Match Result
Honda FC 0(0-0、0-0)0 クリアソン新宿
Member
Starting Lineup
GK 中島佳太郎
DF 坂本修佑、高橋滉也、米原祐、吉田将也
MF 島田譲、池谷友喜、中山雄登、前澤甲気
FW 小池純輝、中山仁斗
Substitute
浅沼優瑠、上野正騎、赤井シャロッド裕貴、小島心都、猪野毛日南太、齊藤和樹、西山大輝
HT:小池→猪野毛
63分:池谷→齊藤
77分:前澤→西山、高橋→上野
87分:米原→赤井
Match Review
前節、ミネベア戦では引き分けで勝ち点1を獲得。泥沼の5連敗からは脱したもの得点は取れず。苦しい状況が続く中で、アウェイでHonda FCとの試合に臨んだ。
チャンスを多く作った可変式で小池と高橋がサイドを取る形を今回も踏襲。大﨑に変わって池谷がスタメンに入った。

立ち上がりは一進一退の攻防が続くが、徐々にクリアソンペースに。
10分、中山(仁)が抜け出して右足で放ったシュートはポストを叩くが、これはオフサイド。15分にも同じような形で池谷が抜け出してゴール前に送り込むが、今度はシュートまでいけず。

一方のHonda FCはサイドから早めにクロスを入れて攻勢を強める。
19分、そのクロスがファーで待っていたフリーの選手に通るが、これは米原が間一髪でブロック。28分にも、クロスからのこぼれ球を拾った選手がシュート性のボールを際どいところに通すが、ここもなんとかクリア。

クリアソンも反撃。40分のCK、アウトスイングの遠ざかるボールに、中山(仁)がドンピシャであわせるが、これは相手のDFのブロックに防がれてしまう。終了間際にかけてはクリアソンにチャンスシーンが増えるが得点には至らず。スコアレスドローで後半を迎える。
HTで小池に代わって猪野毛がピッチに立つ。少しずつ日が暮れて、照明の光が強くなってくる。

後半の立ち上がり、クリアソンに決定機。51分、左のペナルティエリア角で前澤が上手く受けると猪野毛へパス。猪野毛は技ありのヒールで相手DFを欺き、中山(仁)にキーパーと1対1のシチュエーションをお膳立て。しかしこれは防がれる。
61分にはHonda FCに決定機。右サイドの混戦を抜け出されると深い位置までえぐられてラストパス、これはギリギリであわず。

準備していた交代カードを切っていく。池谷に代わって齊藤がピッチへ。直後、猪野毛が左サイドを突破して上げたクロスはゴール前では合わないが、大外の高橋が切り返して右足で再びクロス、齊藤が反応して頭を振るが厚い当たりにはならず。
74分、吉田のクロスにまたも齊藤が飛び込むがこれはクロスバー。拾って島田、前澤がシュートを放つがいずれもブロックされる。

81分には右サイドを崩されて危ないシーン。86分にも完全にフリーになったHonda FCの選手にダイビングヘッドをされるが、これはクロスバーに救われる。
激しい攻防はアディショナルタイムまで続く。90分にはセットプレーの流れから残っていた坂本が左足でシュートを放つが、これは枠外。
Honda FCには、92分にバイタルエリアから鋭いミドルシュート、94分にもキーパーと1対1の状況まで作られるが、クリアソンのDF陣も集中力を切らさず守り切って試合終了。

7戦勝ちなし得点なしの苦しい状況は変わらずだが、前節に続きクリーンシート。攻撃でも決定的なシーンを作って会場を沸かせた。確実に前に進んでいる手応えを得ている。
Comments
監督 北嶋秀朗

ーまずは試合の振り返りをお願いします。
選手たちの今日のプレーで発揮した振る舞いは、みんなで準備してきたこと、落合に残ったメンバーも含めて全員で準備してきたことを本当に存分に出してくれました。
攻撃も守備もパワーを出せていました。ゴール前に迫る回数も多くて、決定機も作れていた。もちろん相手にも決定機はあったけど、そこはちゃんと身体を張って守った。今日は「サッカーをする上でのあるべき姿」があったなと思います。
あとは、交代選手たち全員パワーを投下してくれました。そこにたくましさを感じました。今年は、途中から入った選手がパワーになりきれない試合が続いていたんですけど、今日はしっかりとチームのエンジンを再回転させてくれた。そういったことも含めてすごく良いゲームができたと思います。
選手たちにも言ったんですが、これだけのことができてるので、もう一転がりのところは、僕がなんとかするしかないなと思っています。どうしたらいいかを死ぬほど考えて、次に向かいたいです
ー前節から戦術にも少し変化を加えて、チームが躍動している印象があります。
一番は攻撃の形を整理して、みんなの景色を合わせたことです。
でも、もっと大事なのは、そうしてパスをつなぐんじゃなくて、自分でドリブルで運ぶとか、切り裂く、そういったプレーです。選手たちはそれをすごく意図的にやっている、トライしていると思います。そうやって味方にスペースや時間の貯金を与えられているシーンが増えている点は、すごく大きな成長です。
やっぱり「プレーの意志」というものが、前節から強くなってきたと感じているので、それは本当にいいなと思っています。
#99 中山仁斗

ー今日の試合、ゴールに迫れている場面がありましたね。
最近、チームでやっている攻撃の形はすごく出せたかなと。でも、最後のフィニッシュのところ、決定機が僕のところに2、3本あったけど決めきれなかったので、そこは責任を感じています。
特に後半のイノのヒールパスからの決定機。調子が良いときなら余裕があって、もうちょっとキーパー を見て蹴れていたと思う。でも今はゴールが決まってないんで、そこでちょっと早く蹴らないとってなってしまった感覚がありました。
ーこういうときはどうすればいいのでしょうか?
練習しかないですね。練習して、成功体験じゃないですけど、そういうのをトレーニングからやる。練習中からどれだけ試合の場面に近づけられるか、メンタルをそこまで持っていってやれるか。そこが まだまだ足りてないんだと思います。