ソルティーロファミリアサッカースクール 代表 鈴木良介

指導者とは

初めまして、サッカー界で仕事を始めて10数年。

現在は全国での少年サッカースクール運営や海外スクールなどを事業の中心に活動しています。

私たちの世界では、指導者が大人、指導を受ける側が子供である事がほとんどであり、 指導を受ける子どもは、初めてサッカーに触れる子どもから何年もトレーニングをしている子どもまで様々です。
だからこそ、指導者の立場が非常に重要になるのだと思います。
最近の子供達は・・・なんて会話がどこからも聞こえてくるように思いますが、子供は100%に近い割合で大人から環境を与えられます。
育つ環境も学ぶ環境も全て最初は用意されると思います。
今の子供達を育てているのは確実に私たち大人であり、そこには大きな責任があると思います。
サッカースクールでは、サッカーの本質や楽しさを教える事はもちろん、 物事に取り組む姿勢や礼儀、挨拶、コミュニケーションなど、人間性の部分も多く学んで欲しいと思っています。
指導者は、技術や戦術を教えるだけの存在ではありません。
最近は少なくなりましたが、スクールを立ち上げたばかりは沢山の指導者を採用しなければいけなかったために、多くの面接や一緒に指導を行いました。
そこで、必ず私は指導者として一番大切なことは何かを問います。
彼らは、指導力、サッカーの技術、人間性、など様々な答えが返ってきます。

どれも間違いではないと思いますが、私が一番大切にしているのは「率先垂範」です。
子供の指導で大切なことは子供達との信頼関係を築くこと。

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そして、その信頼関係に一番大切なことは「率先垂範」だと私は思っています。

面接の際に私は面接者に必ず問いかけることは、ここまで(面接場所)来るのにしっかりと信号を守り、横断歩道を渡って来れましたか? と尋ねます。
子供に指導することは、このような些細なことが一番大事になるのだと思います。
子供たちが信号を守らなかったり、横断歩道でないところを横断すれば必ず注意するでしょう。
しかし、注意する本人がそれをできていない。
そんな指導者を多く見かけます。
言葉遣いも片付けもコミュニケーションの取り方も、全て「率先垂範」できなければいけないのだと私は思います。
素晴らしい環境で育つ子供は、『最近の子供』であっても必ず素晴らしい人間に成長できると信じています。
まずは自分の日々の生活から見直すことで、より良い子供達が育つのではないかと思っています。

弊社の指導研修では、この率先垂範を軸に約70名近くいるコーチングスタッフと日々勉強しています。

ソルティーロファミリアサッカースクール 代表 鈴木良介