスの神様はピンチの顔してやってくる」そして「チャンスの神様は前髪しかなくて、その前髪を逃したら掴めない」と伝えました。(チーム状況的に)ピンチの顔だったけど、チャンスだと思って、この前髪をちゃんを掴みに行きたいと話をしました。
特に久しぶりのスタメンの選手、若い選手も多かったので、ここで思い切ってプレーしてほしいし、楽しんでほしい。そういった期待をかけて送り出しました。
ただ、結論で言えば、前半の入りからふわっとしたぬるっとした内容で、そのまま前半を終えてしまった。その前半が、試合を通して響きました。夏の中断期間後、後半戦が始まってからの一番のワーストゲームだったかなと思います。いろんなものが乗っかりにくかった、積み重ねにくかったゲームでした。
ーそのようなゲームになってしまった原因は、どのように考えていますか?
ハーフタイムでは、選手たちに「この球際の強度で、俺たちは本当に勝てるって思ってるのか」と聞いたとき「いや、これでは勝てないと思ってる」と言っていました。ただ「じゃあ、なんでこういうこういう試合の入り、球際になっているのか」という問いに対しては、答えを持っていませんでした。
クリアソンの配置が整っているときはやられていなかった。トランジションの瞬間、五分五分の際で負けていたので、そこは戦術では隠せないところで、男としての戦いだから「そこは負けちゃダメ」というところが原因だったかなと。
ただ、カウンターを受けてしまっていたところは、相手のツートップが縦関係でその起点になろうとしていたので、どう抑えるのかの設計は、もっと僕も考えなくちゃいけないなと思いました。
ーこの試合で昇格の可能性がなくなったことについては、何か伝えましたか?
「最後、残り5試合をちゃんと走り切って、戦い切ってということをいうのをやろう」と、選手から話があがりました。
