JFL第18節vs 東京武蔵野ユナイテッドFC|選手が語る!マッチレビュー Talk by #17 池谷 友喜

JFL第18節vs 東京武蔵野ユナイテッドFC|選手が語る!マッチレビュー Talk by #17 池谷 友喜

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● 試合結果

Criacao Shinjuku 2(0-2、2-2)4 東京武蔵野ユナイテッドFC

● Match Review

ー 東京武蔵野ユナイテッドFC戦を振り返ってください
暑さもある中で、前からのプレスをはじめ、全体的な強度は 正直足りなかったなと振り返って思います。失点シーンも、1失点目は、前から行ったものの入れ替わてしまって、それでも「前から行けた」というプラスの面がありましたが、2点目はクロスが流れたあと全員の足が止まってしまった。

「ゆるみ」みたいな部分が、4失点のなかでも特に直結したシーンでした。技術の前に、自分たちの集中力や 声をかけ続けられるか といったところの意識が薄かったのかなと。

ー 得点のシーンはどうでしたか?
滉也(#13 高橋)が頑張ってくれたり、康太くん(#10 上田)の持つ左足のキックの精度だったり、個人の強味が出たことによって点が取れたのかなと思っています。しかし、あのまま良い流れを続けられなかった。「いける」雰囲気があるのに失点してしまうというのは、チームとして、今シーズンを通してではありますが課題だなと思っています。

ー 全体的に惜しいシーンも多くあったかと思いますが、何か今までと違ったところはありましたか?
監督の言葉からもありますが、「前に早く」やバックパスをするではなく「前を向いて、前に仕掛けられるかどうか」といったところは自分自身も意識していましたし、チーム全体としてもそうだったかなと思います。

そう思うと前回の試合よりは、ペナルティーエリアへの侵入やシュートの回数は多かったかなと思います。そこの意識かなと。

ー 「試合が動いたな」と思う瞬間はどこでしたか?
滉也と康太くんが点を決めたときですね。それと、相手の3点目。2人が点を決めたとき、それぞれ「いけるんじゃないか」という雰囲気がありました。でもそこで流れに乗り切れなかった。ギアを2段階、3段階上げられなかった。試合が動いたシーンというか、キーになった瞬間だったなと。

また失点も崩されたというより、ふわっとした失点だったような気がします。そこは本当にチームのゆるみだったと思っていますし、そのシーンが試合が動いた瞬間だったなと思っています。

ー 印象的だったプレーは?
康太くんのフリーキックに僕はすごく感動しました。練習からとても良いキックが続いていました。前半もチャンスがあったなかで ふかしてしまったのですが、前半よりも少し難しい角度でしたが、同じような位置から次は完璧に決めてくれました。「いつも見る光景」じゃないですけど、常に積み上げているからこそあのフリーキックが試合でも出せるんだなと。めちゃくちゃ「スゲー!」となりましたね。

ー 先週はどのような1週間でしたか?
先週、FC神楽しまねと順位が近い同士の闘いだったにもかかわらず、不完全燃焼で終わってしまいました。その中で中断前の今節に懸ける想いはみんな強かったと思います。個人的にも絶対に勝つという強い意志を持って取り組みました。自分のできることややれることはやろうと思って、覚悟を決めてやった1週間でした。

チームは、前節の敗戦を引きずっていた感覚はありました。一方で、みんなが徹底して「もっともっと前に勢いを出していく」であったり、「声を出し続けよう」であったりは、たけ(#8)を中心に意識して、練習でも日を重ねて試合が近づくごとにみんな高まっていました。チームの状態も悪くはなかったですし、良くなっていたというのは個人的には思います。

ー 次節まで日が空くと思いますが、短いオフを挟んだあとどんな準備をしたいですか?
成さん(監督 成山)が試合後のミーティングで話していた「努力が見合っているのか?」ということが印象的でした。第一線、JFL以上でできる選手は一握りですが、そんな舞台をみんなが目指していて。大学や高校でそこを目指してやっていたときと比べて、今、本当にどれくらい できているのか。その目標に努力が見合っているのかどうか、ということです。

その努力に見合っていないのに、「頑張ろう」であったり「ピッチのなかでつながろう」と言っても、ボタンを掛け違えているだけ。チームというところでも個人が強くないと、それはなれ合いになってしまうし、個人の力をつけないと くだらない組織になってしまうと思っています。

そうなったときに もう一度自分自身が、それだけ命を燃やせているのか、心を燃やせているのかというところを自問自答して、じゃあ自分にできることは何だろうと。

僕は株式会社Criaaoにいるので、サッカーも仕事であるし、強く求められている部分だと思っています。ビジネスと仕事の両立ということもありますが、じゃあ本当にやりきれているのか。それに見合った結果をだせているのか。やれることはやっているのか。チームを引っ張れているのか。基準を高められているのか。そういったところは、もっともっと突き詰めてやらないといけないと思っていますし、成さんも言ってましたけど、もう一度自分と向き合ってその努力が見合っているのかなどは意識していきたいなと思っています。

中断明けのところでいうと、僕はチームで一番点を取っていて、今節でも一番シュートを打っているました。自分が決めれば良い試合になるし、決めないと苦しい試合になるなというのは今シーズン感じています。そういった「責任を背負う」「自分が決めてやるんだ」とか「自分が決めないとチームは救えない」というところを今一度整理して、それをパワーにして…。エゴじゃないですけど、チームのことを考え過ぎず、自分が決めるために要求し続けるといったところは、もっともっとやっていきたいなと思っています。


ー 普段はどんな仕事をしていますか?

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