株式会社Criacaoが主催、一般社団法人新宿区サッカー協会の協力で、サッカーを通じて国際交流を行う「新宿グローバルカップ2025」が、2026年1月18日、新宿区・西戸山公園野球場で開催されました。

大会は子どもの部、大人の部ともに8チームが参加。大人の部には、アフリカチームと、日本語学校2校(新世界語学院、ミッドリーム日本語学校)が初めて出場しました。日本、中国、韓国、ブラジル、ベトナム、ネパール(子どもの部のみ)がチームとして参加し、さらに個人参加としてミャンマー、エスワティニ、ガーナ、カメルーン、ザンビア、リベリア、ジンバブエからの参加者が加わりました。合計13カ国から180人(子どもの部83人、大人の部97人)が集い、過去最多規模での開催となりました。

多文化が共存する新宿から

本大会は新宿区の後援を受けて実施。また、クリアソン新宿の法人パートナーである新和環境株式会社のほか、大塚製薬、Alpen TOKYOより物品協賛をいただきました。

新宿区は、人口約35万人のうち約4万8,000人が外国籍住民という、国内でも特に多文化が共存する地域です。本大会は、そうした新宿区において、サッカーを通じて交流し、お互いを認め合う共生社会を育むきっかけとなることを目指しています。

大会の歩みと増える参加者

新宿グローバルカップは、クリアソン新宿代表・丸山和大らが新宿区サッカー協会に呼び掛ける形で2019年にスタートしました。当初は紹介やつながりを通じて参加者を募っていましたが、年を重ねるごとに大会を楽しみにする参加者が増加。今回はアフリカにネットワークを持つ関係者とのつながりに加え、日頃から「留学生プロジェクト」で関わりのある日本語学校にも参加を呼び掛けました。

例年の12月開催から越年しての実施となった今回は6回目の開催(2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)。クリアソン新宿およびクリアソン新宿フットサルの選手・スタッフが中心となってプログラムを企画し、新宿区サッカー協会と連携しながら準備・運営を行いました。

真剣にボールを追う中で生まれる交流

クリアソン新宿は、2020年11月に新宿区と締結した包括連携協定の中で、「多文化共生の促進」を掲げています。開会式では、吉住健一・新宿区長が挨拶した後、神田隆弘・新宿区サッカー協会会長が、さまざまな言語で「こんにちは」と声をかけ、和やかな雰囲気の中で大会がスタートしました。

出場チーム数の増加に伴い、今大会はトーナメント方式で実施。順位決定戦も行われ、各チームが3試合ずつプレーできる形式となりました。クリアソン新宿およびクリアソン新宿フットサルの選手・スタッフは各チームに付き、チームを盛り上げる役割を担いました。交流を目的とした大会ではありますが、大人も子どもも日頃からプレーしている参加者が多く、真剣な表情でボールを追う姿が印象的でした。大人の部では、例年華麗なテクニックを見せるブラジルが、準決勝でPK戦の末にベトナムに敗れるという波乱もありました。

また今大会では、キックターゲット、ミニゲーム(2対2)、ドリブル競走、ブラインドサッカー体験といった交流コンテンツコーナーを初めて設置。試合の合間にも交流が生まれる場となりました。

【大会結果】

<子どもの部>
①ベトナム
②中国
③ブラジル
④東京韓国学校A
⑤FC WASEDA(日本)
⑥ネパール・ブルー
⑦ネパール・レッド
⑧東京韓国学校B

<大人の部>
①FC J-Wings(日本)
②ベトナム
③ブラジル
④在日本大韓蹴球協会
⑤FC新世界語学院
⑥ミッドリーム日本語学校
⑦中国
⑧アフリカ

国籍も言語も越えて、一つのボールでつながる

その後は、新宿グローバルカップ恒例の交流戦を実施。大人・子どもそれぞれ、各国からの参加者をミックスした6チームによる試合が行われました。この日初めて出会った、言語も国籍も異なる参加者たちが、一つのボールを通じてつながり、心を通わせる姿が見られました。試合の合間にも、自然と一緒にボールを蹴り合う光景が広がっていました。

閉会式では、クリアソン新宿を代表して岩舘直(地域共創室)が挨拶。「今日のこの場のように、国や年齢に関係なく、手を取り合って一緒に時間と場所をつくることで、素晴らしいものが生まれると感じました。このグローバルカップも、関わる皆さんとともに、もっと大きく、年に何度も開催できる大会にしていきたいです。日本に来たからこそ、新宿にいるからこそやってみたいことをぜひ聞かせてください。それを実現できるような、大きなクラブになっていきたいと思います」と、今後への思いを語りました。

参加者の声

アフリカチーム
” It was fun. I wish we had more days. I like teaming up with new people"
" It was fun playing with many teammates from different background. I learn new things doing the extra activities."
「在日アフリカンにとっても、日本人にとってもフットサルを通して多くの方と交流できる最高なイベントでした。遅れてきたメンバーが、高田馬場駅で会場へのアクセスを聞いたところ、その通行人(ミャンマーにルーツがあり、若手社会人)が大会の趣旨に興味を持ち、一緒に会場まで来てくれて、アフリカチームメンバーとして飛び入り参加しました」

ブラジルチーム
"It was great, organized and a lot of fun. People in purple were awesome!”
"I would like the games to be longer. 10 minutes is too little.”

在日本大韓蹴球協会
「普段交流できない方々とフットサルを通じて交流できたところがよかったです。大会の雰囲気がとても良く楽しい時間を過ごすことができました」

FC新世界語学院
「学生たちも非常に満足していて、日本語で他国や他学校、日本人と交流する良い機会となりました」

ミッドリーム日本語学校
「学生も試合に出ている時はすごく楽しそうでした。またグランドも清潔感があってよかったです」

FC J-wings
「会場のみんなと一つになれた気がして高揚感がありました。他国の方から『応援してたよ』と言って頂き、嬉しかったと同時に『またやりたい』と言う話になりました」