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2024シーズン新体制発表会を開催 北嶋新監督、5人の新加入選手が登壇 「サッカークラブと“まち”」をテーマに議論も

Criacao Shinjukuは1月21日、新宿区内で2024シーズンの新体制発表会を開催しました。

昨季は、2年連続国立競技場で1万人以上を集客、秋にはJ3ライセンス交付もありましたが、順位は11位にとどまりました。JFL3季目の今季はJ3昇格を目指し、北嶋秀朗がヘッドコーチから監督に。森岡隆三がフットボールアドバイザー兼クラブリレーションズオフィサーに就任。5名の新しい選手が加わりました。

総計3万人が目標

冒頭のあいさつで代表の丸山和大は、昨季の節目の試合や様々な方々と共に行った取り組みを振り返りました。その後、今季はホームゲームの観客数総計を3万人にするという目標を掲げ「ただ来てもらうのではなく、豊かさをしっかり届けていく、そんなシーズンにしたいと思っています。我々だけではできません。皆さまの力を借りれば、たくさんの方々にサッカーの力を使って豊かさを届けることは実現可能だと思っています」と話しました。

来賓の吉住健一・新宿区長、髙野吉太郎・東京商工会議所新宿支部会長、北田理・株式会社アセットリード 代表取締役社長から、それぞれ激励のメッセージを頂きました。

選手兼株式会社Criacao執行役員の原田亮が今季の方針などを発表。「世界一のまちで、世界一のサッカークラブを作る」と話し、今季も変えないこと、今季から変えることなどが伝えられました。

多様性の共鳴×新宿力

この日、初めてお披露目した新ユニフォームのコンセプトは「多様性の共鳴×新宿力」。それを象徴する新宿の街並みのデザインがシャツの両脇に描かれたユニフォームを着て選手たちが登壇しました。

新加入選手は5名で、東京ヴェルディから小池純輝、ロアッソ熊本から相澤佑哉、駒澤大学から上野正騎と小島心都、桜美林大学から今井聖士が加わり、壇上に並んで紹介されました。

北嶋新監督、須藤キャプテンの後、新加入選手を代表して小池が、新シーズンへ向けた意気込みを語りました。

監督 北嶋秀朗

「昨年加わらせて頂き、たくさんの衝撃と感動を味わう時間となりました。私が監督に就任するにあたり、成し遂げなければならないことは、素晴らしい選手たちを試合に勝たせることで、より光り輝く男たちにすることだと思っています。目標はJリーグ昇格。これのみです。ここにいる皆さんとなら、ここにいる選手たちとなら、必ず成し遂げられると信じています。一緒に闘って下さい」

キャプテン 須藤岳晟

「クリアソンに関わる多くの方々から学ばせていただいたあり方を通じて、世の中に豊かさや感動を届けていきたい。だからこそ、勝ちたい。どうしても、勝ちたい。そう強く思っています。2024シーズン、まず皆さまとともにJリーグに行けるように、全身全霊、一日一日、魂込めて過ごしてまいりたいと思います」

新加入選手代表 小池純輝

「クリアソンファミリーとして、本日を迎えられたことを本当に嬉しく思っています。2013年に丸山さんと剣持さんとお二人とお会いしました。この10年間、ずっと関係を持たせてもらいました。今シーズン、Jリーグに昇格するという明確な目標があります。昇格をして、より多くの方々に豊かさを届ける。そこに向かって、ここにいる仲間とともに目標達成できるように頑張ります」

3万人、マスコット、公式アプリ

今シーズンは、新たに3つのプロジェクトを行うことを選手が発表しました。米原祐は試合会場などで声を掛けられた喜びを語って「3万人プロジェクト」を、浅沼優瑠は長崎時代にマスコットの大切を知ったことを話して「マスコットプロジェクト」を、鈴木翔登はコロナ禍でもオンラインで繋がれた時の気持ちを話して「公式アプリプロジェクト」をそれぞれ紹介。招き猫をモチーフにしたマスコットの姿がスクリーンに映し出されると、場内からはどよめきが起こりました。

サッカークラブと“まち”

最後は、ゲストを迎えてのトークセッション。宮﨑進司氏(株式会社文明堂東京 代表取締役社長)がファシリテーターを務め、髙田春奈氏(WE リーグ チェア)、北川真也氏(株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ 代表取締役社長)、森岡隆三(クリアソン新宿 フットボールアドバイザー / CRO)が登壇。「サッカークラブと“まち”」をテーマに、新宿という都会と地方におけるサッカークラブの役割の違いや地域活動の意味合いなどの話を髙田、北川両氏から伺いました。地域を結ぶ役割も担う森岡が「繋がりの太さ、絆が未来を切り開く。我々としてはその“1”を大きくしていくことをしていかないと。しっかり頑張りたいと思います」と誓いました。

約1時間50分に渡った会は、大きな拍手で締めくくられました。