クリアソン新宿は6月18日、新宿区立柏木小学校で、小学1〜3年生153名を対象としたキャリア教育「太陽の授業 まちのせんせい」を開催しました。

昨年6月以来の2回目となる今回は、パナソニックホームズ、文明堂東京、損害保険ジャパン、ドコモCS、HIROTSUバイオサイエンス、三粧、KPMGコンサルティング、そしてクリアソン新宿・日本ブラインドサッカー協会の8組織が参加。子どもたちは午前中を使って、2つの授業を選び、それぞれの仕事に関するテーマについて考えたり、様々な職業の魅力を学びました。

学校とサッカークラブ、それぞれの取り組みから生まれる

柏木小学校では以前、漫画家らのクリエイターを招くキャリア学習を実施していました。一方、クリアソン新宿は、選手や元選手がサッカーの体験会と併せて、自身の経験を語って子どもたちが将来を考えるきっかけをつくる「太陽の授業」を行ってきました。そこに「クリアソン新宿のパートナー企業にも参加してもらい、より多様な仕事と出会える場をつくれないか」という発想が加わり、この取り組みが昨年、生まれました。今年は名称を「太陽の授業 まちのせんせい」として実施し、参加企業も一部入れ替わりました。

柏木小学校の竹村郷校長は、「特に低学年にとっては『楽しい』ことが学びの入口です。子どもたちは大喜びでした。新しい知識を得たり、体験する機会は、教員だけでは提供しきれない部分もあり、このような貴重な機会を作っていただいたことに感謝しています。クリアソンさんから『地元の企業と地元の子どもたちが関わることで、お互いが元気になるのではないか』という提案をいただき、この企業連携が始まりました。参加する企業を入れ替えながら続けてくださる今の形は、とても意義深いと感じています」と話しました。

「面白い!」「知りたい」があふれた教室

各教室では、企業・団体ごとに工夫を凝らした授業を展開しました。

AIを活用して未来の公園をデザインしたり、生き物について学んだり、カステラづくりの裏側や防災について考えたりと、子どもたちは教科書だけでは学べない仕事の世界を体験しました。

授業後には、子どもたちが

「AIに絵を作ってもらって楽しかった」
「いろいろな生き物のことがわかった」
「カステラの材料がわかった」
「防災のことをもっと知りたいと思った」

などと話し、新しい興味や発見が生まれた様子でした。

最後に、クリアソン新宿の元選手で、現在は地域共創部子ども室長を務める西山大輝が、体育館に集まった子供たちに向けて、「今日感じた『これが好きかもしれない』という気持ちを大切にしてください」とメッセージを送りました。

地域で子どもの学びを支える

当日は保護者に加え、近隣の学校関係者も視察に訪れ、この取り組みに関心が寄せられました。

クリアソン新宿は今後もパートナー企業や学校と連携しながら、この取り組みをさらに発展させ、地域で働く大人たちが子どもたちの学びを支える機会を広げていきます。

参加企業・団体からのコメント

株式会社文明堂東京 牧野さん

昨年に続き今回も太陽の授業に参加させて頂きました。昨年同様、今年も大変賑やかな文明堂の授業となりましたが、我々が出題したカステラクイズやなぞなぞに対して積極的に参加したり、目を輝かせながらカステラについて学ぼうとしたり、その純粋に授業を楽しもうとしている姿勢に胸を打たれました。ありがたいことに、ほとんどの生徒さんが文明堂というブランドをご存知でしたが、弊社が同じ新宿区内に(複数の)お店を構えていることはあまり知られていないことに驚きました。柏木小の生徒さんをはじめ、同じ新宿区内の皆さんにもっと企業と店舗のアピールをする必要があると感じた貴重な時間でした。

株式会社ドコモCS 野口さん

みんなで考えたアイデアが一つのイラストとして完成した瞬間、教室には大きな驚きと歓声が広がり、子どもたちが自分のアイデアが形になる喜びを感じている姿が印象的でした。「また参加したい」「毎日でも受けたい」といった声に加え、「ドコモがいろいろなことをしていることを知ることができた」とのコメントもあり、私たちがとても大きなやりがいを感じる機会となりました。今回の体験が、新しい世界に目を向けるきっかけとなり、未来への一歩につながっていくことを願っています。

損害保険ジャパン株式会社 山口さん

柏木小学校の元気な子どもたちへ防災に関する授業を行いました。一見難しく思える「損害保険の仕組み」や「日頃の備え」について、カードゲームを通じて、子どもたちが主体的に、そして笑顔で学んでくれた姿が非常に印象的でした。未来の新宿を担う子どもたちが、安全で安心してのびのびと暮らせる街であり続けられるよう、これからも地域のパートナーとして、防災・防犯や安全を支える活動に全力で貢献してまいります。

パナソニックホームズ株式会社 田中さん

今回は2度目の参加となりました。子どもたちが主体的に学びを深めていく姿が印象的で、回を重ねるごとに、地域や仕事に対する関心の芽がより確かなものになっていると感じております。
特に、防災の話題に対して「もっと知りたい」という声をいただけたことは、大きな喜びであり手応えとなりました。今回の経験は、地域や社会に向けた役割を改めて考える貴重な機会となりました。

株式会社HIROTSUバイオサイエンス 今井さん

今回は、子どもたちに「本物に触れる体験」を通して、生き物が持つ力が私たちの暮らしや社会に生かされていることを知ってもらいたいとの思いで、授業を企画しました。「線虫という小さい生き物が、がんで大活躍するなんて思いませんでした」「小さいのに嗅覚が犬と同じなのもすごいと思いました!」という感想をいただくなど、子どもたちが目を輝かせながら学ぶ姿がとても印象的でした。この経験が、将来の夢や新しいことに挑戦するきっかけの一つになれば嬉しく思います。

株式会社 三粧 大沼さん

「子どものうちから地域企業に触れる」という素晴らしい取り組みに、強く共感いたしました。変化の激しいこれからの時代を生きる子どもたちにとって、早い段階からこうした体験教育の機会を持つことはとても大切なことであり、校長先生やクリアソン新宿の皆様の熱い想いに深く敬意を表します。当日は、素直な子どもたちから様々な反応をもらい、私たち大人も深く考えさせられました。今後、地域に貢献する企業として、子どもたちへの伝え方やアプローチをさらにバージョンアップしていくための大変貴重な経験となりました。

KPMGコンサルティング株式会社 森田さん

今年も昨年に引き続き、コンサルティングの問題解決を疑似体験していただきました。「考えることは難しかったけれど、人を助けられ喜んでもらえたのがよかった」「インタビューをするのがたのしかった」「助け合いながら考えられた」と子どもたちの感想を得られ、コンサルティングの醍醐味である「悩みのあるひとの声をきく」「一緒に考える」「だれかの悩みを解決する」ということが、子供たちに面白い仕事として伝わったようで、大変うれしく思います。難しいながらも、一生懸命考えて、喜びをみつけてくれる姿勢がとても印象的で、自社の価値やこの仕事の意義を、改めて見つめる良い機会にもなりました。

クリアソン新宿・日本ブラインドサッカー協会 黄誠秀

今回の授業では、私がクリアソン新宿で実際に取り組んでいるブラインドサッカーを活用したプログラムを体験してもらい、「人と話すこと」「助け合うこと」の大切さを子どもたちと一緒に考えました。体験を通して楽しみながら真剣に挑戦し、仲間と協力しながら笑顔で取り組む姿がとても印象的でした。私自身も、サッカー選手としての経験や現在の仕事への想いを改めて見つめ直す貴重な機会となりました。この授業が、子どもたちにとって「新宿にはこんな仕事をしている大人がいるんだ」「好きなことが仕事につながることもあるんだ」と感じ、自分の未来を考えるきっかけになれば嬉しく思います。