ソーシャルカフェテリアは、「スポーツクラブをハブに、ソーシャルに新たなインパクトを生み出す」ことを目指す場です。
このイベントでは、寄付希望額ごとに参加費をご自身で決めることができ、クリアソン新宿がGigiと連携する新しいこども食堂「ゆめパスカフェテリア」に、15万円、およそ150食分が寄付されました。
第1回となった今回は53名が参加。パートナーであるCPAエクセレントパートナーズの「CPASSラウンジ」をお借りして開催。
はじめに、クリアソンから「ゆめパスカフェテリア」の取り組みをご紹介しました。

パネルトークには、法人パートナーのKPMGコンサルティング株式会社取締役会長の宮原正弘さん、三越伊勢丹ホールディングス執行役員兼営業本部伊勢丹新宿本店長の近藤詔太さんが登壇。
KPMGコンサルティングの宮原さんは、従来の "コンサル" のイメージから離れて、多様な動植物が生息する場所を人が整備・保全・再生している空間である「ビオトープ」からインスパイアされた「ビジネスビオトーピング」という概念について説明。
「コンサルタントは数字が好き。でも 数字はあとからついてくるもの。やっぱりファンを作ることが大事なので、そのためには短期的には利益につながらなくても、苦しいときに助け合う、仕事がしたいと思う関係を作り合うこと。そうすれば、結果的に売上も向上するのではないか」と語りました。

三越伊勢丹の近藤さんは、KPI、売上や利益、DX化が目的化しないよう、常に「お客様の暮らしを豊かにすること」を意識しているとし「数字で取れるものは、みんな目指しやすい。でも お客様は 伊勢丹に『楽しい』『嬉しい』『かっこいい』を買いに来ている。自分たちが数字を記録して満足していてはいけない。記録ではなく、記憶に残る仕事をしないといけない」と語りました。

こうしたビジョンを実現するために、企業のトップであるお二人が社員と直接交流する機会をつくり、ソーシャルな価値の大切さを伝える、文化を作ることを大切にしているそうです。
クリアソンの活動についても、経済的価値だけではなく社会的価値の側面について言及。スポーツの持つ力に「人を集めることを」を挙げて、今後のクリアソンとの連携についてもお話いただきました。
参加した株式会社スープストックトーキョーの中原さんからは「会社の理念を理解した上で、個人が想いを持って動くこと、それを周りのメンバーが拾っていくことが大事だと感じた」Noroshi株式会社の秋元さんからは「来ている方々が『クリアソン』『ソーシャルグッド』に共感しているので、同じ目線、同じ熱量で接することができた。こういう良い出会いが、将来必ず良いものを生み出すはず」と感想をいただきました。
パネルディスカッションのあとは、参加者で交流会を実施。「ソーシャルグッド」をテーマに集まった人たち同士で交流をしました。

軽食には、地域の素材を活かしながらフードロス削減や環境への配慮に重点を置いている、無印良品のケータリングが並びました。

ゆめパスカフェテリアについての取り組みはこちら。
ソーシャル・カフェテリアは、株式会社まちのプロデューサーズが運営する、社会のために何かをしたいけれど何から始めればいいか分からない人々が集まりソーシャルグッド(社会をより良くする活動)のきっかけを見つける朝のイベント「ソーシャルブレックファースト」からアイデアをいただいています。
