Criacao Shinjukuは、4月2日(水)に国立競技場で一般社団法人日本ろう者サッカー協会(愛知県豊明市)が主催するデフサッカー男子日本代表のエキシビションマッチの対戦相手に選ばれました。
この試合は、障がい者サッカーの普及および、11月15〜26日に行われる聴覚障がいのある人の国際大会、東京2025デフリンピック(サッカー会場は福島のJヴィレッジ)に向けた日本代表強化および機運醸成の取り組みです。国立競技場での開催はデフサッカーの歴史上初めて。28日、国立競技場で記者発表を行いました。

エキシビションマッチ概要
対戦:デフサッカー男子日本代表 vs クリアソン新宿
日時:4月2日(水)19:00 キックオフ
会場:国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10-1)
チケットは2月10日から販売がスタート。販売サイトなどはクラブHPでお知らせいたします。
コメント
●クリアソン新宿 代表 丸山和大
「吉田監督からのご縁をいただいて今回の試合が実現しました。話をもらってとても楽しみだなと思いました。日程的にシーズンが始まっていたので監督の北嶋に相談したら、二つ返事で「やりましょう」と言ってくれました。国立競技場という場所で、新宿の人たちもこの試合に興味を持ってくれる人が多いと思うので、新宿の人たちにもデフリンピックを知っていただく機会にしたいです」
●クリアソン新宿 監督 北嶋秀朗
「初めて聞いたときは直感的に『こういうのは一緒に頑張りたい』と思いました。クリアソン新宿は、サッカーを通じて感動や豊かさを届けたいと思っているので、ハンデを持ちながら一緒にサッカーをやっていることには心が打たれますし、本気の試合をやってデフリンピックでの優勝に繋げてもらいたいです。デフサッカーに関わっている皆さんの積み重ねがあって、こうして日本代表のバナーの前で、国立での試合会見が実現していることは感慨深いですし、デフサッカーに少しでも貢献したいので一生懸命に取り組みたいなと思っています。楽しみです」
●クリアソン新宿 キャプテン 須藤岳晟
「デフサッカーの日本代表でも活動している林滉大選手が、クリアソン新宿の練習に参加してもらったことがありました。彼のコミュニケーションの丁寧さ、サッカーに対する姿勢にチーム全体が刺激を受けて、それをきっかけにデフサッカーに興味を持ちました。試合が実現して嬉しいです。本気で戦うことでお互いに学びがあると思うので、勝利に向けて戦っていきたいです」
●デフサッカー男子日本代表 監督 吉田匡良
「国立と言えばサッカーの聖地です。ここで試合ができること、本当に幸せです。デフリンピックの認知度はまだまだです。去年の5月に監督に就任してから、選手たちにはもっと日の当たるところでサッカーをしてほしいという想いを強く持ってきました。試合に来てもらえれば、健聴者と何も変わらない『本当に耳が聞こえないの?』と思ってもらえるパフォーマンスが見れるはずです」
●デフサッカー男子日本代表 キャプテン 松元卓巳
「昨年の天皇杯の決勝では、国立競技場でスピーチをさせてもらいました。次はピッチに立ちたいとそのときに古島と話していたので、それが実現して感慨深いです。僕は日本代表が19年目ですが、以前は代表の練習といえど小学校の校庭や土の公園でやっていたので、サッカーの聖地で試合ができることは夢の夢でした。支えてくださる方々には感謝の気持ちでいっぱいです。11月のデフリンピックで世界一を目指して日の丸を背負うので、どこが相手でも負けていい試合はありません。ガチンコで試合ができればと思っています」
●デフサッカー男子日本代表 副キャプテン 古島啓太
「デフサッカーの知名度はまだまだなので、この試合を通じて盛り上げられるように頑張りたいです。JFLというカテゴリー試合をするのは初めてですが、やはり世界一を目指す上で勝たないといけないと思うので、結果にこだわってやっていきたいです」