Match Result

ラインメール青森 2(1-0、1-1)1 クリアソン新宿

Member

Starting Lineup

GK 浅沼優瑠
DF 坂本修佑、澤井直人、相澤佑哉、吉田将也
MF 島田譲、高橋滉也、中山雄登、猪野毛日南太
FW 佐野翼、中山仁斗

Substitute

岩舘直、竹内諒太郎、鈴木翔登、村越健太 、齊藤和樹、小池純輝、岡本達也

HT:猪野毛→村越
55分:佐野→齊藤
81分:相澤→竹内、高橋→小池
89分:中山(雄)→岡本

Goal

56分:中山仁斗

Match Review

前節、実に11試合振りのゴールが生まれ勝利を収めたクリアソン新宿。今節は首位争いを演じているラインメール青森と敵地での一戦。前節の勢いそのままに上位陣を撃破となるか、後半戦の行く末を占う重要なゲームを迎えた。

立ち上がりはホームの青森がボールを保持し、正確なパス回しでクリアソンを押し込む展開に。クリアソンは前節同様、連動したハイプレスでショートカウンターを狙う。

立ち上がり早々、青森が個人技で左サイドを突破し低弾道のクロス。GKとDFの間に鋭いボールが入るが、浅沼の好判断で弾き出す。

対するクリアソンはCKからチャンスを作る。7分、低い弾道でニアを狙ったボールを坂本が逸らし、ボールは中山(仁)の足元へ。左足を振り抜くも相手キーパーの決死のブロックに阻まれる。

さらに9分、左サイドの高橋がハイプレスでボールを奪取。体勢を崩しながらも中山(仁)へ繋ぎ、素晴らしいファーストタッチでペナルティエリア内へ侵入。そのまま左足で放たれた強烈なシュートは、惜しくも相手キーパーに直撃し、先制ゴールとはならない。

序盤からオープンな展開が続き、両チームにチャンスが訪れる中、迎えた16分。青森はDFラインからワンタッチのテンポの良いビルドアップで中盤を攻略。抜け出した左サイドから中央へ折り返したボールは10番ベッサに渡る。島田が懸命に戻るも、そのプレスをいなされ中央からのミドルシュートが決まる。

青森の流動的なポジショニングとピッチを広く使ったポゼッションに手を焼く時間帯が続くクリアソン。29分には左サイドに守備を寄せられると、逆サイドで待ち構える選手へロングパス一本で大きく展開される。エリア内からフリーの状態でシュートを打たれ万事休すかと思われたが、浅沼がスーパセーブでゴールを死守。

35分過ぎからクリアソンがボールを保持する時間が増え、猪野毛の突破から何度かチャンスが訪れるも得点には至らずハーフタイム。

後半開始とともに村越を投入し、左サイドの活性化を図る。

しかし53分、青森に追加点。コーナーキックのこぼれ球を拾われると、混戦の中から右足を振り抜かれる。目の前には3枚のディフェンス陣が立っていたが、ボールは綺麗に間をすり抜けゴールに吸い込まれてしまう。

ただ、ここで終わらないのが後半戦のクリアソン。直後の56分、左サイドで獲得したフリーキック。キッカー島田はニアサイドへ早いボールを送り、飛び込んだ坂本が頭で合わせ、最後は中山 (仁)に当たり逆サイドネットへ吸い込まれ2戦連続のゴールが生まれる。即座に1点差となった試合は緊張感を増す。

得点後はクリアソンがペースを掴む。72分、右サイドから中山(雄)が上げたクロスに中山(仁)が頭で合わせるもキーパー正面。直後の74分には中山(雄)、齊藤、中山(仁)が絡んで中央を崩し、村越へ展開。ダイレクトでファーサイドを狙ったシュートは惜しくも枠の上。

終盤までゴールに迫ったクリアソンだったが、一歩及ばす。敵地での悔しい敗戦となった。

しかしながら、今節も得点が生まれ、10本のシュートを放った攻撃陣は期待を感じさせた。セットプレーだけでなく、流れの中から多様なチャンスを創出できている点は、この夏の中断期間での進化を象徴していた。