雨の中の激闘はアディショナルタイムに失点許してドロー決着|4/13(日) JFL第6節 vs ヴィアティン三重 ハイライト、レビュー、選手・監督コメント

雨の中の激闘はアディショナルタイムに失点許してドロー決着|4/13(日) JFL第6節 vs ヴィアティン三重 ハイライト、レビュー、選手・監督コメント

Match Result

クリアソン新宿 2(1-1、1-1)2 ヴィアティン三重

Member

Starting Lineup

GK 中島佳太郎
DF 坂本修佑、上野正騎、米原祐、吉田将也
MF 石井圭太、池谷友喜、中山雄登、前澤甲気
FW 齊藤和樹、中山仁斗

Substitute

浅沼優瑠、赤井シャロッド裕貴、竹内諒太郎、瀬川和樹、須藤岳晟、西山大輝、今井聖士

64分:上野→竹内、池谷→瀬川
72分:中山雄→今井

Goal

15分:米原祐
40分:ヴィアティン三重
80分:中山仁斗(PK)
91分:ヴィアティン三重

Match Review

今シーズン西が丘で初めての試合、あいにく天候には恵まれず。前節からの変更は、中山(雄)が右サイドに入り、池谷が左に回った。

ミッドウィークの試合では敗戦したものの、特徴を生かして存在感を放っていた赤井、西山がサブに名を連ねた。

立ち上がりから一貫してつないでくるヴィアティン三重に対して、クリアソンは前線のプレスからショートカウンターを狙う。

その狙い通り、相手のスローインから中山(仁)が奪って中山(雄)に送る。クロスに飛び込んできた齊藤のヘディングはGKのファインセーブに阻まれるもCKを獲得。そのCKから15分、ニアでそらしたボールに最後は米原が押し込む。大きな大きな先制ゴールをゲット。

流れをつかんだクリアソンはペースを上げる。28分にはやはり相手のスローインから奪って、オーバーラップしてきた上野がグラウンダーのクロス。ニアで中山(仁)が潰れて齊藤がゴール至近でシュートを放つも、ここもGKのファインセーブ。追加点の決定機をものにできなかったクリアソン。

徐々に三重が押し込む時間に。40分、ゴール向かってやや左側の位置から直接FKのピンチ。右足のシュートはきれいな放物線を描きゴールネットを揺らす。1-1でハーフタイムを迎える。

後半は雨足が強くなり、会場でも傘をさす人の姿が増える。ここからは一進一退の攻防。

59分にピンチ。右サイドからのアーリークロスをおさめられシュートまでいかれるが、これはゴールの右。63分にもペナルティーアーク付近からシュートを打たれるがこれもゴールの右。直後のCKもピンチになるが、中島がギリギリでかき出す。

一方で、71分にチャンス。お馴染みとなりつつあるロングスローをフェイクにしてフリーをつくり瀬川がクロス、ファーの齊藤がシュートを打つも枠を捉えられず。

今度は竹内がロングスロー。一度は弾かれるがその流れからこぼれ球を拾った瀬川がクロス、これが相手のハンドを誘ってPKを獲得。中山仁斗が冷静にPKを沈めて勝ち越し。難しいゲームを再度勝ち越し2-1とした。

時間が迫るにつれて、三重はやや縦に速い攻撃を展開する。すると91分、スローインからクロスを上げられ、ニアで先に触られたボールは走り込んできた選手をかすめてクリアソンのゴールへ。ハンドかオフサイドか、審判も確認に走るが判定は覆らず。

試合終了間際の同点ゴールで、雨の中での激戦は痛み分けのドローとなった。

Comments

監督 北嶋秀朗

―まずは試合の振り返りをお願いします。

最後の3分まで勝っていたので、もちろん勝ちたかったんですけど、今日は引き分けが妥当だったと思います。お互いにチャンスがありましたし、クリアソンは「それをやらせない」と言っていたところから失点してしまいました。

前半のはじめは4-4-2でプレッシャーがうまくはまっていて、ショートカウンターが発動できていました。そこから成山コーチが魂込めて鍛錬してくれたセットプレーで、良い時間に得点が取れました。

得点後は、ボールを動かされてプレッシャーがはまらなくなった時間帯がありました。ハーフタイムでは修正したんですが、相手が背後やセンターフォワードにボールを入れてくる機会が増え、そこに守備が届かない状態が続いていたので、成山コーチや斎田コーチと相談して3バックにしました。プレッシャーがかけやすくなって得点も生まれたので、そこでも良い修正ができました。

失点のところは、前節からクロスを上げさせないことが肝だと言っていたんですが、今日もクロスからやられてしまった。もっとやらなきゃいけない部分です。

ーここまで7試合が終わりましたが、どんなことを感じていますか?

今日も選手たちの振る舞いは立派だったと思います。どんなときにも自分たちに矢印を向けていました。レフェリーのジャッジにもフラストレーションがあった中で、冷静と情熱のあいだでプレーすることが大事だと思うんですが、凛とした態度でサッカーをやり続けていました。

浦安戦の前半では矢印が外に向いてしまっていたことを反省点にしたんですが、そこから成長を感じました。

これを続けていくことに加えて、前回と同じ失点の形なのでそこを詰めていくこと、攻撃では後ろがもう少し時間を作れるようにしたいと思っているので、練習からしっかりとやっていきます。

#15 米原 祐

ー得点シーンを振り返りをお願いします。

ニアで合わせて、直接ゴールというよりファーに流すことをチームとしては狙っていたので、信じて飛び込みました。そこにボールが来たので、身体で押し込んだという感じでした。

ホームだったので絶対に勝ちたいと思っていた中で、セットプレーでの得点は自分の特徴なので、自分だけでなくみんなで準備した成果ですが、それが形になって嬉しかったです。

ーDFラインでも新加入のメンバーが活躍しています。

修くん(坂本)とはしっかりコミュニケーションが取れていますし、サイドバックの(吉田)将也とも連携がうまくできています。毎試合課題はありますがそれを次の練習に生かす、トライアンドエラーができていると思います。

修くんは、僕と同じく高さや対人が得意なタイプですが、視野が広くて周りにポジティブな声かけができる選手で、自分も助けられています。リーダーシップも取れて、修くんに任せてしまうわけではないんですが、一緒に作っていきたいと思っています。

ー雨の中でも集まってくださった方々にメッセージをお願いします。

雨の寒い中でも、こうやって応援してくださるのは当たり前じゃないと思います。だからこそ今日は勝ちたかったんですけど、負けなかったということもリーグを通して大事。特にホームでは負けなしで来ています。

そこはポジティブに捉えて、次に観に来てくれた方に喜んでもらえる瞬間を届けられるように、また1週間準備したいと思います。今年はJFL昇格を常に手に届くところに置いておくためにも、勝利は大事なので、今日の勝ち点1を次に繋げて、アウェーで勝ってホームに帰ってきたいと思います。

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