Interview by Player 株式会社アセットリード

語り手:営業部 課長代理 田口晋也さん

聞き手:Criacao Shinjuku 選手 #3 井筒陸也
撮影:株式会社Criacao デザイナー・カメラマン 川口創史

掲載日 2020年7月6日

資産をリードしていく存在に

私たちは「不動産の新たな価値を創造し、人々と社会を豊かにする」という理念のもと、投資用の不動産をあつかっています。資産形成が必要不可欠な時代に突入したとよく言われていますが、アセットリードは社名の通り、お客様の資産をリードしていく存在になりたいと思っています。資産とは「不動産」「お金」だけではなく、縁や輪 つまり「人」もそのひとつです。私たちは、不動産を買ってもらうだけではなく、お客様同士が繋がるような、そんな取り組みも大事にしています。

不動産は、人生で最大の買い物です。買っていただいてからも、ライフステージが変わっていくお客様をサポートし続けることが、私たちのミッションです。時折「仕事がしんどいな」と思うこともありますが、そのときはいつもお客様の顔が浮かびます。金額が大きいこともありますが、何より、人生を背負っているという覚悟、責任を持っているので「頑張らなきゃ」と奮い立たせています。

不動産業、特に投資用の商材は、まだまだ「怪しい」と感じる方も多いでしょう。私たちは「ポジティブな業界イメージの構築」ということもテーマに挙げています。例えば「がん保険」のような商品も、外資から持ち込まれた当時は、誰も日本で根付くと思っていませんでしたが、今では当たり前のものになっています。誠実に価値を伝えていけば、不動産投資も、もっと身近な存在になることができるはずです。

一方で、ひとりの営業マンとしては、ビジネスとして「販売」をしないといけない現実もあります。私も入社当初は「売りたい、売りたい」という気持ちが先走っていました。何より売れる自信もありました。しかし、結果は同期 8人中、7番目。先輩や上司と話をする中で、営業に大事なことは「売りつけることではなく、話を聞くこと」だと気づき、自分に大きな変化をもたらしました。お客様ファーストで、ともに豊かになっていくことを考えることが、長く勤めている、長くお客様から愛されている社員の共通点です。そういう先人たちがいるので、アセットリードには、お客様を大事にする文化が確立されています。

「スポーツの価値」への共感

クリアソンとの出会いですが、もともとは剣持選手(#22)、次いで丸山さん(Criacao Shinjuku 代表/株式会社Criacao 代表取締役社長)に不動産運用をしていただいたことがきっかけです。その後、株式会社Criacaoを立ち上げられるタイミングで、ビジネスでのお付き合いが始まりました。私たちとしては、お客様を大事にしていきたいという想いはあるものの、すべてのご要望に対して「Y E S」と言えるわけではありません。しかし、ブラインドサッカーをはじめ、丸山さんの語る「スポーツの価値」や「教育」に、弊社代表の北田も共感していく中で、パートナーという形で、応えたいと思うに至ったのだと思います。ひとりのお客様だった方と、今、ビジネスをご一緒できているということは、私たちとしてもとても幸せなことです。

クリアソンとの取り組みで特に印象的なものは、アスリートカレッジ(ビジネスパーソンとアスリートが混ざり学び合う場。アセットリードに協賛いただく形で株式会社Criacaoが実施)です。私は野球が好きですが、当たり前のようにプロ野球選手が参加していて、惜しみなくスポーツの一線のお話を聞くことができます。クリアソンを介することで、いつもフラットにお話しをすることができ、これは私の人生にとっても貴重です。また、ステークホルダーの方々にも、こういった機会で学んだことをシェアできることは「人」を大事にしている私たちにとって、ありがたいことです。

また、籾木さん(株式会社Criacao社員/OLレイン)も、井筒さんも、気づけばクリアソンに入って、今は、私たちと一緒にお仕事をする関係になっています。アスリートの、アスリートではない普段の人間性を知れることも、とても面白いです。

挑戦する人が感じる壁を、低くできる

関東サッカーリーグ1部にもなると、ほとんどのチームが、サッカーを中心にした生活をしていると思います。しかし、クリアソン新宿はビジネスとの両立を目指している。最近、選手の皆さんとも、一対一でお話しさせてもらう機会があるのですが、口を揃えて「サッカーもビジネスも全力でやる」と言います。「そうじゃないと、クリアソン新宿でやる意味がない」とさえ語る方もいました。丸山さんのメッセージや、チームの理念が浸透していることを感じます。

そんなクリアソン新宿が、上のステージに進むことには、本当に意義があると思います。すでに、サッカーとビジネスを両立しているクリアソン新宿に勇気をもらっている社員も、たくさんいます。野球でもなんでもそうですが「上を目指すことは、社会人になると無理なのか」と、何かを諦めている人にとっては「クリアソン新宿ができるなら、自分にもできるだろう」と、きっと思うはずです。「諦めていない人もいる」それを知っているだけで、限界を決め、壁を勝手に高くしている人のその壁が、少しだけ低くなります。それが、サッカーやスポーツの価値であり、クリアソン新宿の挑戦は、その価値を高めることに繋がっているのではないでしょうか。

私たちの関係は、ただの「スポンサー」ではなく「パートナー」です。パートナーという言葉をこだわって使うのは、とても良いことだと思っています。こうしたクリアソン新宿の取り組みを、パートナーとして一緒に大きくしていければと思っています。


インタビュー後記

ユニフォームの胸の位置で、一緒に戦ってくれるアセットリードの皆様には、日頃より格別の感謝があります。複数の事業と、クラブと、共に歩みを進めてくれる、まさにパートナーという存在です。不動産業界をも背負って、ありたい姿を示し続けるアセットリード は、サッカー界、スポーツ界にも良い影響を与えたいと思っているクリアソン新宿にとっての大先輩です。

そして、理念と結果は繋がっていて、とにかく大事なことを守り続けることが、結果にも繋がると、実体験を踏まえて教えてくれました。サッカーとビジネスを両立するクリアソン新宿の活動は、田口さんのお言葉を借りれば「諦めない人の挑戦の壁を低くする」ことに繋がっている。そう信じて、真っ直ぐに頑張っていきたいと思います。

井筒陸也