6/12(日) JFL第11節 Criacao Shinjuku vs FCティアモ枚方「SDGsキックオフマッチ」に向けて、クリアソン新宿×日本トリムで「水から考えるSDGs」対談を実施!

6/12(日) JFL第11節 Criacao Shinjuku vs FCティアモ枚方「SDGsキックオフマッチ」に向けて、クリアソン新宿×日本トリムで「水から考えるSDGs」対談を実施!

株式会社日本トリムとクリアソン新宿は、6/12(日) JFL第11節 Criacao Shinjuku vs FCティアモ枚方にて「ノーペットボトルデーにしよう!SDGsキックオフマッチ Powered by 日本トリム」を開催します。

冠試合に際して「知ってはいるけど、何をすればいいかわからない」そんなSDGsについて、クリアソン新宿でSDGsに関わる神田と、日本トリムで経営企画を担う田原さんが対談。「1年間で使うペットボトルは1人あたり〇〇〇本!?」など ”水”から考えるSDGsについて日本トリムと考えてみました!

▼ 試合詳細はこちら
https://criacao.co.jp/soccerclub/information/post-9598/

株式会社日本トリム 専務取締役 田原周夫氏
2003年入社以来日本トリムにて主に経営企画に従事。現在は専務取締役管理本部長兼経営企画部長としてIRや管理部門、開発部門などを担当。

株式会社Criacao 神田義輝
株式会社Criacao社員。クリアソン新宿のアカデミーダイレクターや法人向けの事業開発コンサルティングに従事。水戸ホーリーホックの社外取締役。リクルート所属時にCSRのセクションでJリーグ選手のキャリア支援授業に従事。選手のメンタル疾患等の人権問題への取り組みからSDGsに触れる。現在はSDGsをテーマに社会課題や環境課題をビジネスでどう解決していくか、法人向けにワークショップやコンサルティングを実施。

冠試合への期待

神田:6月12日(日)に行われるJFL第11節vs FCティアモ枚方で、日本トリムの冠試合「SDGsキックオフマッチ powered by 日本トリム」が開催されることになりました。当日は「ノーペットボトルデー」と題してマイボトルを持参された来場者には、日本トリムの電解水素水を自由にくんでいただけるほか、元陸上日本代表選手と日本トリム社員による「親子かけっこ教室×水分補給セミナー」のコラボも実施予定です。

まずは、この冠試合への期待を教えてください。

田原さん:クリアソン新宿とは昨年から法人パートナーとして様々な連携をさせてもらっていますが、今回はSDGsがメインテーマとなった冠試合でのコラボレーションとなります。株式会社日本トリムは、世間からの認知度はまだあまり高くはありません。この冠試合は「水を通して世の中に貢献しようとしている日本トリムという会社がある」ということを広く知っていただく上で、良い機会だと捉えています。

また「水」と聞けば、ペットボトルをイメージされる方も多いと思います。ただ、我々のメインの商材は整水器という家庭用管理医療機器で、一般のお客様にはキッチンに取り付けて使っていただけるものです。我々の商品が広がっていくことでペットボトルを買う機会の削減にもつながり、環境にも良い影響を及ぼし、ひいてはSDGsの達成にもつながると考えています。

水から紐解くSDGs

神田:実は、つい先日発表された※1 のですが、今年の世界のSDGs達成度ランキングで日本は18位から19位に落ちました。SDGsの達成度は、達成状況が「達成済み」「課題がある」「重要な課題がある」「深刻な課題がある」の4段階で表されますが、日本は6つの項目で「深刻な課題がある」という最低評価を受けています。「ジェンダー平等」「気候変動対策」「海の環境保全」「陸の環境保全」「パートナーシップ推進」に加え、今年 から新たに「つかう責任つくる責任」も最低評価になりました。大きく分けるとジェンダー、ものづくり、そして環境問題に取り組みの課題があるということです。

1  日本のSDGs達成度、世界19位に低下 増えた「最低評価」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d05272f4f3c8265cdac7b069edccfde408957a46

田原さん:まさに日本の課題ですね。

神田:こうした課題の中でも、特に環境問題については、整水器という商品が貢献できる側面は大きいのではないかと思っています。海の環境保全では、海洋におけるマイクロプラスチックが問題になっていますが、整水器を使うことでペットボトルを削減することができます。陸の環境保全では、実はミネラルウォーターのくみ上げ過多で土地が荒廃するという問題が海外で報告されています。海にも陸にも、環境問題に対して横断的に手を打てる可能性があると感じます。

田原さん、日本人は1年間でペットボトルを何本使っていると思いますか?

田原さん:どうでしょう…。月に10本買うとして、120本くらいでしょうか?

神田:実は183本と言われています!こう聞くと多いですよね。欧米だとリターナブルなビンが主流になっています。少し話がそれますが、弊社社員の籾木(リンシェーピングFC)はスウェーデンでプレーしていますが、彼女に聞くと「プラスチック製品は街中でほとんど使われていない」と言っていました。ビンなどのリターナブルな商材が主流で、しかも購入時にいくらか多くデポジットとして払っておき、捨てずに戻すとお金が戻ってくるというシステムが採用されています。使ったものを捨てるということ自体がそもそも少ないようです。

田原さん:子どものころを思い出すと、駄菓子屋で飲み終わったビンを戻すと10円返してくれるなんてことがありましたよね(笑) 。昔は、そうした循環が普通にあったのに、きっと利便性とかコストの観点でなくなってしまったんでしょうね。

神田:ありましたね、私もその世代です(笑) 。コーラのビンをひろって小遣い稼ぎしたりとか…(笑)。いつの間にかなくなっていましたね。しかし、ペットボトルを減らすだけであればビンを使えば叶うかもしれませんが、ビンは重いので逆に輸送時のCO2が増えてしまいます。

田原さん:地産地消で、商品を身近に回していくのが大事かもしれませんね。

神田:そういった文脈でも、自宅の水道から直接美味しい水をくむことができる整水器はまさに地産地消な製品と言えると思います。輸送時のCO2を含めると、実はペットボトル1本あたりに239gのCO2が出ているという試算 ※2もあります。それに比べ、浄水器や整水器などを通して家庭の水道から水をコップにくむことができれば、CO2は22g。約1/10以下まで低減できます。これは生産工程からカートリッジ廃棄まで含めた試算ですので、かなりフェアな試算になります。

2 消費者のためのライフサイクル評価による飲料水利用のシ ナリオ分析(三木、中谷、平尾)
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030810067.pdf?fbclid=IwAR34GXVRO0gveQiHhdq-vOv5pxKeJ014UUq6PYxhK5I7G67wtbndFRTGDhY

神田:ペットボトルはリサイクルしているからいいじゃないかという説もあります。確かに日本国内では90%のリサイクル率があります。ただそれは裏を返すと10%が所在不明ということです。また日本では、その90%のうち60%弱は、燃やして燃料に変換する「サーマルリサイクル」で処理していますが、これはリサイクルには含めないというのが世界基準です。

田原さん:当社内でもプラスチックを減らしきれていない現状はあるので、まずは自分たちから取り組みをはじめているところです。水はさまざまなシーンで利用されますので、水という切り口から特に環境問題に関連したSDGsのターゲットに貢献できると考えています。また、整水器の活用でマイナスを減らすだけでなく、プラスを作るところでも貢献していきたいです。

日本トリムでは浄水した水を更に電解して機能を付加しています。飲用では、効果が認められている胃腸症状の改善に加え、水素の作用に着目したさまざまな産学共同研究を実施し、人びとの健康増進や疾病予防への貢献、ひいては健康長寿社会の実現、医療費削減への貢献を目指しています。また、医療で血液透析へ応用し透析患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上の取り組みや、農業へ応用し生産量を向上させるというチャレンジもしています。その他、電解水の洗浄力により、工業用途での洗剤などの薬剤を減らし、結果的に環境負荷低減にもつなげていくといった研究もしています。

啓蒙から実行へ。サスティナブルな取り組みとは

神田:ここまでお話をさせてもらって、日本トリムという会社が、既に様々なアクションを起こしていること、そしてリーチできる課題が幅広いことがわかりました。

日本ではSDGsの認知度も8割を超えましたが、「では、具体的に何をやるのか?」に個人も法人も困っているのが現状です。法人の場合は、社会貢献や環境貢献の啓蒙からもう一歩進み、事業活動として利益を上げながら、社会と環境を豊かにしていく必要がありますが、これが難しい。

これまでCSRはどちらかというと「〜しなければいけない」という形が強いものでした。ただこれからは、こうした課題解決に取り組む際にポジティブな感情がセットになっていかないと、とても続きません。まさに「持続可能性」という観点です。

日本トリムのお水は単純に美味しいと感じますし、また、水をスーパーで買うと単純に重いし手間がかかります。キッチンで整水器を使えると便利ですよね。「しなければいけない」ではなく、利用する人のポジティブな感情を発露させていくことができるのが強みだと思います。

田原さん:我々のプロダクトの訴求ポイントを再確認させてもらっており、大変ありがたいです。

神田:そして、消費者行動調査 ※3 に表れていますが、サスティナブルな購買行動の傾向は実は10代・20代が高くなっています。これから購買力があがってくる未来の消費者にリーチしていくためにも、こうした視点は大事です。

クリアソン新宿もSDGsに関する取り組みについてはまだまだこれからというところです。まさに冠試合で「キックオフ」したいと思っています。「ノーペットボトルデー」を銘打ったからこそ、試合会場での飲料販売の方法や、選手がどう水分補給するかなど課題にもぶつかり、考えるきっかけをもらいました。

※3 博報堂「生活者のサステナブル購買行動調査2021」レポート
https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/92699/

田原:冠試合の取り組みで、弊社とその製品のことを一般の方に知っていただくきっかけになればありがたいです。マイボトルを持参し、当社の美味しい+胃腸に良い電解水素水を飲んでいただきたい気持ちです。ぜひ一緒に良いイベントを開催させていただき、チームの方も良い試合をして勝利を掴んでください!

● 株式会社日本トリムとは
株式会社日本トリムは、水を科学し、「快適で健康なヒューマンライフの創造に貢献する」を掲げる、家庭用管理医療機器「整水器」のリーディングカンパニーです。1982年の創業以来、健康の維持・増進対策の一環として、身体にいい水を日々の生活に取り入れる「ウォーターヘルスケアという、新習慣。」を提唱し、SDGsキックオフマッチ当日に創業40周年を迎えます。
https://www.nihon-trim.co.jp/

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