島田&前澤のゴールで二度目のクリーンシート白星|3/22(土) JFL第3節 vs Y.S.C.C.横浜 ハイライト、レビュー、選手・監督コメント

島田&前澤のゴールで二度目のクリーンシート白星|3/22(土) JFL第3節 vs Y.S.C.C.横浜 ハイライト、レビュー、選手・監督コメント

Match Result

Y.S.C.C.横浜 0(0-1、0-1)2 クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 中島佳太郎
DF 坂本修佑、上野正騎、米原祐、吉田将也
MF 島田譲、池谷友喜、今井聖士、前澤甲気
FW 齊藤和樹、中山仁斗

Substitute

浅沼優瑠、瀬川和樹、竹内諒太郎、石井圭太、中山雄登、猪野毛日南太、佐野翼

68分:今井→瀬川
73分:池谷→竹内
82分:齊藤→中山雄、上野→石井

Goal

2分:島田譲
79分:前澤甲気

Match Review

前節とは打って変わって春の陽気。クリアソンとしては初めて足を踏み入れたニッパツ三ツ沢球技場は、サッカー専用スタジアムならではの熱気で溢れる。

開始早々、相手陣内でスローインを奪うと中山仁がゴール前でキープ。一度は奪われるがクリアボールを拾った島田が得意の左足を振り抜き、これがネットに突き刺さる。昨年J3だったY.S.C.C.横浜を相手に、最高の立ち上がりとなる。

先制直後、池谷と絡んだ相手選手が倒れぎわに池谷を蹴り、これが乱暴行為となって一発退場。前半3分にして数的優位を得たクリアソン。以降、相手にボールを持たせながらカウンターで決定機を増やしていくゲームメイク。

19分には、左サイドを上野が突破してクロス、これを中山仁がおさめて振り向きざまにシュート。リフレクトしたボールを前澤がボレーシュート。うまく抑えたかのように見えたがこれはゴール上。

41分には、吉田が相手のくさびをカット。そのボールは抜け出した池谷の足元に通り3対2の状況を作るが、中山仁を経由してフリーになった今井へとつなぐも帰陣したDFにカットされシュートまでいけず。

後半もクリアソンには幾度となく決定機が訪れる。立ち上がりには、吉田が相手の股を抜くグラウンダーのクロス。長い距離のワンツーとなり再び吉田がクロス、ファーで待っていた上野が左足でシュートを打つも枠外。

65分には島田が奪って、齊藤、池谷、吉田とつなぎ斜めのパス、齊藤がおさめてチップ気味でクロスを上げるも中山仁のヘディングは枠の左。直後にもクロスから中山仁がフリーでダイビングヘッドをするも今度は枠の右。

攻勢ムードだったが、クリアソンのプレスがハマらなくなりはじめる、徐々に真ん中を割られてアタッキングサードへ侵入される機会が増える。

73分に池谷と竹内をスイッチして、5バックにシステム変更。しかし直後の75分、クイックリスタートから右のアウトサイドで流し込まれたボールは、クリアソンの選手が二度触るもクリアできず。際どいところを通過するが、相手も反応できずギリギリで失点を回避。

78分には良い位置で与えたFKがクロスバーを叩くも中島がなんとかキャッチ。得点機会をものにできなかった反動か、嫌な空気が漂い始める。

しかし、ここで頼りになるのが攻守で存在感を放っていた前澤。79分、相手GKのパスがズレたのを逃さずに奪って中山仁へ縦パス。そのままゴール前へ走り込み中山仁から奪うようにしてGKと1対1とし、倒れ込みながら放ったシュートは右隅に吸い込まれた。待望の追加点、大きな大きな2点目となった。

82分には手を焼いていたサイドの守備をテコ入れすべく中山雄、石井を入れて5-4-1に。リードを守り切り試合終了となった。この試合もクリーンシートでの勝利。今シーズンここまで4得点、2勝目と上々の滑り出しとなっている。

Comments

監督 北嶋秀朗

―まずは試合の振り返りをお願いします。

前半の立ち上がりに先制したこと、相手選手が退場したことで本来はもっとY.S.C.C.にペースを握られるはずでしたが、結果的には優位に進めることができました。

ただ一人多い中でもクリアソンは完璧に守備ができず、クオリティの高さを見せつけられました。苦しんだ中で最後は前澤が決めてくれて、なんとか勝てたという展開だったと思います。

―相手が10人になって逆に難しくなってしまう試合もありますが、どんなことを意識していましたか?

スコアによっても違うと思いますが、今回の場合はクリアソンが1-0で勝っていました。元々守備から入るということを意識しているので、一人多くても相手の良いところを消しながらカウンターで決定機を作るという方針は変えず、実際にそういうシーンは作れたと思います。

ただ、Y.S.C.C.の左サイドの攻撃には手を焼いていて、そこはハーフタイムでも修正できませんでした。選手にも謝ったんですけど、そういう場面で監督の僕がもっと早く修正できるようにしたいです。

ー5バックへの変更も、その辺りの修正が狙いだったんでしょうか?

試合を通してずっと試行錯誤していたんですけどそれでも剥がされてしまっていたので、最終的に5バックにしようと思いました。ただ5-3-2ではうまくいかず、そうこうしているうちに2点目が入り、5-4-1に変更して試合をそのまま終わらせたという感じです。

本来は中を閉じて守りたかったんですが、池谷と吉田の関係性ところで吉田が中につられてサイドを使われるシーンがあって、そこは自分の中でもなかなか解決の糸口を見つけられなかったです。

#47 前澤甲気

ーゴールシーンの振り返りをお願いします。

奪ったボールを(中山)仁斗くんがキープしてくれて、僕もそこに近い距離でいられたのがよかったです。仁斗くんのキープ力に頼って周りに人がいないシーンが多いので、チーム全体であれくらいの距離感でいられれば、もっとゴールが増えるのかなと思います。

ーFKでの相手の決定機があって、嫌なムードが漂っている中での追加点でした。

守備面では周りとコミュニケーションをとってたんですがうまくいかず、決定機まで持っていかれる場面が何本か続いていたんですけど、そこで点を取れたのは個人としてもチームとしても大きかったです。

チーム全員で走って戦って、その中で自分が点を取れたのはみんなに感謝です。自分が点を決めたからというわけではなく、この得点をみんなと喜びあえるというのは本当に嬉しいことですし、それができる良さというのは、このチームに来て強く感じていることです。

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