優位に進めた前半で仕留められず 惜敗|4/6(日) JFL第5節 vs FCティアモ枚方 ハイライト、レビュー、選手・監督コメント

優位に進めた前半で仕留められず 惜敗|4/6(日) JFL第5節 vs FCティアモ枚方 ハイライト、レビュー、選手・監督コメント

Match Result

FCティアモ枚方 1(0-0、1-0)0 クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 中島佳太郎
DF 坂本修佑、上野正騎、米原祐、吉田将也
MF 石井圭太、池谷友喜、今井聖士、前澤甲気
FW 齊藤和樹、中山仁斗

Substitute

浅沼優瑠、鈴木翔登、瀬川和樹、須藤岳晟、澤井直人、中山雄登、猪野毛日南太

58分:今井→瀬川
71分:池谷→猪野毛
83分:上野→鈴木

Goal

69分:FCティアモ枚方

Match Review

AGFでの今季3勝目から1週間。ミッドウィーク開催の国立でのデフサッカー男子日本代表との親善試合を挟んで、アウェー枚方の地で連勝を目指す。

立ち上がりはややクリアソンペース。ファーストシュートは2分。左から今井がカットインして右足シュートもこれは枠外。6分には、左サイドの混戦から球際に勝ってボールを前にこぼした池谷が、ペナルティアーク付近からフリーでシュートを放つもGK正面。

徐々に枚方がボールを握り、中央から細かいパスで突破を図られる機会が増えるも、シュートまではいかせない。

25分には今日一番のチャンス。左サイドで齊藤が奪うと今井からフリーの池谷へ。ワントラップしてからのシュートは惜しくもクロスバー。

45分には上野からの縦のロングボールを今井と齋藤で追いかけ奪い、走り込んできた前澤がシュートを打つもこれもゴールとはならない。

前半は相手シュートを0本におさえるが、クリアソンもチャンスをものにすることができなかった。

後半は一進一退の攻防。前線で奪ってチャンスを作ったかと思うと、逆に剥がされてゴール前まで侵入されるシーンも。

58分に今井にかえて瀬川を投入。左サイドが攻撃の起点となり獲得したロングスローから何度かチャンスを作る。61分にはロングスローをフェイクにフリーを作った瀬川のクロスから、最後ファーにこぼれたボールを池谷がシュート。しかし枠外。

一方で、枚方の攻撃がゴールに迫ってくる。63分には右サイドのクロスが危ういところを通る。そして69分、うまく右に展開されると、やはりクロスを上げられて大外からヘディングで合わされ失点。

78分にも同じような形で右に展開されて、シュートはバーを叩く。こぼれ球に反応した米原と中島が交錯するがファールの判定。追加点は免れる。

その後は同点に追いつくべくアグレッシブな姿勢を見せるが、決定的な機会は作れず。ラストワンプレー、瀬川のCKは上がっていた中島の足元に転がるがおさまらず。クリアされて試合終了。

悪くない試合展開だっただけに勝ち点を持って帰りたかったが、この日は敗戦。シーズン2敗目となった。

Comments

監督 北嶋秀朗

―まずは試合の振り返りをお願いします。

選手にも言ったんですけど、本当に “サッカーあるある” で、前半の決定機を決めれなくて、後半に1発決められて負けました。

ただ選手たちは勇敢でしたし、勝者の振る舞いだった。大事なことはここで連敗しないことです。来週の1週間をちゃんと過ごして、ヴィアティン三重戦を迎えたいと思います。

―後半は守備が難しそうな印象を受けました。

前半のプレスを見て、もうちょっとFWがコースを限定して、サイドで奪ってカウンターを打つ回数を増そうとハーフタイムに指示を出しました。

ただ後半になって相手のボランチが2枚とも、クリアソンのツートップの脇に降りてくるようになりました。クリアソンの後半のやり方と、相手が変えてきたやり方との相性が悪くて、間を通されて前を向かれるシーンができてしまいました。

やり方を前半と同じに戻そうと伝えたんですが、そのズレが戻り切らない感じがあって難しくなってしまった。相手がやってくるであろう手まで、僕がもっと想定しておくべきだったという反省があります。

―失点シーンはどのように分析していますか?

前節が終わったあと、クロスを上げさせないことにこだわろうとフィードバックしました。相手がマイナス方向にドリブルしたときに距離をあけてしまうことがチームの課題でした。そういうシーンでは強く寄せることを意識してたんですが、結果的にその形で失点してしまいました。

ボールが風に乗ってファーに流れて、全体がスライドしていたことあって大外が空いたというのもあるんですが、まず大事なのはクロスを上げさせないことだと思っているので、そこを徹底していきたいです。

#3 坂本修佑

―まずは試合の振り返りをお願いします。

前半は狙った形でショートカウンター、そこから決定機を作れていました。後半になって相手が形を変えて、クリアソンもより点を取るための形を変えて、その結果、相手にやりたいことをやらせてしまう展開になってしまいました。

ピッチの中でも判断をしながら全体で意思統一できれば、後半も優位に進めて決定機が生まれ、勝てたと思います。

今日の試合結果に対して、下を向いてネガティブになる必要はないと思います。今後の試合も「決めるところを決める」「後ろはゼロで終える」ということが改めて大事になると感じました。

―失点シーンはどのように分析していますか?

クロスを上げさせないように声をかけていたんですが、映像を見るとあのシーンには一瞬の隙がありました。その一つ前のシーンでも、細かいことですが相手がスローインを投げたときのラインアップが甘かった。失点シーンのような現象を作らせない、その前の段階で防ぐ準備のところを突き詰めたいと思います。

ーゆかりのある大阪での試合でした。

個人的には、知り合いや過去に一緒だったチームの関係者が観にきてくれて、居心地が良い空間でした。だからこそ今日は勝ちたかったというのもあるんですが、やはり簡単に勝てる試合は一つもないということを痛感しました。

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